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躍動する若者の街、カンボジア・プノンペン。【アジア 2018】

  • 2018.4.4
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王宮や寺院の向こうには近代的な高層ビルが立ち並ぶ。
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新しく生まれ変わる王都プノンペン。

一度は行ってみたい世界遺産のひとつ、アンコールワットのある国として知られているカンボジアは、日本の面積の約半分の小さな王国。かつては貧困に苦しむ国という印象があったが、近年の経済成長は著しく、国中が活気に満ちている。それもそのはず、30歳以下が国民の3分の2を占める若い国なのだ。

首都プノンペンの建設ラッシュは目覚ましく、次々と新しい高層ビルが生まれている。市内の人口も200万人を超えようという勢いだ。外国人向けのレストランやバーが多く集まる「リバーサイドエリア」や、ライブやイベントが行われ、週末に若者たちが集まる「ダイヤモンドアイランドエリア」には、エッジの効いたショップやカフェが続々とオープン。街はどこもエキサイティングでエネルギッシュだ。日々刻々と変化するカンボジアの今がおもしろい。

発展する街を象徴する最新ラグジュアリーホテル。

プノンペンの中心部に建つ高さ188メートル、39階建てのビル「ヴァナック・キャピタル・タワー」はカンボジアで2番目に高いビル。夜は7色にライトアップされ、付近一帯のランドマークになっている。そのビルの25階から最上階までを占めるのが「ローズウッド プノンペン」。世界11カ国に展開する「ローズウッド ホテル&リゾート」の最上位ブランドに位置づけられる「ローズウッド」が、22番目のプロパティとして、今年2月12日にオープンしたばかりの新しいホテルだ。

37のスイートを含む合計175の客室を持ち、プノンペンでは最大級。窓からは活気にあふれる街の風景と共に、東南アジア最長のメコン川や、琵琶湖6個分の広さにもなるトンレサップ湖の雄大な景色を眺めることができる。王宮、セントラルマーケット、ワットプノンなど、かつての趣を残す観光スポットへのアクセスも抜群だ。

新進気鋭の地元アーティストの競演。

デザインを手がけたのは、パーク ハイアット シドニー、グランド ハイアット香港などの実績を持つメルボルンのデザイン事務所「BARスタジオ」。東京を拠点とする「BOND DESIGN STUDIO」も2つのレストランの設計を担当した。コンテンポラリーなデザインをベースにしながら、伝統的なクメール建築のエッセンスと、フランス統治時代のフレンチコロニアルの要素を取り入れ、エキゾチックが漂う雰囲気を創り出している。

また、カンボジアの文化、芸術の発展に貢献したいという想いから、35階にアートギャラリーを設けて、新進気鋭の地元アーティストたちの作品を展示。現在は初のアート展となる『イン・ザ・バランス』を開催中だ。チュン・チェンニー、チャン・ディナ、スレイ・バンドールなど6名のアーティストのモダンアートを観ることができる。

街を見下ろしながら、コスモポリタンな食を満喫。

プノンペンのラグジュアリーホテルの最先端を走るだけあって、インテリアからホスピタリティ、レストランに至るまで、そのすべてがハイレベル。世界中から訪れるゲストの舌を満足させる食もバラエティに富んでいる。

床から天井まで一面の窓にメコン川のパノラマが広がる38階のメインダイニング「カッツ」に加え、フレンチとカンボジア料理の融合したカジュアルレストラン「ブラッスリー・ルイ」、リラックスした雰囲気の中で朝食やランチ、ドリンクが楽しめるオールデイダイニング「リビングルーム」、日本の居酒屋をイメージした「イザ」と、バリエーションも豊富。37階のスカイバー「ソラ」から望むプノンペンの夜景も必見だ。きらめく街の灯りから、躍動する街の息遣いが伝わってくる。ローズウッド プノンペン(Rosewood Phnom Penh)
Vattanac Capital Tower, 66 Monivong Boulevard, Sangkat Wat Phnom, Khan Daun Penh, Phnom Penh, Cambodia
Tel./+855-23-936-888
料金/1室1泊216ドル~(2018年4月現在)
https://www.rosewoodhotels.com/en/phnom-penh

参照元:VOGUE JAPAN

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