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老化を促進させる「糖化」とは? 老化しないグルテンフリー食生活のすすめ

  • 2018.4.15
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「糖質」が食べたくなるはなぜ?

老化を促進させる食べもののひとつには、糖質があります。現代の日本人は「糖質依存症」と言われています。糖質とは、炭水化物から食物繊維を取り除いたもので、体の主なエネルギー源です。主食となりご飯やパン類、イモ類などに含まれています。

糖質依存とは、糖質をとりすぎることで、さらに糖質が食べたくなる依存状態のことです。なぜ、私たちは強く糖質を求めてしまうのでしょうか?

通常、私たちはものを食べると血糖値が上がります。特に糖質は、血糖値が上がりやすいのが特徴です。上がってしまった血糖値を下げるために、すい臓からインスリンというホルモンが分泌されます。しかし、糖質をとり過ぎているとインスリンが過剰分泌され、食後すぐに空腹になってしまい、さらに糖質を食べたくなるという状態が起こります。

糖質の中でも、パンの原材料である小麦に含まれる「グルテン」は、こうした禁断症状が伴う物質なのです。

 

まだ間に合う!?「老化」を抑える対策

みなさんは「糖化」という言葉を聞いたことがあると思います。糖化とは、糖質とたんぱく質が結びつき、たんぱく質が劣化してしまう反応のことです。
この「糖化」が老化を促進する要因として、医療・食品界や美容業界で注目されています。
糖化は「体のコゲ」とも呼ばれており、専門的には「糖化反応(メイラード反応)」と呼びます。

例えば、ホットケーキをつくるとき、おいしそうに、表面がこんがりと焼けてキツネ色になっていきます。これは、ホットケーキに含まれる「砂糖」が、卵や牛乳などの「たんぱく質」と結びつき、熱を加えることで変性しているのです。これが「糖化現象」です。実は人間の体でも同じことが起こっているのです。

実は、この糖化反応によってできた悪玉物質が、私たちの体の老化の原因になっており、「AGEs(Advanced Glycation End Products)・終末糖化産物」と呼ばれるものです。

体内でできるAGEsの量は、「血糖値×持続時間」です。つまり、高血糖状態が長く続くと、体の中で糖とたんぱく質が結びついて多くのAGEsがつくられていきます。これは年月とともに、増えていきますので、なるべく血糖値を上げない食品を食べるように心がけましょう。

パンやパスタ、うどんなど小麦でつくられた加工食品は、どうしても血糖値が上がりやすい食品が多くなります。また、パンには砂糖を多く含むものもあります。

主食であれば、精製度が低い食物繊維を多く含む、玄米、十割そばなどがおすすめです。イモ類やトウモロコシ、砂糖を多く含むお菓子や清涼飲料水なども、血糖値が上がりやすい食べものです。

若々しい肌を保つために毎日の食事に気つけて、年齢に負けない美肌をキープしましょう。

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