ロエベがテート・ブリテンの現代美術展でアンセア・ハミルトンとコラボレーション。

グリーンのバッファローレザーとビンテージ風カーフレザーに覆われた、ファイバーグラス製頭部。シルククレポンのナイトガウンにはマルチカラーのプリントが施され、襟とカフスはベルベット生地。
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ロンドンのテート・ブリテンの彫刻専用ギャラリーで2000年から開催されている現代美術展「テート・ブリテン・コミッション」。新古典派のデュヴィーンギャラリーの壮大な空間にアーティストを招き、新たな作品を制作してもらうというものだ。

今年のアーティストは2016年にターナー賞にノミネートされたアンセア・ハミルトンで、パフォーマンスと彫刻を組み合わせた体験型インスタレーション「The Squash」が開催されている。ハミルトンはギャラリー全体に7000枚以上もの白いタイルを敷き、アート作品の台となる構造物を設置。ここでカラフルな野菜のような衣装に身を包んだキャラクターが６か月間続けてパフォーマンスを行う。

異なる種類のウリやカボチャの色や形状を取り入れた7種の衣装は、ロエベ（LOEWE）のクリエイティブディレクター、ジョナサン・アンダーソンとのコラボレーションによるもの。ウリにインスピレーションを得たオーガニックな質感の衣装とかぶり物には、手塗りのレザーやプリントされたシルククレポンなど幅広い素材が使用されている。パフォーマーたちは毎日衣装を選び、その空間内で自分のキャラクターを演じる。

入場無料で鑑賞できるこの企画展は10月7日（日）まで。8月3日（金）にはハミルトンと7種の衣装を使ったパフォーマンスも予定されている。ロンドンに行く機会があればぜひ訪れて。
2018年テート・ブリテン・コミッション「The Squash」
期間／～2018年10月7日
会場／Tate Britain Duveen Galleries
Millbank London SW1P 4RG
10時 － 18時（無休） 
入場無料
Tel.／ +44(0)20 7887 8888 
www.tate.org.uk

参照元：VOGUE JAPAN