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男子にとっての「仕事」の価値を知ると、いろいろ見えてくるかも

  • 2018.3.29
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「私と仕事と、どっちが大切なの?」と言ってしまう女子。困る男子。
「彼女の方が給料高いのは我慢できない」と言ってしまう(一見)情けない男子。呆れる女子。
この"仕事"を軸にしたすれ違いというのは、男女間ではとてもよくあることですが、それはきっと、その"仕事"というものに対する価値観に両者の間で違いがあるからでしょう。
今回は、男子にとって仕事がどんな意味のあるものかというのを彼ら目線で考えてみましょう。

■仕事はアイデンティティ?

まず驚きなのが、仕事を「自分の生きがい」とか「自分の存在意義」とか感じている男子はとても多いということです。
もちろん女子でもこういう人はいるわけですが、いくら男女平等の現代になっても、実際問題として、男子には結婚や出産を理由に仕事をやめるということはほぼなくて、それこそ「一生働く」覚悟を持った人がほとんどです。
そうなると当然に、自分がどんな仕事をするか、仕事を通して自分の個性とか魅力とかをどうやって出していくか、仕事によっていかに世の中に貢献するか、みたいなことを考えてる人は想像以上に多いんです。
「60歳まで働くんだ」となれば、せっかくなら楽しかったりやりがいがあったりする方がいいですから、彼らがこう考えるのはまあ当然といえば当然かもしれません。
繰り返しますが、女子にもこういう人がいるのはわかってますよ。だけど、実際には、ある一組のカップルを捕まえてみたとき、彼氏の方がこう考えてるけど、彼女は違うっていうケースが多いってことで、だから"仕事"にまつわるすれ違いがたくさん起こりがちだということです。

■勝ちたいし、比べられない

これがわかってくると、冒頭のすれ違いのカラクリがわかってきます。多くの男子にとって、仕事はアイデンティティであって、それを通じて自分を表現するもの。週に5日、一日の大半を費やすものだから、せっかくならそれを通して自己実現したいと考えるもの。
だから、その仕事から得る利益が彼女より少ないというのは、自分の人生の大半の時間を捧げて得ているものが、彼女よりもショボいということ(本当はそんなことなんてないはずですが、お給料という客観的な基準ですから、どうしても比べてしまうんです)。
そうなると、まるで自分の人生が彼女の人生よりもショボいんじゃないかと感じられて、彼女と一緒にいる限り、その現実を常に突き付けられているんじゃないかという気がして、耐えられないんです。
また、「仕事? 私?」と言われて困るのは、「比べられないから」というよりも、正確に言うなら「仕事の方が大事」に決まっていて、そんなことを正直に言えるはずがないからです。たぶん。
男子は仕事から逃げられません。極端な話、彼女がいなくても生きていけますが、仕事がなくちゃ死ぬんです(生活保護とかもあるでしょうけど)。だから、選べと言われたら、当然仕事になってしまうし、おまけに、そんな理不尽な選択を迫ってくるような彼女なら(仕事は命と同じくらい大切だということをわかってくれない彼女なら)、「仕事だよ! 悪い!?」とつい言ってしまいそうになる。
とまあ、こんな感じです。
たしかに彼女より給料が高くないと嫌な男子とか、「お前の方が大事だよ」と言ってくれない男子は情けないのかもしれませんが、裏返せば、そういう男子は、自分の仕事に対してプライドを持っていて、それを頑張りたいと思っている一生懸命な人なはずです。
反対に、「別に働かなくてもいいやー」とか思ってる人なら、むしろ彼女が高給取りなことを喜ぶでしょうし、即答で「お前の方が大事に決まってるだろ!仕事やめるわ!」なんて言ってくれるでしょうけど、私はそっちの方がカッコ悪いって思っちゃいますけどね。
みなさんは、どうでしょう。(遣水あかり/ライター)
(ハウコレ編集部)

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