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オシャレ好きの憧れ! アパレルショップ店員の仕事の裏側&お得情報

  • 2015.1.30
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オシャレ好きの憧れ! アパレルショップ店員の仕事の裏側&お得情報

流行の服をオシャレに着こなすアパレルショップの店員は、ときに憧れの対象ともなる一方、「話しかけられるのがニガテ」と敬遠されてしまうことも。でも、彼女たちも裏ではけっこう苦労しているんです。その仕事の実態とは…!? 知っているとお得な情報もあわせてお届けします!

●意外にもガテン系! 華やかな裏側では汗まみれ

オシャレな服に身を包み、華やかそうに見えるショップ店員のお仕事。でも、その実情はかなりハード。「キレイな服を着て、立っているだけのマネキンさん」などと、あなどってはいけません。ショップ店員の仕事は、体力勝負なんです。

まず第一に、1日中立ちっぱなしで足がキツイ! とくにお姉さん系ブランドはハイヒール着用が義務づけられていることもあり、夕方以降はかなりツライ。足のむくみは当然のこと。お客さんがいないときは、こっそり靴を脱いでいることも…。そのため、行き帰りの電車では、なにがなんでも座ろうとします。必死に席取りをしているキレイなお姉さんがいたら、ショップ店員かもしれません。

また、お客さんの増える週末に向けて、木~金曜日は新しい商品がどっさり届きます。バックヤードでは重たい段ボールを積み下ろしし、両手に目いっぱいハンガーがけした服を抱えて店舗と倉庫を往復。可愛いくて華奢な店員さんも、実はそれなりに筋肉質だったりします。

●仕事はハードな割にビックリするほどお金が貯まらない

大好きなお洋服を着ながら仕事ができるのはいいけれど、実はお給料が安い! そのうえ、シーズンごとに自社の洋服を買わないといけません。だいたい3割~4割引きの社員割引で購入できる会社が多いようですが、それでも毎月何着も買えば、それなりの出費に。

また、百貨店やファッションビルなどのテナント店に勤めていると、他店の可愛い服や小物も気になります。いきおい、少ないお給料が全部洋服代に消えていく…ということにもなりがち。そのため、内緒でキャバクラなどでバイトをする人もいるのだとか。前シーズンのお洋服をネットオークションや友達に売って、お小遣い稼ぎをしている人もいるそうです。

販売成績はノルマ制のことが多く、達成すれば報奨金が出ることもあるため、お客さんの取り合いには必死。一度店を出たお客さんが戻ってきたとき、最初に接客した店員とは別の店員が売ってしまったり、レジ打ちの登録名を間違えたりすると、あとで揉める原因に。「先に声をかけたもの勝ち」という暗黙の了解があるため、手当たり次第に声をかける店員もいます。

●メリットもいっぱい! 洋服好きにはたまらない環境

そのほか、女だらけの職場なので人間関係が面倒だったり、キビシイいことも多いけれど、ショップ店員ならではのメリットも。

まずは、髪型やネイルが自由なこと。好きなブランドのショップで働くことができれば、服装はもちろんのこと、髪型やメイク、ネイルも好きなテイストで出勤できるのが、ショップ店員のうれしいところ。お洋服やオシャレが大好き!という人にとっては、最高の環境です。

また、日々、流行の最先端にいるので、自然とファッションセンスが身につきます。昔は垢ぬけなかったのに、気づけば「オシャレなお姉さん」と言われるようになっていたりします(先輩からのキビシイ指導の賜物…というケースもありますが)。

ビジュアルがよければ、自分がお店の“顔”になる「カリスマ店員」への道もあります。カリスマ店員は自分自身が動くプロモーターとして、1日に何度も着替えて、お店が「売る」と決めた商品を売りまくるのだとか。1日に1人で何百万円も売る人もいるそうです。また、雑誌にモデルのごとく出られる場合も。

セールでいち早く良い商品を買えるのもメリットです。セール時には、自社製品のみならず、隣のお店の仲良し店員に取り置きしてもらうことも。シーズン終わりのファミリーセールでは、本社の人に頼んで破格値にしてもらう、なんてこともあります。自分はさておき、友達や家族を招いて大感謝されるのもうれしいところ。

●ショップ店員に聞いた! “マル秘”お得情報

最後に、読者にうれしいお得情報を披露!

やはり商品がよく売れるのは土日。それに合わせて週末は大量に商品が入荷されます。土曜日の朝一がいちばん品ぞろえが豊富なので、新シーズンの買い物は、土曜日の午前中に繰り出すのが正解。

また、同じブランドのショップでも、出店場所によってお店の規模が違います。たくさんの人目に触れる場所にある「大型店」は、品ぞろえも量も豊富。逆に、人があまりいない場所にあるお店は「小型店」といって品ぞろえも少なめです。

当然、買い物に行くなら大型店がオススメ。同じ売れ筋商品でも小型店には1枚しか入荷されないのに対し、大型店には多数入荷されているので、買いやすい傾向にあります。また、「別注商品」としてその店だけのオリジナルがあったり、数の少ないレアな商品を取り扱っていることも。

大型店は、都心の百貨店にあることが多いけれど、ブランドによって違うもの。確実なのは、店員さんに「どこのお店が一番店ですか?」と直接聞いてしまうことです。

買い物をしたときに勧められる会員登録も、ぜひ活用を。DMがイヤで断ってしまう人も少なくありませんが、「プレセール」といって、セール期間前に会員限定のシークレットセールに招待してもらえたりと、かなりお得です。ディスカウント率はセールよりも低めのことが多いのですが、良い商品が多く残っているので見逃せません。セール期間前にちょっとした買い物をして、登録するといいでしょう。

ファミリーセールなど、大きな会場を借り切って行われるセールの場合は、2日目、3日目の朝一が狙い目。

特設会場で行われるセールでは、各店舗が売れ残り商品をダンボールに入れて本部に送り返し、それをまた会場にまとめて送るという流れで商品が入荷されます。ダンボールにどんな商品が入っているかは開けてみないとわからないところがあり、2日目以降に開けたダンボールにお宝商品が入っている場合もあるのです。

開けて出した商品のうち、良い物から売れていきますから、午後にはもう良い商品が残っていないのがセールというもの。もし初日の午前中に行けないなら、2日目以降でも、朝一に行ったほうが、いい商品にめぐりあいやすいのです。

ぜひ、次のセールから試してみてくださいね。

<取材・文/島田彩子>

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