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一生懸命はかっこ悪くないし、むしろドキドキすると思うんだよ

  • 2018.3.20
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「好きな人をドキッとさせる」
こんなことを言うと、ボディタッチとか、褒めるとか、色っぽい服を着るとか、思わせぶりなことを言う、とか、そういうアドバイスが飛んできやすいですよね。リアルでもネットでも。


こういうのって、言ってみたら“余裕たっぷり”でなんだか“小悪魔”ちっくなドキドキです。でも、これと反対な“必死”で“がむしゃら”な女子って、そんなに魅力ないでしょうか。ダサくてかっこ悪くて、萎えちゃうんでしょうか。いえいえ、これだって、十分にドキドキしちゃうと思いますよ。ひょっとしたら、小悪魔以上に。

「ドキっ」の種類が違う

思うに、小悪魔&余裕な感じの接し方からくるドキドキと、必死で一生懸命な感じの態度からくるドキドキとは、その“ドキドキの対象”がかなり大きく違うんじゃないかと思うんです。


例えば、彼氏がデートで素敵なレストランに小粋に案内してくれた。
ここで一回ドキッと。


そして、家に帰って何気なく彼のパソコンを除いたら、なんと(さっきのお店を含む)めっちゃ色んな飲食店の口コミサイトのタブが開きまくっていた。


多くの女性が、ここでさらにもう一度、彼にドキッとするんじゃないでしょうか。


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さて、ここでこれら2つのドキドキを比べてみると、前者は「この人はさすがだな」という異性としてのレベルの高さに対する評価みたいな感じです。他方、後者は、「私のためにこんなに頑張ってくれてたんだ」という彼の自分に対する気持ちの大きさに対する感動なんだと思います。


これと同じで、余裕な小悪魔女子が感じさせるドキドキは、どちらかというとその子自身がもともと持っているモテ力とか女子力に対する客観的な評価で、逆に、必死で余裕のない子が感じさせるドキドキは、まさにその必死さの源となっている「好き」の強さに対する主観的な評価ということなんだと、こんなふうに整理ができる気がします。

特別が嬉しいんだってさ

さあ面倒な分析が済んだところで、じゃあどうしたらってところに入っていきましょうね。


なんだかんだ、いつも余裕な感じで、全然緊張とか動揺とかしたりせずに好きな男子に小悪魔的なアプローチをすることができる女子って「いいな、羨ましいな」みたく感じてしまうものだと思います。


一方で、正直言ってあんまり器用じゃなくて、こなれた感じもなくて、「試行錯誤しながらなんとかやりました」みたいな頑張りのアプローチ。


例えば、結構長文で、「めっちゃ文章練ったんだろうなぁ」みたいなLINEを送ってみたり、無理やり共通の趣味を見つけ出し(たことにし)てそれにまつわるデートに誘ってみたり、自分にしてみれば「もうちょっと余裕がある感じでサラッとできないものか私・・・・・・」と思ってしまうような一見かっこ悪いものって、たしかにモテ力や女子力といった客観的に優れたところはそこまでないのかもしれないけれど、「自分のためだけに」という特別さを感じるんですよね。


私だったら、上の例で素敵なレストランに連れて行ってくれた瞬間よりも、実はそれが彼が私にカッコをつけようとして必死で探しまくってくれたのだと知ってしまった瞬間の方が、はるかにズキュンとハートを撃ち抜かれると思いますし、みなさんもきっと、「いつもここ来るんだぜ俺」みたいにキザに演じてた姿とのギャップがかわいくて愛おしくて、そして、そんな彼の陰ながらの努力に、最高に嬉しく感じるんじゃないでしょうか。


「好きな男にはとにかくボディタッチをしまくれ」とか「褒めまくれ」とか「上目遣いしろ」とかよりも、自分がその人にしたい・言いたいと素直に感じることを、そのときそのときで、悪戦苦闘しながら、かっこ悪くなることを怖がらずに、なんとか実現しようと頑張るその姿こそが、あなたの好きなその人にとって一番ドキドキできるものなのではと思うんです。


結局、何かすごく画期的なモテテクというのは残念ながら提供することはできませんでしたけれども、そういう感じです。(遣水あかり/ライター)


(ハウコレ編集部)



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