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保育園から幼稚園へ! 転園組の親子を待ち受ける“深く悩ましいギャップ”とは?

  • 2018.3.22
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最近は、夕方まで預かり保育を実施している幼稚園もあり、「保育園に入所できていたけれど、やっぱり◯◯幼稚園に通わせたい!」と子どもを転園させる方も多いでしょう。

しかし、「これまでと同じ時間預かってもらえるんだから、生活もあまり変わらないだろう」と安易に考えているなら要注意。実は、保育園から幼稚園の転園では、そのギャップに悩む場面は想像以上にたくさんあります。

4月から保育園から幼稚園への転園を控えている方へ、ママと子どもが感じるであろうギャップを埋めるためのコツをご紹介しましょう。

■【ギャップ1】朝から夕方までの預かり保育、人数の少なさに愕然…

幼稚園のなかには、通常保育と預かり保育を組み合わせることで8時〜18時まで預かってくれる園もあります。保育園では普通の登・降園時間ですが、幼稚園では少数派になる可能性があるのです。

預かり保育が充実している園には、保育園から転園してくる子や幼稚園に入ったことを機に働きはじめたママが多く、最後まで残っているのはわが子1人だけ…というケースはまれです。それでも10人、20人と残っている園は少なく、全学年通して5人くらい残っていればいいほう、というケースも。

みんながどんどん帰っていく姿に、子どもはこれまでと違う寂しさを感じてしまうかもしれません。笑顔で「お迎えに行くからね」と送り出し、笑顔で「ただいま!」と子どもに声がけをして、寂しい気持ちをフォローしてあげましょう。

■【ギャップ2】働くママは少数派? 多種多様な親子とのお付き合いがスタート

保育園でも家庭の形はさまざまでしたが、保護者がみな仕事を持っている、介護がある、学生であるなど「子どもを日中見られない」という共通点がありました。

これが幼稚園になると、専業主婦(主夫)の家庭やパートで週2〜3日だけ働いているママなど、家庭のスタイルはさらに多様性を増して千差万別。登園後、同じクラスのママたちが園の近くで談笑し続ける姿を見かけることもあるでしょう。

時間を気にしながら、足早にその横を通り過ぎる自分。「保育園とは違うんだ…」と分かっていても、ギャップを感じやすいポイントかもしれません。

■【ギャップ3】お昼寝なしが一般的? 夕方まで乗り切る生活リズムと体力

お昼寝時間を作っている園や、寝たい子がいれば自由に寝ていい、としている園もなかにはありますが、基本、幼稚園の預かり保育にお昼寝タイムはありません。夕方17〜18時まで幼稚園にいても、お昼寝なしが一般的です。

そのため、お昼寝が当たり前だった保育園からの転園組にとっては、体力的にも精神的にも、これが大きなギャップとなります。

はじめのうちは、どうしても寝てしまうことがあるかもしれません。それは、体のリズムがお昼寝ありきになってしまっているため。先生に都度相談しながら、うまくお昼寝なしの生活に慣れていけるように、頑張って夜は早めに寝かしつけるなどケアしてあげましょう。

■【ギャップ4】年少からの転園はギャップ大? 「初入園組」との集団生活

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特に、年少から幼稚園に転園すると、ほかの多くの子は入園も集団生活も初めてという場合が。そのため、幼稚園での指導はまず「みんなと一緒に過ごすことに慣れる」ところからスタートとなります。

すでに保育園では当たり前にやってきたことでも、先生の丁寧な指導のもと一から始めるわけですから、子どもはかなりギャップを感じてしまうケースがあります。

例えば、外遊びから戻った時の手洗い。保育園では「はい、手を洗ってね〜」と先生からの声かけだけだったのに、幼稚園では「手を洗うこと」の指導から始まるわけです。そのため、「赤ちゃん扱いされている」と感じる子もいるようです。

「赤ちゃん扱いではない」こと、「みんなもすぐにできるようになる」ことなどを伝えて、子どもの自尊心が傷つかないように導くのがうまく乗り切るコツでしょう。

生活が大きく変わる保育園から幼稚園への転園。はじめは親子共々とまどうことも多いかもしれません。しかし、「郷に入っては郷に従え」。その気持ちを忘れずに、少しずつギャップを埋めていくようにしましょう。

卒園する頃には、笑い話にできるようになっているはずです。長い目で見て、短い幼稚園生活を楽しんでくださいね。


(土屋 菜々)

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