アイメイク崩れを回避！ 夏のパーツメイクを守る長井かおりさんの丸秘メソッド

「MAQUIA」6月号では、ヘア＆メイクの長井かおりさんが、崩れないアイメイクの土台作りの方法や、+1のおすすめアイテムをご紹介。夏の過酷な環境を耐え抜くテクニックは必見！

教えてくれたのは…

メイクアップアーティスト
長井かおりさん

化粧品メーカーのBAを経て、ヘア＆メイクアップアーティストに転身。丁寧かつ、分かりやすいテクでリアルなメイク悩みを解決。

事件

ベタつく！ ドロドロ
「皮脂崩れ事件」を解決

メイク崩れの元凶でもある皮脂をコントロールするのが最重要ミッション。パーツメイクも崩れない土台作りや＋1アイテムなど、ひと手間を加えて。

まつ毛はとにかく
上向きにカール

パンダ目が怖いのでまつ毛はノータッチ……は間違い。根元ギリギリからカーラーを挟むのが大事。自分の目のカーブに合ったカーラーでまつ毛をしっかりカールアップさせれば、マスカラが下まぶたにつく心配も軽減。

アイシャドウ前には、
まぶたにお粉

時間が経つと二重の溝にアイシャドウが入り込んで、メイク崩れが顕著に……。塩パウダーをひと刷毛して表面をフラットに整えてから、アイシャドウを塗ると、ヨレにくいのはもちろん、発色も抜群に！

落ちない最強眉は、
3アイテム×スクリューでサンド

皮脂やこすれなどに強いコスメ選びも重要だが、まずスクリューブラシでこまめに梳かして、毛流れを整えながらコスメを定着させる工程も大切。

リキッド、パウダー、コートの前に、その都度スクリューで毛を梳かす。メイク前にも梳かして余分な粉を払って。

眉の形を整えるようにリキッドペンを使用。特に眉山から眉尻は1本1本丁寧に描いて。

リアルで繊細な毛が描けるリキッド。フレーミング アイブロウ リキッド ペン 04 ￥3000／SUQQU

リキッド、パウダー、コートの前に、その都度スクリューで毛を梳かす。メイク前にも梳かして余分な粉を払って。

眉パウダーをブラシに取り、手の甲で調整。眉山から眉尻を描いてから、眉頭を整える。

しっとりなめらか。カネボウ パウダーアイブラウ 01￥4000／カネボウインターナショナルDiv.

リキッド、パウダー、コートの前に、その都度スクリューで毛を梳かす。メイク前にも梳かして余分な粉を払って。

毛流れを整えたり、余分なコスメを落とすのに活躍。長井流では先を斜めに折って使用。シュエトゥールズ ブロー＆アイラッシュブラシ ￥1200（編集部調べ）／資生堂

毛流れを整えるようにトップコートを塗り、コスメと眉の密着度をアップ。

描きたての美眉を長時間キープ。汗や皮脂、こすれに強い。透明。アイブローコート ￥1000／オルビス

マスカラよりも大事な
「マスカラ下地」

まつ毛が下がったりパンダ目になってしまうのは、マスカラを塗る前の下準備と、仕上げのコーティングがされていないため。まつ毛こそ、ひと手間を。

 マスカラ下地 

濃密ベースで眉をホールド。（右から）ファシオ マスカラ ベース01 ￥1100／コーセーコスメニエンス キャンメイク クイックラッシュカーラー 透明タイプ ￥680／井田ラボラトリーズ

マスカラ

マスカラはなりたい仕上がりのものをチョイス。（右から）ラッシュモデリング マスカラ￥3500／ イプサ 激しい雨でもにじまない！ ストームプルーフマスカラ 001 ￥1500／リンメル

トップコート

ウォータープルーフのマスカラに重ねて最強の美まつ毛を。（右から）ダブル フィックスマスカラ ￥3400／クラランス マジカルカールロック マスカラベース＆トップコート￥1000／リンメル

アイラインは
適材適所で変えて

もっとも崩れやすいアイラインは、目のキワ全体をジェルペンシルで描き、目尻のみにリキッドを使用。ミニマムなアイラインを。

（右から）しなやかなコシで描きやすいリキッド。にじみにくく美ラインに。キッカ リキッドアイライナーW 01 ￥4500／カネボウ化粧品 にじみにくいくり出し式のジェルタイプ。クリームアイライナー WP ブラック ￥1000／エテュセ

片手でまぶたを持ち上げながら、まつ毛の下からペンシルでキワを埋める。小刻みに動かすのがコツ。

1で描いたラインを整えるように綿棒を滑らす。余計なアイラインは落とし、パンダ目の原因を軽減して。

目を開けた状態で目尻の延長線上にリキッドでラインを足す。太ラインより細ラインの方がモチがいい。

マキアブロガー麗子さんも
このテクで事件解決！

手持ちのアイシャドウの左下ピンクをチップで下まぶたにプラス。パンダ目になりにくく、ニュアンスづけにも！

ゴムに弾力があり、コスメ汚れしていないカーラーでまつ毛を上げる。まつ毛が下がりにくくパンダ目予防にも。

テカリが嫌で厚塗り感のあるマット肌に仕上げていましたが、砂糖パウダーを足すだけで、こんなにも抜け感のある印象になるとは！

MAQUIA6月号

撮影／向山裕信〈vale.〉（モデル） 久々江 満（物） ヘア＆メイク／長井かおり スタイリスト／高垣鮎美〈LOVABLE〉 モデル／樋場早紀 イラスト／雨月 衣 取材・文／佐藤 梓 構成／木下理恵（MAQUIA）

【MAQUIA6月号☆好評発売中】