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生花のような鮮やかさが永遠に。代々木公園近くのドライフラワー専門店「EW.Pharmacy」

  • 2018.4.25
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昨年11月にオープンした「EW.Pharmacy」は、「調剤薬局の調合」がコンセプトの、ちょっとユニークなドライフラワー専門店。一般的なドライフラワーらしからぬ色鮮やかな花々に、心奪われる人が続出しています。パッケージに詰めるほか、スワッグにしたり、ちょっとした瓶に入れたり。ドライフラワーの新しい楽しみ方を提案してくれます。

「花を捨てたくない」からスタート

代々木公園駅から徒歩6分。富ヶ谷商店街にある、グレーの大きな扉が印象的な建物。その1階がドライフラワー専門店「EW.Pharmacy」です。「調剤薬局の調合」をイメージした店内は、シックで落ち着いた雰囲気。全20種類のドライフラワーから気に入った花を選んで、スワッグを作ったり、さまざまな大きさや形のボトルにアレンジメントすることができます。

お店を立ち上げたのは、アパレルショップの店内装飾や百貨店のメインヴィジュアルなどの花のセットを手掛けるフラワークリエイター兼フラワーショップ「edenworks bedroom」店長の篠崎恵美さん。「お店で売れ残ってしまったお花や、クライアントのお仕事で使われなかった花達を、捨てずに再び生かしたい」と思ったのが、このお店を開くきっかけだったそう。

店内のドライフラワーを見て、まず驚くのは、その色合いです。色を吸わせたものやカラースプレーを付けているものもあるそうですが、天然のままのものも。美しい生花のうちに急速に乾燥させることで、まるで生花のような色鮮やかなドライフラワーに仕上げています。

さっそくオーダーメイドしてみましょう

注文する方法は、一から自分で花を選ぶ「オーダーメイド」と、お店にディスプレイされているものから選ぶ「レディーメイド」の2種類があります。花のラインナップは、2か月に1回のペースでがらりと変わります。

さっそく、「オーダーメイド」でスワッグ(10種セレクト/6000円)を作ってもらうことに。10種類の花を選ぶときに参考にするのは、メニュー表にある「処方箋」。処方箋には、全20種類の花の名前と科目、原産国、花言葉、そして、簡単な花の紹介が書かれています。

この日、選んだのは、百日草よりも花期が長いことで名付けられた「千日紅」や、山火事で花が燃えても種子は残り、再び芽を出す「ブベッセンス」、中世、悪魔を遠ざける強い魔力があると信じられ、結婚式の花束に使われていた「アキレア」など。処方箋と花を見比べつつ、全体の色のバランスについて相談しながらセレクトしていきます。「自分で作り上げた感も楽しんでほしい」と篠崎さん。お店では、オーダーメイドはあえてネット販売は行わず、お客さんと対面でコミュニケーションしながら作ることにこだわっているそうです。

「花について知ってほしい」という思いから、完成した商品には、処方箋が付く仕組み。自宅に持ち帰った後も、処方箋を見ながら花について学べるなど、ドライフラワーや花の世界を一層楽しめる工夫がされています。

スワッグのほかにも、スタイリッシュなパッケージに入れてもらえるメニュー(5種類/3000円・10種類/5000円)や、仕上がりまで1週間かかる、瓶入りの「ボトルアレンジメント」(Sサイズ6000円~)やオイルに花を詰めた「オイルアレンジメント」(Sサイズ5000円~)も。ドライフラワーの奥深い世界をみせてくれる「EW.Pharmacy」はわざわざ足を運んでも行きたいお店のひとつ。ちょっとしたプレゼントや自分へのご褒美にいかがでしょうか。

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