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40㎏やせのインスタグラマーが指摘する「太る人の食べグセ」

  • 2018.4.10
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やせる近道ってあるの?

ダイエットは楽しいことばかりではないから、短期間で結果を出したい人が多いもの。だからといって極端なカロリー制限によるダイエットは厳禁。長くは続かないし、生理が止まることもあるなど、健康に悪影響があるからです。たとえカロリー制限で目標を達成したとして、長期にわたるダイエットで体が省エネモードになっているため、食事をもとに戻せばあっという間にリバウンドを招き、それまでの努力が水の泡になることも少なくありません。

Martyさんは、40㎏ものダイエットを成功させてから2年近く経った今も、リバウンドせず体型を維持していますが、以前は極端なカロリー制限のダイエットで失敗したといいます。
「きゅうりと春雨スープといったカロリー制限だけのダイエットは、体重の減りも早かったけど、リバウンドも早かったです(笑)。ダイエット中の食事は、単純にカロリーだけを制限するのではなく、栄養面にも目を配ることが必要。それに気づいてからは、カロリーは落としても代謝と筋肉を落とさないためには食事はきちんと、とりわけたんぱく質をしっかりとることが重要なので、今は糖質制限のダイエットをしています。糖質制限は意外と食べられるものが多いし、慣れると楽しいんですよ。相変わらず大好きなチョコレートはやめられないので厳密な糖質制限ではないのですが(笑)、糖質をとりすぎているわけではないし、ストレス解消になっているし、食べたぶんは運動で消費しているのでOKとしています」

食事はエサではありません!

オンラインで相談を寄せるクライアントの中でも、なかなかやせない人には共通点があることに気づいたといいます。

「アドバイスをするため、クライアントには毎日の食事の写真を送ってもらっています。今まで多くの人の食事を見てきたのですが、『やせたいのにやせない』ほとんどの人が、ランチョンマットや箸置きを使っていないんですね。それだけでなく、食事の写真にテレビのリモコンやティッシュの箱、ノートや本など、いろんなものが写りこんでいて、テーブルの上が乱雑なのが想像できます。つまり『今から食事をします』という状況になっていないのです」

また食べ方にも問題があるよう。

「TVを観ながらダラダラ食べたり、ダッシュで食べたり、ひどい人になるとキッチンで立ったまま食べたりしています。言い方が悪いかもしれないけど、まるでエサ?……って感じです。毎日の食事は、体に入れる大事な行為なのに『食べますよー』という合図が一切ない。ただでさえダイエット中は、食事を節制するため楽しみが減るもの。せっかくのお楽しみタイムが、それじゃつまらないよね、と思います。彩りを考えてお皿に盛るのも大切なことなのですが、その前にちゃんとランチョンマットを敷いて、テーブルをキレイに整えて……そういうところから食事と向き合うことが大事だと思うんですよ」

ランチョンマットを使うと、食事と向き合えるばかりではありません。

「ランチョンマットを敷かなかったり、大きなお盆やお皿を使ったりすると、人はそこに置けるだけ置こうとする心理が働くので、ついつい食べ過ぎてしまう原因にも。でもランチョンマットを敷けば、その範囲内に収める意識が高まるので、おかずを乗せすぎる心配が減ります」

栄養バランスはもちろん、ランチョンマットをしいておいしそうに盛り付け、食事を楽しむことが大事!

最近話題のつくり置きにも、食べ過ぎてしまう人は要注意です。

「私もみそ汁はつくり置きしていますが、基本的にその日食べるものだけしかつくりません。つくり置きは、忙しくてどうしてもコンビニなど出来合いの食事が続きがちな人は取り入れてもいいですが、基本はその都度つくるのがベター。なぜならつくるプロセスから食に向き合うほうがいいからです。それにつくり置きをすると、すぐに食べられるものが冷蔵庫にあるという状況ですから、意志が弱い人は夜中食べてしまう可能性もあるので、食べきれるだけ用意したほうが安全ですね」

Martyさんの食事例。小鉢に盛って華やかに。それぞれは少量でも満足感があがります。

ダイエット中ではなくても、体をつくる毎日の食事はおろそかにしてはいけないと考えているMartyさんが推奨する食のルール、あなたは以下の項目をきちんと守れていますか?

□ランチョンマットを使う
□箸置きを使う
□おかずはワンプレートではなく小皿で盛り、たくさんあるように見せる
□テーブルの上に、食事とは関係のない余計なもの(リモコン、ティッシュ、ケータイ、日用品など)は置かない
□見た目もおいしそう&美しく食事を盛る
□出来合いの総菜も容器のまま食べるのではなく、お皿に移してキレイに盛る

カロリーや栄養面に気を配るのはもちろんですが、心に栄養を与える気持ちで、食べる行為とていねいに向き合ってみませんか?

 

取材・文/平川恵

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