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【ダイエットが続かない人、必見! 脂肪代謝スープでやせる】

  • 2018.4.8
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ダイエットのキモは“持続”! だから食べないダイエットは絶対に続きません。そこで今、注目したいのが管理栄養士・金丸絵里加先生考案の「脂肪代謝スープ」。おなかを満足させつつもやせ体質を作る、魔法のスープです。

脂肪代謝スープって?

そもそもスープは食材がやわらかくなるまで火を通しているので消化が良く、しかも汁ものなので食べたあとの満足感も高いため、ダイエットのときに非常に助かるメニューです。金丸先生が考えた「脂肪代謝スープ」は、そのスープをダイエット向けにさらに進化させたもの。

「簡単に言うと、脂肪を代謝させる栄養素を持つ食材を組み合わせて作るスープのことです。でも、ただ組み合わせただけでは、カロリーオーバーになったり、糖質を摂ってしまうことになるので、そのあたりもきちんと考慮・計算しています。また、1食このスープに置き換えたとしても栄養不足にならないよう考えているので、肌や髪のツヤ感を失うことなくやせることができますよ」(金丸先生)

<脂肪代謝スープの基本設計図>

たんぱく質+ビタミンB1+ビタミンB2+クロム+レプチンを増やす食材(亜鉛・ビタミンE、たんぱく質、マグネシウム)

「脂肪代謝スープは、上記のように

体の構成成分となる【たんぱく質】

糖質を代謝させる【ビタミンB1】

脂肪の代謝を促す【ビタミンB2&クロム】

脂肪細胞から分泌され、脳の中枢神経を刺激し、満腹感を与えるホルモン【レプチン】を増やす栄養素を持った食材

を合わせて作ります。とはいえ、栄養素の話ばかりしても何のことやらわからないですよね(笑)。以下に脂肪代謝スープを作る際に使える食材を上げておきます。食材さえわかれば、自分でオリジナルのスープレシピを作ることもできますものね!」(金丸先生)

<脂肪代謝スープ食材表>

●たんぱく質
鶏ささみ、鶏むね肉、豚もも肉などの肉類、鮭やブリ、鯵、海老などの魚や魚介類、豆腐や納豆などの大豆製品、卵
●ビタミンB1
豚もも肉、ハム、たらこ
●ビタミンB2
たまご、鯖の水煮、パセリ、カマンベールチーズ、たらこ、納豆
●クロム
あおのり、海苔、カレー粉、アーモンド、コンビーフ、ほうれん草、ブロッコリー、キャベツ
●レプチンを増やす食材
<亜鉛を含むもの>
かき、カニ缶、牛肉、チーズ、枝豆、グリンピース、パセリ、ほうれん草、アスパラ(亜鉛)
<ビタミンEを含むもの>
かぼちゃ、赤パプリカ、しそ、はまち、メカジキ、鯖水煮缶、ナッツ類
<マグネシウムを含むもの>
油揚げ、ゆで大豆、納豆、がんもどき、えだまめ、つるむらさき、オクラ、ごぼう、ほうれん草

「これらの食材にさらに脂肪燃焼アイテムとして辛味成分カプサイシンを持つ唐辛子やキムチ、豆板醤、基礎代謝を上げ、脂肪の燃焼を促すヨウ素を含む海草、腸内環境を整える食物繊維の多い食材を加えていくとより体にいい脂肪代謝スープになりますよ。ちなみに食物繊維の多い食材は、豆類(ミックスビーンズや大豆水煮など)、おから、海藻類、きのこ類、もち麦、ごぼう、グリンピース、パセリ、オクラ、モロヘイヤ、コーンなどです」(金丸先生)

作ってみよう! 脂肪代謝スープ

それでは上記の材料を使って、金丸先生が考えたスープレシピをご紹介。

「『鯖缶とキムチのスープ』は電子レンジに材料を入れるだけでできるので、忙しくて料理をする時間が取れない日や、疲れて大げさな料理を作りたくないときにおすすめ。鯖からいいだしが出るので、おいしいんですよ。そしてもう1つ『ひき肉と野菜のスープベース』は一度に大量に作っておくと便利です。もちろんそのままいただいてもいいですが、スープベースなので、いろいろなアレンジをして楽しむことができます」(金丸先生)

鯖缶キムチスープ

◆材料(1人分)
鯖水煮缶……1/2缶
まいたけ……1/3パック
ブロッコリー……2〜3房(ゆでたほうれん草でも可)
白菜キムチ……40g
すりごま(白)……大さじ1
しょうが(すりおろし)……小さじ1/2
みそ……小さじ2
水……1と1/4カップ

◆作り方
1.
まいたけはほぐし、ブロッコリーは小房に分ける。キムチは大きければ粗く刻む。
2. 耐熱ボウルにまいたけとキムチ、しょうがを入れ、鯖水煮缶の缶汁、みそを入れて溶く。
3. 2に鯖の身、ブロッコリーをのせ、ラップをふんわりとかけて、電子レンジで2分30秒(600W)加熱する。
4. 一度取り出し、すりごまを加えてひと混ぜし、水を加えて再びラップをして1分30秒〜2分加熱する。

ひき肉と野菜のスープベース

◆材料(4〜5杯分)
豚ひき肉(できれば赤身ひき肉を)……300g
玉ねぎ、赤パプリカ……各1個
えのき茸……小1袋
パセリ……1枝
オリーブオイル……大さじ1
水……5カップ
塩……小さじ1/2

◆作り方
1.
玉ねぎ、パプリカは1㎝角程度の大きさに切り、えのき茸は2㎝長さに切ってほぐす。パセリはみじん切りにする。
2. 鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎ炒める。玉ねぎが透き通ってきたら豚ひき肉を加え、ほぐしながら炒める。
3. 肉の色が変わってきたら、えのき茸を加え、炒め混ぜる。
4. 水を注ぎ入れ、沸騰したらパプリカと塩を加えて6〜7分煮る。
5. パセリを加え、ひと煮立ちしたら火を止める。
※冷蔵庫で4〜5日、小分けにして冷凍庫で2〜3週間もちます。

<スープベースを使っていろいろアレンジ>
刻んだトマトを加え、塩、こしょうで味を調え、最後にカマンベールチーズを千切り入れてミネストローネ風に。
豆乳か牛乳などを加えて、カレー粉で味付け。クリームカレー風に。
刻んだキャベツを加えて、卵を落とし入れればボリュームある“食べるスープ”に。
もずく酢(味つき)を加え、刻んだねぎとちぎった豆腐を加えてサンラータン風に。

教えてもらったのは
料理研究家・管理栄養士
金丸絵里加先生

食を通じて健康になることをモットーに、ヘルシーな家ごはんやおつまみのレシピ提案。監修書籍は50冊以上にのぼる。TV、雑誌、企業や施設へレシピ提供や栄養指導でも活躍する、ヘルシーごはんのエキスパート。自身も“夜低糖質ごはん”を実践し、現在18カ月。6㎏の減量に成功。著書に「女子のやせ定食」(光文社)や「糖質オフで大満足!やせるスープ」(エイ出版社)など多数。

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