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カリスマヨガティーチャーが告白:怪我、離婚という苦悩を経てたどり着いた同性愛という幸せ

  • 2018.3.26
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Cover image by Andrew Cebulka
世界を股にかけるヨガティーチャーで、健康やライフスタイルに関するライターとしても活躍するキャサリン・ブディグ。怪我、結婚、離婚という辛い日々を経て、ヨガとの向き合い方、そして自分にとっての真実の愛が同性愛だったことを打ち明けた。
2018年のお正月、私はちょうど2年前を最後に使っていなかった、ほこりだらけの日記帳を開いた。最後の日付は2016年1月1日だ。
私はそれを読み始めた。
その日記は項目ごとに分類されていた。愛、仕事、健康。それぞれの下には、目標がリストアップしてあった。私は自分が書いた言葉の上を落ち着きなく目で追った。『愛』の下には今までで最も正直な内容が書かれていた(詳しくは後ほど)。仕事の目標は、とてつもなく高い期待が込められていた。それは何も悪いことではないが、その年に達成したかったことのほとんどは自分ではコントロールできないことだった。あれから成功と幸せを手に入れるために一生懸命に努力してきた。そして、ありがたいことに、健康状態は回復した。

この日記帳を開いたのは、また同じようなことをしようとしたからだが、書き始める前に、
2016年のことを振り返らずにはいられなかった。頭の中でこの2年間に経験したすべてのことを時系列で辿っていった。それらのおかげで、私は本当の自分でいられるようになった。愛と現実に話を戻すことにするが、まずはその背景を少しばかり。

私にとってのヨガの本当の意味を知る

私がヨガを始めたのは子供のころだった。試しに行っていたプラクティスには、大学を卒業するまでに完全にのめり込んでいた。毎日午後にはアシュタンガの部屋で太陽礼拝を行っていた。それから朝のクラスを教えた後と夕方のクラスで教える前にも。私は師であるマティ・エズラティに心酔していた。そしてプラクティス中毒だった。ほとんどの人が試そうともしないポーズに取り組み、2時間ぶっ続けで汗を流し、穏やかでありながら厳格な態度で鍛錬し、目標を達成してハイになっていた。
ヨガ中毒ではなかった。帰属感に酔っていたのだ。でも、ほどんどの若者がそうであるように、そのときには真実が見えていなかった。だから、プラクティスに没頭し過ぎて、結局は疲れ切って、多くの怪我を経験した。プラクティスをし続けようとして、常に動き回る数年間を過ごした挙句に、精神的に参ってしまった。プラクティスへの情熱は消え去り、生徒たちと精力的に交流をしているときは別として、意欲を失った。ここに到達するためにたくさん努力してきたのに、何も耳に入らなくなり、『これからどうしたらいいの?』と心が問いかけていた。
だから方向性を変えることにした。ヨガでの成功のためにみんなと同じ道を歩む代わりに、そうした青写真は捨てて再出発したのだ。痛めた肩をいたわるためにプラクティスを休み、ヨガとは直接関係のない道を進んだ。自分自身の声にもっと耳を傾けるようになって、ティーチャーとしての自分に戻ることができた。

恋人の本当の意味を知る

私の愛の話もとても似ている。若いころは愛されたいという願望が強かった。そのせいで、いつも同じパターンに陥っていた。ルックスがよくて優しい人に出会い、大恋愛をして、共に過ごす素敵な将来を思い描き、あっという間に(計画した)夢が崩れていく。その繰り返し。毎回、未練を断ち切って何とか過ごしてきた。
そして、特にひどい経験をしたあとに、今までデートした人たちとは真逆の男性と出会った。愛されているみたいだったし、私は安心感を求めていた。私がパートナーに対していつも望んでいる条件にはほとんど当てはまらなかったけれど、これこそ本物だと確信した。所詮、それまでに私が選んだパートナーたちには失望させられてきたのだ。彼はまったく違っていたが、それがよかった。私はついに大人になって、成長を遂げ、本当の恋人とは何なのかをやっと理解したのだと思った。愛と結婚はおとぎ話の世界ではなかった。それは心のよりどころを分かち合いたい二人の大人の結びつきだ。私がいつも夢見ていたそれ以外のものはすべて現実的ではなかったのだ。だから、そんな夢の中にある自分の望みはあきらめて、精神的に成長したのだと思い込んだ。

実際には、そこに情熱はなかった。でも、ほら、そんなの現実的ではないでしょう?それに1年付き合ったあとに情熱がある人なんている?私たちの将来への展望はそれ以上に食い違うことはなかったけれど、私が陰なら彼は陽だった。私はまったく同じ価値観を共有する必要はないのだと自分に言い聞かせた。結婚当初は、よく聞くセリフを繰り返し思い浮かべていた。「そうね、結婚した最初の年は一番大変だったって誰もが言うわ。だから…」と。
今振り返って考えてみても、そんな境地にたどり着いたのが不思議だ。道に迷い、情熱を失い、自分の大切な人生の中で抱いていたすべての物語と夢を失っていたのだ。

本当の自分を取り戻す方法を知る

私の世界を根本的に変えた人物と出会って、たった1年の結婚生活で、自分は幸せではないと自覚した。この人は私自身と憂鬱な結婚について、徹底的に反省させてくれた。正直言って、私は最初から分かっていなかったのだ。
そのことに気が付いたとき、久しぶりに水面から顔を出して、最初の深呼吸をしたような感じがした。なぜそんなに物事が見えなくなってしまったのだろう。多くの苦悩を抱え、それに耐え、そして、最終的に…うまくいかなかった。私は失敗したのだ。私は平静になった。結婚はうまくいかなかったのだ。
子供のころ、私は白雪姫のお話が大好きだった。真実の愛が込められたキスは、深い絶望の淵からでさえ愛する人を連れ戻せるという考え方が好きだった。でもそんな物語は葬り去ってしまった。だからそれを取り戻したかった。目を閉じて、崖から落ちるのに身を任せた。着地したとき、私は粉々ではなかった。自分自身に戻ったのだ。
私は離婚を申請した。
人生で最も困難な1年を経験する一方で、私が夢見ていたことが実現するような恋にも落ちた。
そしてヨガがここに登場する。ヨガが私を何度も蘇らせてくれた。体を壊したが、マインドフルな努力で回復することができた。情熱をなくしたが、一歩下がることで自分にとって本当に大切なことを取り戻した。他の人たちが求めるイメージ通りの私ではなく、自分自身が望む姿を見つけることにした。
反応を気にしないで、正しいと感じることを選ぶことにした。

私は新たな決意を記入して日記帳を閉じた。コーヒーを一口飲み、次に何を書こうかと考えた。この物語を伝えることで、どうやって2018年の私の目標を達成していこう?私は隣に座って同じことをしながら微笑んでいる素晴らしい女性に目をやった。
 
 
Translated by Hiroe Humphreys

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