アップリンク代表が語るクラウドファンディングサイト開設の意図と映画のこれから【前編】

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出典:https://news.walkerplus.com/article/145802/

映画配給会社として30年の歴史を誇り、渋谷でミニシアターを運営するアップリンク。彼らが4月5日からクラウドファンディングサイト「PLAN GO」をスタートさせた。その趣旨を代表取締役である浅井隆氏に直撃。映画の“これから”を見据えた展望にも言及した興味深いインタビューを前・後編、2回に分けて紹介する。

――クラウドファンディングサイトが乱立するなか、このタイミングでアップリンクさんが「PLAN GO」を始めたのはどうしてですか?

浅井:後発にはなりますが、アップリンクが運営するリアルな場と連動して、なにか面白いことができたらな…と考えていました。いま、渋谷に3スクリーンの映画館“アップリンク渋谷”と、カフェ“タベラ”、書籍、グッズなどを扱う“マーケット”という、リアルな場があります。また、2016年11月にスタートさせたオンラインの映画館「アップリンク・クラウド」もあるので、プランを募るだけでなく、起案者が達成後にそれらをうまく利用してくれたら面白いことができるんじゃないかと。そこが他社のクラウドファンディングとは違うところかな。

――現在、掲載されているプランは4つですが(※5月2日時点)、実際に応募はどれくらいあったのでしょう。1つ終了したら、1つ足していくという感じですか?

浅井:応募は倍ぐらいですね。月に2回、1日と15日に〆切を設けていて、審査後に掲載となりますので、今後どんどん増えていくと思います。まだ経験値が浅いので、育てていくしかないなとは思っています。

――設定した募集期間内に資金の目標金額を達成した場合にのみ支援者から集まった資金を受け取ることができる、All or Nothing形式にしたのはなぜなのでしょうか?

浅井:例えば、500万円必要としているプロジェクトで自己資金が200万円しかないから、300万円をクラウドファンディングで集めましょうと。ところが実際には100万円しか集まらなかった場合はスケールダウンして映画を作るのか?と。100万円だけもらったとしても出来ない可能性もありますよね。起案者が本当に最初の企画通りのことをやるのか、お金を受け取った後の責任は持てないし、それなら、きちんと企画に見合う金額を集めたらゴールにしましょうということにしました。たぶん集まらなくてもやる人はいると思うんですけどね。

――今、掲載されているプランでそれぞれ設定している金額は妥当だと思われますか?

浅井:「ニキ・ド・サンファルの映画を作ろう!」は目標金額が300万円と高いですが、綿密に計画しています。

――クラウドファンディングはリターンがどれぐらい魅力的なのかを支援者が気にすると思うのですが、その点はどのようにお考えですか?

浅井:なにか対価を期待するより、応援する、企画に参加するという起案者とのコミュニケーションが大切だと思います。

――先ほど、場を提供できれば…というお話がありましたが、掲載中のプランに関してアップリンク渋谷での上映を考えていますか?

浅井:それは起案者次第ですね。「モンゴルのヒップホップを追ったドキュメンタリーを上映したい」はアップリンクで上映するって決めていらっしゃいますが、イベントは別でと考えている方もいますね。「ニキ・ド・サンファルの映画を作ろう!」は作るのに時間がかかるだろうけど、もちろんウチで上映したいとは思ってます。

――アップリンクの媒体である「webDICE」へ記事が掲載されるというのが、起案者にとっては大きなメリットだと思います。

浅井:自分たちも起案者として内外のクラウドファンディングのプラットフォームで実行した経験から、自分で宣伝しなきゃダメなんだと。だからアップリンクは、SNSや「webDICE」といったメディアをもっているので、そこに記事を1、2回載せて、後はTwitterやFacebook等で拡散していくことは出来るかなと。ただ、拡散は出来るけれど、元となる企画が響かないと、たぶん寄付は集まらないんですよね。

――「PLAN GO」が最終的に目指すのはどういうものでしょうか?

浅井:最初に3つ考えたんです。1つ目は人が集うような場所を作ること。カフェやインターネットの技術を使ったソーシャル。2つ目はプロダクツ。ワイヤレスイヤホンだったり、こういうのがあったら良いなっていうテクノロジーを使ったものが規模の大小を問わず集まってくれれば面白いかなって。あともう1つ大きな目的として、12月にアップリンク吉祥寺を作るので、そこにつながることを他のサイトに任せるんじゃなく自ら何かやりたかったんです。クラウドファンディングの期間が40日~60日くらいが最適と一般的には言われているので、逆算して夏くらいにアップリンク吉祥寺のクラウドファンディング募集を始められればと思っています。

後編では、アップリンク吉祥寺がどんな映画館になるのか?また、クラウドファンディングと映画作りのこれからについて語ってもらった(5月7日更新予定)。(Movie Walker・取材・文/トライワークス)

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