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いま知っておくべき5つのクリーンな美容ブランド。

  • 2018.4.24
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Photo: Jamie Stoker
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ミレニアル世代が牽引する、サステナブル美容。

この10年、よりクリーンで、健康的で、サステナブルなパッケージを採用したコスメへの需要が世界的に高まったことで、美容業界は変化を見せてきた。この業界は長い間、埋立地のゴミの量への影響も大きく、シアトル発のコスメブランド「Herbivore Botanicals」のジュリア・ウィリス共同創業者によれば、その量はプラスチックボトルだけでも年間27億本に上るという。エシカル・プラスチック素材の採用がファッション業界よりも遥かに遅れたことでも、多く批判にさらされてきた。しかし、流れは変わろうとしている。

ミレニアル世代と、ソーシャルメディアというのおかげでもある、と英国のリバティ百貨店の美容部門トップ、サラ・クーナンは話す。「人々はお気に入りのブランドに直接連絡できる手段を持っており、何か不満があればすぐにクレームを言うことができます」。トレンド調査会社「Stylus」で美容担当シニア編集者を務めるリサ・ペインもそれに同意している。「年齢でも影響力でもこの世代が育ってきたことで、これまで自らのサステナブルで倫理的な価値を深く考えてこなかったブランドは、彼らの倫理的価値観により窮地に追い込まれようとしています」

あなたも自分の美容ルーティーンに、エコな心づかいを少し取り入れてみてはどうだろう? ここからはまず試してみるべき5つのブランドを紹介していく。

Tata Harperの「リジェネレーティング クレンザー」。

「緑の女王」として有名な、コロンビア生まれのタタ・ハーパーが手がけ、自らの名前を冠した製品ラインは、そのノントキシックでナチュラルな、結果重視の成分調合で、多くの有名人たちに愛用されてきた(グウィネス・パルトロウエマ・ワトソンもファン)。 製品はバーモント州にある彼女の農園で作られ、小分けにされ、直接出荷される。彼女が自分のブランドを創業したのは、約10年前のこと。創業前、家族に健康上の問題が起きたことがきっかけで、彼女は自分の購入する化粧品を見直した。「自分が本当に求めているものが見つからないことに気付いたのです。それは、100%自然で、贅沢な製品でした」と、彼女はVOGUEに語る。「当時、美容製品に自然やオーガニックを求めると、品質が下がると考えられていました。そんな認識をすっかり変えたかったのです。なぜなら、正しい方法でやりさえすれば、自然素材による美容は究極の贅沢だからです」
 
「リジェネレーティング クレンザー」は、毛穴の汚れや角質を落とし、肌を輝かせてくれる。白柳の樹皮、ザクロ、アンズの種などの自然原料を、高度な科学的配合により混合することで、肌の潤いやバランスを保つ、泡立たないクレンザーが生まれたのだ。

Herbivore Botanicalsの「ムーンフルーツ スーパーフルーツ ナイトトリートメント」。

シアトルに住むジュリア・ウィリスとアレックス・クメロウ夫妻は2011年に、オンラインマーケットプレイスのEtsyでHerbivore Botanicalsの販売を始めた。その時、自分たちのブランドが美容業界で最も人気のあるブランドの1つになるとは、夢にも思わなかった。彼らのバンブーチャコールソープはまさにカルト的な人気を集めテイル。Herbivore Botanicalsの全ての製品は、二酸化炭素排出量を減らすため自宅近くで調達した生分解性の原料で作られ、パッケージにはリサイクル可能なガラスと箱が使われている。「私たちはサステナビリティーをとても重要視しています」と、クメロウは言う。2人は業界の先頭に立ち、循環生産サイクルへの転換を推進している。

「ムーンフルーツスーパーフルーツナイトトリートメント」は、抗酸化効果のある原料(ウチワサボテン、ゴジベリー、レッドラズベリーの種)や、保湿効果のある原料(シアバター、コクムバター)、湿潤効果のある原料(植物性生体同化ヒアルロン酸)を使用。これらの成分が融合することで、睡眠中に肌に栄養と潤いを与え、皮膚を再生する。翌朝目覚めると、驚くほど滑らかでしっとりとした肌に気づくはず。

RMSの「ルミナイザー」。

著名なメークアップアーティストのローズマリー・スイフトは、使っていた美容製品が自分の体調不良の原因になっていたことを知り、クリーンな美容製品の提唱者となった。彼女は長年、ルイ・ヴィトンなどのブランドや、ミランダ・カージゼル・ブンチェンティルダ・スウィントンなどのスターたちと仕事をしてきたが、自身の血中における金属・薬品・化学物質による毒性レベルが高いということを発見。自分が関わってきた業界に一から目を向けるようになった。そして、自身の美容ブランドを立ち上げ、女性の化粧品の使い方を変えることが唯一の選択肢であることが、はっきりと分かったという。「私はとても長い間、美容業界で働いてきました。その間、見た目を良くするその場しのぎのやり方をとれば、どのような結果になるかを見てきました。そして、美しさを追求した結果、私たちの健康がその代償を払うことになるかもしれない、ということを身をもって知ったのです」と、彼女は言う。ミネラルが入った環境に優しい彼女のコスメは、そのクリーンな性質はもちろんのこと、彼女が作り出してきた鮮やかなシェードや大胆なぼかしができる使い勝手のよさでも有名である。

ココナッツオイルとビーズワックスの入ったRMSの「ルミナイザー」は、従来のハイライターのような粗さの目立つ輝きではなく、純粋に光を反射する柔らかな輝きを肌に与えてくれる。

Davinesの「オイ」シリーズ。

家族経営のヘアケアブランドDavinesは、ファッションや美容業界関係者たちに根強い人気があるだけではなく、サステナブルな美容キャンペーンにおける指導的な存在の1つでもある。上質な自然原料を使い、完全にリサイクル可能なヘアケア製品を提供すると共に、Davinesは“美しさとサステナビリティー”のメッセージを掲げる革新的なプロジェクトの活性化を約束している。例えば、「I Sustain Beauty (私は美しさを持続させる)」というキャッチフレーズは、美容のプロたちの国際的なコミュニティーが、サステナビリティーの認知度を上げるプロジェクトの際に掲げる、世界的な合言葉になっている。これは、同社のイデオロギーを支える全方位アプローチの一部。「美しさのサステナビリティーを作り出すことで、私たちは人々が自分自身を大切にし、自分が暮らし働く場所の環境を大切にし、自分が愛するものを大切にするよう働きかけます」

ゼロ・インパクト プロジェクトの一部である「オイ」シリーズは、アマゾンで発見された原料のルクを使い、髪を柔らかく再構築し、強い抗酸化成分を与える。その香りは信じられないほど素晴らしい。

Sana Jardinの「バーバー・ブロンド」。

エイミー・クリスチャンセン・シ・アフメドの香水ブランド、Sana Jardinの拠点はロンドンに置かれているが、彼女の慈善活動の中心はモスクワである。彼女のブランドはエシカルであることをこの上なく重視している。例えば、ボトルやキャップはリサイクルされたものを使う。香水にフタル酸、人口着色料、パラベン、ホルムアルデヒドは使われていない。また、動物実験も行わない。そしてさらに一歩進んで、女性従業員に香水の副産物を使ったサイドビジネスを開発させている。
 
Jardinの強力な7つのシリーズの中で最も売れている香水「バーバー・ブロンド」は、モロッコオレンジの花、ネロリオイル、ムスクのノートを持っており、その香りがあなたを異国の地へと誘ってくれる。
参照元:VOGUE JAPAN

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