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みんなも一度は経験あり?ママが語る電車でのベビーカーの苦労話

  • 2018.3.23
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こんにちは。猫ライターの乙美亜十です。

突然ですが、小さなお子様をお持ちの皆様、ベビーカーは使っていますか?

私は、普段のお買い物やお散歩の時はベビーカーを使っていますが、公共交通機関を使う時はベビーカーを使っていません。

理由は、ベビーカーを使って公共交通機関を利用した時に、嫌な経験と失敗した経験があるからです。

今回は、そんな私のベビーカーの苦労話と、私のママ友が経験した実際の体験談をご紹介します。

●ホームに降りられない!

これは、子供が生後半年程の時です。

私の住んでいる地域は大都市のベッドタウンとなっているため、通勤ラッシュ時は超満員電車となります。急行や特急となると駅員がお客を押し込んでなんとか電車のドアを閉めるくらいの満員度合いです。

そんなわけで、通常であれば通勤ラッシュ時に、子供を連れて電車を利用せずに、なるべく自転車や車を利用していたのですが、その日は雨が降っていたため自転車に乗れず車も使えませんでした。

そのため、「一駅くらいの移動だから大丈夫だろう」 と、通勤ラッシュ時にベビーカーで電車を利用することにしました。

しかし、そんな軽い気持ちで判断したおかげで、ベビーカーで駅に到着した瞬間に、後悔をする羽目になりました。時間は通勤ラッシュ、最寄り駅のそこまで広くないホームには人が溢れていました。

そんな人が溢れるホームのエレベーターを利用したのですが、ホームの前にも人が溢れていたせいで、そもそもベビーカーでホームに降り立つのも一苦労だったのです。

電車に乗るどころか、ホームで電車を待つためにも、これだけ苦労しないといけないのかとゲッソリしてしまいました。

●電車が来ても乗れない

周りの人に頭を下げながら、なんとかエレベーターを降り、電車を待つ列に並べたのですが、すぐに次の問題が発生しました。

私の住んでいる地域は大都市のベッドタウンなので、それなりに電車の本数は多いのですが、この日は雨が降っていたこともあり、通常よりも電車を利用する人がとても多く、どの電車も超満員でした。

そんな満員電車の扉が開くたびに、人が飛び出しそうになるような車内に、ベビーカーを利用している親子が入るスペースはありませんでした。

電車が来るたびに、乗客が私たちに、「そんな邪魔なものを持って乗ってくるなよ」 と訴えるような視線を送ってくるのもつらかったです。

●やっと乗れても舌打ちをされる

数本の電車を見送ると、通勤ラッシュも少し落ち着いてきて、混雑はしているものの何とか乗れそうになってきました。

その時点で、約束の時間に遅れそうでしたので、少々混雑しているのは仕方がないと思い、勇気をだして乗り込みました。

最近ではベビーカーを広げたまま、公共機関に乗れるように配慮されているとは聞いていたのですが、満員電車の中でベビーカーを広げて乗車する勇気も乗車スペースもなかったため、ベビーカーをたたんで乗り込みました。

それでもやはりベビーカーは場所を取ります。通勤途中のサラリーマン達に、あからさまに嫌そうな顔をされただけではなく、近くの男性に小さく舌打ちをされてしまいました。

それでも何か反論するわけにも、言い訳するわけにもいかず、頭を下げるしかできませんでした。

●子供が泣きだしてもベビーカーが邪魔でうまく動けない

そんな気まずい中でも一駅だけだったため、乗車時間は10分もないので周囲に頭を下げながら、子供が押しつぶされないように、かばいながらなんとか乗車していました 。

しかし、乗車して5分ほどたった頃でした。

周囲の雰囲気に驚いてしまったのか、抱っこをしていた子供が急に泣き出してしまったのです。

車内は、満員電車で思うように身動きが取れないだけではなく、折りたたんだベビーカーを倒れないように支えていたので、余計に子供をあやすこともできずに、「周囲の白い目にひたすら耐えなければいけない」 、まさに地獄のような数分間でした。

●公共機関だけではなく街中でも苦労することは多い

公共機関だけではなく、街中でも苦労は絶えません。

私のママ友は小さな子供が3人もいるので頻繁にベビーカーを利用しているのですが、人通りの多い道や車幅が狭い道を歩くときは、とても苦労するといつも言っています。

やはり人通りが多いと、通行の邪魔となるのはもちろんですが、車との間隔が狭い道路はベビーカーのすぐ横を車が通るので怖いと言っていました。

また、お店に入るときも、間口の狭いお店や、店内が狭いお店ではベビーカーを置くスペースがなく苦労をすると言っていました。

●ベビーカーが利用しにくく苦労をしているママはまだまだ多い

最近では、子育てをする親子に優しい社会を目指し、ベビーカーに子供を乗せたまま公共機関を利用できるような取り組みが行われています。

その努力のおかげで、確かに数年前よりは公共機関をベビーカーで利用する苦労は軽減されたかもしれません。

しかし、公共機関とはベビーカーを利用する人以外も快適に使う権利はあります。

「お互いに譲り合って利用しなければいけない」 とは分かっていても、満員電車でベビーカーが乗ってきたら「邪魔だな」と感じてしまう気持ちはわかるのではないでしょうか?

ベビーカーを使って公共機関を何度か利用して分かったことは、「ベビーカーを使って移動することはまだまだ苦労が多く、限られたスペースで使わないといけない性質上、周囲の目を抜きにしても使いにくい」ということでした。

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いかがでしたか?

子供と移動する時に大変便利なベビーカーですが、やはり公共機関を利用する際には使いにくいというのが私の感想です。

実際に苦労した経験からベビーカーは滅多に使わなくなってしまったのですが、私の周囲でも苦労した経験や嫌な思いをした体験から、ベビーカーを利用することに消極的になったママはとても多い印象です。

私の経験では、他人から何かを言われたわけでも、何かをされたわけでもありません。

それでも苦労をしたと感じているので、実際に何かを言われたことがある人は肩身の狭い思いをしただけではなく深く傷ついたことでしょう。

公共機関は子育てをする人だけが利用するものではないので、ほかの乗客の事を無視した政策や取り組みをすることはどうかと思いますが、みんなが気持ちよく使える環境を整えてくれれば、ベビーカーを使っても肩身の狭い思いをせずに移動できるのにと思わずにはいられません。

皆様はベビーカーを使ってどのような経験をしましたか?

●ライター/乙美亜十
●モデル/倉本麻貴

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