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離婚の危機にまで発展!私は産後の夫婦関係の危機をこう乗り越えた

  • 2018.4.3
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こんにちは、猫ライターの乙美亜十です。

出産という一大イベントを終えたのもつかの間、怒涛の子育ての日々に疲れていらっしゃる方も多いでしょう。「そんな子供のことでも大変なのに旦那様の事まで頭が回らない!」 という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実は、私もその一人でした。

日々の育児で精一杯で、出産前までは、何事も旦那優先だった のに、子供優先になっただけではなく旦那の事など気にしなくなっていました。

その旦那さんとの関係性の変化によって、夫婦仲に亀裂が入り、ついには離婚届けに記入 するような事態にまで発展しました。

今回はそんな私が経験した、出産してから変化した旦那様との関係によって巻き起こった夫婦問題についてお話したいと思います。

●出産前は旦那優先、産後は子供優先

出産前の私は何事も旦那様優先に進めて生活をしていました。

早朝出勤する旦那様に合わせて、お弁当と朝ごはんを作り一緒に食事をし、仕事の休み時間は旦那様の休憩時間に合わせて電話をし、旦那様の好物を毎日作り、帰宅時間の遅い旦那様に合わせて夕食を食べる。

休日は旦那様の趣味や行きたいところに一緒に行き、映画やDVDを見るときも旦那様の好みに合わせた物を見る。私は友人がそれほど多くはないので、休日も旦那様と過ごすことが多く、旦那様に合わせて生活をする ことに少しも苦だと感じたことがありませんでした。

ところが、そんな旦那様との関係は、出産を気に劇的な変化したのです。

まず、朝は子供の夜泣きで寝られずに、クタクタで旦那様のご飯を作ることもできず、早朝に起きなくてもいいように、前日の夜から朝食とお弁当を作っておいて、自分で食べてもらうようになりました。

また、旦那様の仕事の休み時間、出産前はかかさず電話をしていましたが、子育てに追われる中で電話に出られない、たとえ出られたとしても、子供がグズるのですぐに電話を切らないといけませんでした。

さらに夕食は、子供と一緒にお風呂に入ったり、授乳をしたりと毎日がクタクタで旦那が帰宅する深夜まで起きておけず に、子供と一緒に寝てしまうことがほとんどでした。

そのため、この時期は平日に旦那様と顔を合わせる機会も少なかった ように思います。

そんな中、やっと訪れた休日。

家族水入らずで過ごそうと思っても、旦那様は仕事で疲れていてずっと寝てばかり。そんな旦那様を見て、私も休日くらい家事や育児を手伝ってほしい と不満を募らせていきました。休日の夜になると、夜の生活を求めてきたり、執拗にベタベタしてくる態度にも鬱陶しいと感じていました。

そんな生活を半年程続けたある日、今では覚えてもいないようなほんの些細な出来事で夫婦喧嘩となりました。

言い争う中で、話は段々と夫婦関係の変化への不満を言い合うようになりました。

●旦那が感じた関係の変化への不安

私の意見としては、旦那優先だった今までとは違い、子供中心の生活になるのは仕方がないことだし、旦那様もわかっていると思っていました。

しかし、旦那様としては、あまりにも劇的に変化した生活スタイルや関係の変化に戸惑いと不安を覚えていたのです。

私は、当時旦那がいう戸惑いと不安の意味が理解できませんでした。

「父親の自覚を持て! 」
「私だって育児や家事でしんどいのだから旦那まで何かを求めてくるな!」
「疲れているのにベタベタしないで! 」
「休日くらい私を労ってくれたらいいのに」

と、自分勝手な感情しか持つことができませんでした。

そんな感情を持って話し合いをしてもうまくいく訳はありません。何度目かの夫婦喧嘩の時にフラッと外出をし、帰宅をした旦那の手には離婚届 がありました。その離婚届を持っている旦那の疲れた姿を見て、私も夫婦関係の終わりを覚悟しました。

お互いに夫婦関係を続けていくのに限界を感じていたため、仕方がないとも感じましたので、旦那様が記入する離婚届を見てもあきらめた感情しかありませんでした。

今思えば、連日の夜泣きによる寝不足で疲れていたのかなと思います。

旦那の名前が記入された離婚届を眺めながら、これで終わりなら、最後くらい旦那の話を聞いてあげようという感情 がそこで始めてわきました。というのも、旦那は元々口下手で私のような口が達者な人からたたみかけるように言われると黙ってしまうタイプの人間なのです。

そのため、度重なる夫婦喧嘩の中でも、最終的には私が言いたいことをいうだけで旦那は黙って聞いているだけだったことに気付いたのです。

そこで、最後に旦那様の意見をじっくり聞いてみると私が思っていたのとは全く違った言葉が返ってきたのです。

「子供が優先になるのは仕方がないけど毎日少しだけでも会話をしたい 」
「朝、夜は寝ていてくれてもいいけど、少しだけでいいから起きて会話してほしい 」
「休日も子供ばかりではなく自分と会話をしてほしい」
「子供がこんなこと出来るようになったなど今日の成長や変化を教えてほしい」
「休日は疲れて寝ている時もあるけど、どこか行きたいとことか手伝ってほしいこととかあったら言ってほしい」

つまり旦那様は関係の変化に不満を感じていたわけではなく、ただ夫婦間の会話が無くなっていく変化 に対して不安を覚えていたのです。

確かによく考えてみたら、子育てばかりに集中して旦那様との会話をしていなかったことに、その時初めて気づきました。

●旦那との関係が変化してもうまくいく秘訣

その話し合いをした後、私は積極的に旦那様と会話をするように気をつけました。

もちろん、子供優先なのは変わりませんが、朝起きられない私は出勤前の旦那様に起こしてもらうように頼み、「いってらっしゃい」だけは言うようにしました 。

また、夜は子供と一緒に寝ていても、帰宅したら起こしてもらい夕ご飯を食べる旦那様にホットミルクやお茶などを飲みながら会話をするようにしました。

さらに休日は、小さい子供を連れてお出かけをするわけにはいかないので、近くのスーパーに買い物に行ったり散歩に行ったりとゆっくりとした時間を家族で過ごすように努めました。

その結果、離婚騒動は終息し、以前のような旦那様との関係は変化しましたが、とても幸せな生活を現在は送れています。

この夫婦関係の変化がもたらした問題から学んだことは、「出産して旦那様との関係に変化が訪れるのは仕方がないことだが、お互いの意見や考えを理解して普段から会話時間を作ることが大切」だということです。

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いかがでしたか?

私の旦那様の場合は関係の変化によって会話が無くなり、夫婦間のコミュニケーションを物理的に取れなくなった状況に不安を募らせていたのです。

どれだけ仲のいい夫婦でも会話をしなければ、すれ違ってしまいうまくいかなくなるということを教えてくれた出来事でした。

子育てが大変なのはもちろんですが、旦那様だって関係の変化に戸惑い不安を覚えているのです。

そんな不安を消してあげるためにも一度会話をしてみてはいかがでしょうか?

●ライター/乙美亜十

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