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一緒に歩んでいきたい! 堅牢ローファー 【30代からの名品・愛されブランドのタイムレスピース Vol.5 】

  • 2018.4.24
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30歳をすぎた頃から、手に入れたい一生ものの名品のひとつに、トラッドテイストの王道な堅牢ローファーがあります。

気軽に履けるラフさがありながら、かっちりとした端正な佇まいは、カジュアルスタイルからビジネス、フォーマルまでと幅広く、スタイリングの格上げにはもってこいのアイテム。丁寧にメンテナンスをすれば、5年、10年長く愛する大切な一足となるはずです。

左から:ローファー(H2.5cm)¥95,000/ジェイエムウエストン 青山店(ジェイエムウエストン)・ローファー(H2cm)¥137,000/エルメスジャポン(エルメス)・ローファー(H1cm)¥98,000/グッチ ジャパン (グッチ)
長く使うためにセレクトしたいのが、ベーシックなデザインに加えて、スリムなシルエット。そして長めのノーズなど、知的な印象の大人デザイン。

また靴作りに定評ある老舗ブランドならではの、見てすぐにわかる良質な革の質感、快適な履き心地や堅牢な作りも、タイムレスに身につけられるポイントです。オーセンティックなローファーでありながら、革の素材の組み合わせやカラーリング、アクセントになるバックルなど適度に遊びを効かせるとしゃれ感がアップするので、自分のスタイルに取り入れやすいアイテムをセレクトして。

【select point】
・スマートなフォルム、長めのノーズなど上品な印象の大人デザインだと年齢を重ねても長く使えます。
・ベーシックでありながら、色や素材、バックルなどのディテールで自分らしいさりげない遊び心を取り入れて。
・ローファーはとにかく歩きやすく、年齢を重ねても重宝するアイテムなので、投資価値あり。

ココは奮発しどころ、大人顔の万能ローファー6

【GUCCI】60年以上愛されてきた、グッチのアイコニックなホースビットローファー。ブランドが生み出したホースビットと呼ばれる馬具を模したメタルハードウェアをアッパーに配し、無駄のないスマートなフォルムは世代を超えて定番として使える、これぞ「タイムレスな名品」。一枚皮をベースに、甲やソールを手作業で縫い付ける「軽くしなやかな履き心地」も愛される理由です。柔らかい印象のブラウンはオンオフ問わず、重宝します。自分を格上げしてくれる名品は、大切にケアして長く愛していきたい一足に。

ローファー(H1cm)¥98,000/グッチ
問)グッチ ジャパン カスタマーサービス 0120-88-1921

【Hermès】フロントの「H」バックルとレイヤードされたフリンジレザーがアクセントの、エルメスのローファー。足元に“クラシカルで洗練”されたエッセンスが加わり、コーディネートを上品に仕上げてくれます。スムースレザーのソフトな履き心地で疲れしらずなのも、嬉しいポイント。「メゾンの品格」をアピールしつつ、長く履ける一足は高価に見えて実は高コスパなプライス。一度履くと、10年は大事に履きたくなるし、色違いで欲しくなるほど。フォーマルな場にも使える優秀アイテムとして、まさに一足持っておきたい逸品。

フリンジローファー(H2cm)¥137,000/エルメス
問)エルメスジャポン TEL:03-3569-3300
*ヒールの高さは編集部調べです

【J.M.WESTON】おしゃれプロからも”憧れのローファー”として熱視線を浴びる「ジェイエムウエストン」。1891年に創業したフランスの名門シューズブランドのシグネチャーローファーは、ブラウンとアイボリーのコンビネーションでさりげない遊びを効かせて。豊富なサイズや熟練した手作業、堅牢性の高い革素材は折り紙付き。履けば履くほど自分の足に馴染み「マイスタイル」にして長く愛せるのも魅力。コンビの差し色が効いて、いつものデニムスタイルにもハマり、大人の可愛さが演出できる一足。クラシカルでいてモダンなフォルム、「フランスのエッセンスが薫る」ルックスを堪能して!

ローファー(H2.5cm)¥95,000/ジェイエムウエストン
問)ジェイエムウエストン 青山店 TEL:03-6805-1691

【Church’s】男性からの足元への視線も感じるに違いない、老舗ブランドのローファー。1873年に創業し、正統派英国靴として知られるチャーチから、レディなヒールローファーをピックアップ。ブランドらしいマニッシュな表情はそのままに、ヒール付きで「エレガントな女性らしさ」をプラス。デニムももちろんですが、シャツワンピースやジャケットなどオフィスにも大活躍。安定感があり歩きやすい上、時間をかけて手作りされるという老舗ならではの、すっと「足に馴染む履き心地」も魅力的。品の良い上質レザーは高級感を醸し出し、レディライクなきちんと感をアップグレードしてくれます。

ヒールローファー(H6cm)¥61,000/チャーチ
問)チャーチ表参道 TEL:03-3486-1801

【TOD’S】ドライビングシューズでも有名なイタリア発のトッズからは、表情豊かなクロコダイルの型押しローファーをチョイス。アッパーにはブランドの「T」バックルをダブルでグラフィカルに配しシャープなアクセントに。足底にはブランドのアイコンであるゴムの突起がつき歩きやすさも抜群。スマートなシルエットと上品な型押しレザーで、いつものデニムスタイルもしゃれ見え確実! フェミニンな装いにも、足元に取り入れるだけで絶妙な甘辛スタイルが完成。合わせる服を選ばないから、コーディネートの幅もぐっと広がります。

ローファー(H2.5cm)¥69,000/トッズ
問)トッズ・ジャパン 0120-102-578

【JOHN LOBB】シューズ界の名門ジョンロブのレディースが日本展開を本格スタート! ネイビーのクシュベルカーフとブラックスウェードのコンビネーションが表情豊かなこちらの一足は、1994年に発表されたモデルの復刻版というプレミアシューズ。ややボリュームのあるラウンドトゥのシェイプが履きやすく“オーセンティックな魅力”も演出。ガーリーなスタイリングの引き締め役にもなり、フォーマルな場にも負けない存在感は、さすが。ハンドメイドで作られた正統派ローファーの実力をいち早く堪能して。

ローファー(H1.5cm)¥160,000/ジョンロブ
問)ジョン ロブ ジャパン TEL:03-6267-6010

■グッチの始まり
1921年にグッチオ・グッチが旅行バッグを扱うレザーグッズのショップとファクトリーをフィレンツェに創設したのが始まり。創設者の頭文字をあしらった”GGモチーフ”をデザインに取り入れ、高品質の証として使用したのはグッチが世界初といわれています。

歴史とともにバッグやシューズなどのレザーグッズを中心にウエアやフレグランス、ジュエリーなどのラインも拡大。これまでバンブーをハンドルに用いた「バンブーバッグ」やグリーン・レッド・グリーンの”ウェブ ストライプ”などブランドを象徴するアイコンを次々と生み出しており、1953年に誕生したのが「ホースビット ローファー」です。

ホースビット ローファー(H1cm)¥98,000/グッチ ジャパン(グッチ)
馬の口に含ませる“くつわ”をヒントにし、アッパーにダブルリングとバーで構成されたホースビットのデザインを配したアイテムは、日本では学生靴のイメージが強かったローファーに変革を起こし、大人のシューズへと進化させました。以来、グッチのアイコンシューズとして60年以上愛されています。

「プリンスタウン」スリッパシューズ¥132,000/グッチ ジャパン(グッチ)
2015-16年ウィメンズ秋冬コレクションよりクリエイティブ・ディレクターを務めるアレッサンドロ・ミケーレは、2015年メンズコレクションをデザインチームのトップとして率い、ホースビットローファーを進化させたファー付きスリッパシューズ「プリンスタウン」を発表し、世間の話題をさらいました。以来毎シーズン、ローファーとともに新しい素材とディテールによる新鮮なデザインでアップデートしています。

ベーシックの良さを知り、また今の気分を取り入れた新作もチェックして、ファッションに取り入れていきたいですね。

撮影・魚地武大(TENT) スタイリスト・古田千晶 文・菅原絢子

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