1. トップ
  2. 恋愛
  3. 親子にとっての試練!「慣らし保育」で新しい環境に慣れるポイント

親子にとっての試練!「慣らし保育」で新しい環境に慣れるポイント

  • 2018.4.12
  • 17257 views

4月は大きく環境が変わる季節です。入園、入学などに加え、このタイミングで育児休業を終えて仕事に復帰するママも多いのではないでしょうか。出産から常に一緒にいた我が子と離れ、育児と仕事を両立していくという大変さもあるでしょうが、子どもにとっても大きく環境が変わります。いきなり長時間預けるのではなく、徐々に時間を延ばす「慣らし保育」を取り入れる園が増えていますが問題点等もあります。慣らし保育を行う際にはどんなポイントを押さえておけばよいのでしょうか。

保育時間を少しずつ延ばす慣らし保育

慣らし保育は、新しく入園する子の保育時間を始めは短時間から少しずつ延ばしていくものです。その期間やスケジュールは園と相談したり希望で決めたりすることとなります。慣らし保育の期間は、最短で3日・最長で2週間と言われていますが、一般的には1週間~10日程です。最初は保育園に預ける時間を1~2時間からスタートし、昼食後・昼寝後・夕方まで、と徐々に時間を延ばして慣らしていきます。

育児休業を終え保育園に預けると、子どもにとっては毎日親と自宅で過ごしていた生活から大半を保育園で保育士らと過ごす生活に変わります。急激な環境の変化に対応できないということを防ぐために、慣らし保育を実施する園が増えたのです。親にとっても、保育園に子どもを預けながら働く生活を徐々にイメージすることができます。

慣らし保育を実施するにあたっての弊害

育児休業をあけたママに企業側は復帰当初から通常(フル)勤務を期待することが多いです。ママとしても「仕事を休めない」「保育料を払っているのだから通常の時間預かってほしい」という声も少なくありません。

慣らし保育を行う間は仕事を休んだり早退しなければならなかったりするため、育児休業を利用したり復職後の場合は有給利用や欠勤扱いなどで対応する必要があります。夫婦交替で半休を取ったり、祖父母や親戚に協力をあおぐ、ファミリーサポートなどの地域サポート制度を利用したりするなど工夫している家庭も多くあります。

保育園に預け始めのころは、保育士も一人一人の生活リズムや性格を十分把握しておらず十分な保育が行き届かなくなります。慣らし保育を行うことで、子ども・親・保育士がそれぞれ余裕を持って信頼関係を築くという効果が期待できます。

こうした背景を踏まえ、多くの施設で慣らし保育を実施する方向となっています。市区町村でも、慣らし保育への理解を促すための取り組みを実施しているところが増えています。

実施するためには弊害もありますが、新しい環境に無理なく慣れるためには時間が必要です。特に低年齢の子どもにとって急激な環境の変化は情緒不安定を引き起こし、泣き続けたりご飯を食べなかったりと過度なストレスを伴うこととなります。

慣らし保育を行う際のポイント

・1週間ほどかけて徐々に時間を延ばしていくことが望ましい

・慣らし保育をどう進めるかは、保育園と相談して決める

・保育園の送迎時や連絡帳などを活用し、保育士らに子どもの性格や好きな遊びなどを積極的に伝える

・甘え泣きのような泣き方をしている時は、保育士に任せて潔く退室する

・お見送りの時に、バイバイやハイタッチなど、気持ちを切り替えることのできるサインを習慣化する

親にとっても子どもを預けて働くことは、不安な部分があります。さらに仕事の都合などで焦る気持ちもあるでしょう。しかし親の不安な気持ちを子どもは敏感に感じ取ります。可能であれば慣らし保育を取り入れ、スケジュールに余裕を持たせ、焦ったり不安な様子を見せたりせずにどっしりと構えましょう。

親が心配するよりも子どもは早く新しい環境に順応するものです。慣れやすい環境を作ってあげたら、後は過度に心配をせずにしっかりと子どもと向き合ってあげましょう。

の記事をもっとみる