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男性に「あざとい」が人気な理由って?

  • 2018.4.14
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「あざとい女子が嫌い」
こう考えている女子は少なくありません。まあ「あざとい」とか呼んじゃってる時点でネガティブな感情が入っちゃってるんで、もうちょっとニュートラル&具体的に形容するなら、いちいち男子と距離が近い、いちいち上目遣い、いちいち男子と話すとき声色が変わる、いちいち男子を褒めてる、こんな感じでしょうか。


そして、そんな憎っくき”あざとい女子”に、自分が気になっている男子をものにされてしまったりなんてしたら、その女子だけではなく「なんであんな女に落ちてるんだ、バカなんじゃないか」とその好きな人までを蔑んでしまったりもするかもしれません。


だけれども、「本当に自分には1ミリのあざとさも必要じゃない」、こう決断する前に、「あざとい」ということ言葉の意味を、改めて考え直してみるのもいいかもしれませんね。

「あざとい」と感じる仕組み

例えばある飲み会で、友達のある子が誰か男子に対して、酔いにかまけて今にもしなだれかかりそうなほど接近しているとしましょう。これをあなたは、「あの子、あざといなぁ」と感じているのに、一方でどうやら、彼はそうまんざらでもなさそうな様子です


同じ行動に対して、自分と彼とでこれだけ受け取り方に違いがあるのはどうしてでしょう。


単純に、男子と女子との間に価値観の違いがあるから?
それとも男子がかなり馬鹿だから?


どれもそんなに外していないのかもしれませんが、正確には、違います。


「あざとい」というのは、私なりに正しく定義するなら、こういうことです。
自分が相手に求める異性としてのアピールの量を「求」、相手が実際に自分に対してしてくる異性としてのアピールの量を「実」としたときに、「求<実」となっている状態。これが、「あざとい」と感じる現象の仕組みです。


少し考えてみればわかりますが、あなたとその友達が同性の場合には、当然あなたが彼女に対して求める異性としてのアピールの量は「求=0」です。一方で、飲み会にいた彼の場合は、男子ですから、普通は「求=10」くらいはあるでしょうね。


ここで、その友達の実際のアピール量が「実=5」くらいだったとましょう。それでも女子から見れば、それは十分にあざといんです。だって、「実=1」でも「求<実」なんですから。逆に男子の場合には一定のキャパシティがありますから、「実=10」までは平気で、「あ、かわいい」と感じられます。むしろ10に近ければ近いほど嬉しいでしょう。
これが、女子と男子との「女子のあざとさ」に対する感覚の違いの正体です。

「女子の目」をあまり想像しない

さらに深掘りして見ましょう。
”あざとい女子”のことを(ここだけは)誤解しないでほしいのですが、彼女たちは、自分のあざとさが、まさか万人受けしているとは思ってません。自分の行動や仕草が、「女子からは絶対にウザいって思われてるよなー」ということはわかっています。ようするに、上の「求<実」の公式を知っているんです。


そして、この公式を知っているということは、「女子からウザいと思われてるからって、そんなの気にしない」という開き直りができているということでもあります。だって、自分が何か男子にアピールをしたとき、女子には「あの子、あざとーい」と思われるのは上で書いた通り当然である一方、「実=11」にさえならなければ、男子からは好意的に受け取ってもらえるんですから。


だから、普段から他の女子のことを見て「あの子、あざといなぁ」とか考えたりしているときには、自分が主人公になったときには行動するのが少し苦手です。受け手が男子になると、まったく事情が違ってくるということを無視して、女子が女子を見るときの「求=0」基準で考えてしまうからです。「自分がこれをされたら・・・・・・」じゃなくて、「男子がこれをされたら」という「求=10」基準を想像しないとポジティブになれません。そうしないと、何をやっても、きっと「求<実」になってしまうと錯覚してしまうからです。だから萎縮しちゃう。


あなたと恋をするのは、女子じゃなくて男子。あなたを評価するのは、心の中にいるあなたじゃなくて、男子なんです。当たり前ですよね。


そのために、男心を解説したコラムを読んだり、また実際に彼氏や知人の男子とのコミュニケーションを通じて男心を学んでいくことで、心の中に”男子目線の私”を育てていく、そして、(同じ女子に対して少し厳しい)”女子目線”の呪縛を逃れた人というのが、すごく自由で「実=10」で走る恋ができる人なんじゃないかなぁと思うんです。(遣水あかり/ライター)


(ハウコレ編集部)

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