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レ・タント・ジャンヌ。モンマルトルで驚きの美食を。

  • 2018.3.13
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アーティストたちが集うボヘミアンな地区というイメージのモンマルトル。映画でアメリ・プーランが働いていたカフェ・レストランの舞台となったCafé des 2 Moulins(カフェ・デ・ドゥ・ムーラン)を訪れてみたことはないだろうか。そのカフェがあるルピック通りにぶつかるヴェロン通りの42番地のLes Tantes Jeanne(レ・タント・ジャンヌ)はこの界隈では珍しいグルメなレストランである。オープンしたのは5年ほど前。最近、改装し、さらにメニューも新しいものとなった。

神戸牛に味噌、柏でスモークしたピューレ添え。実際の量はこんなに少なくないが、素材の組み合わせ、色合いなどシェフの料理のエスプリはこんな感じ。

食事は自家製パンのサービスから始まる。ランチ(水〜日)のセットメニューは39ユーロと44ユーロ。デギュスタシオンメニューは85ユーロ。“神戸牛”デギュスタシオンメニューは185ユーロ。アラカルトでの食事も可能。

ここの名物は肉で、メニューの1ページを肉に割いているほど。日本の肉、フランスの肉、熟成肉の3タイプあり、合計11のチョイスがある。さらに各肉は2種の量から選べる。0℃で湿度80%という熟成庫の中に貯蔵されている肉は、ブラック・アンガス、オーストラリアの和牛、神戸産、鹿児島産……。以前に比べフランスでも肉離れが進んでいるが、それゆえに時々食べる肉についてはクオリティにこだわる、という人が増えているそうだ。

肉のアラカルトは、ブラック・アンガスのステーキ(33ユーロ/200グラム)〜神戸牛のステーキ(89ユーロ/100グラム、135ユーロ/170グラム)と幅広い。

もちろん肉食系でない人も満足させる料理もいろいろ。シェフのオクターヴ・カサコリュは季節とクオリティを大切に魚、野菜を選び、シンプルながら味わい深い料理をクリエイトしている。クルド人の彼は子供時代に親しんだイランの黒レモン、赤い桑の実、乳製品カシュクなどをさり気なく使い、他では味わえない独特で繊細な風味を作り上げるという技の持ち主。モンマルトルの観光の合間の慌ただしいランチより、シェフの料理を味わうにはディナーのほうがよいだろう。このレストランは18時から食事ができるので、モンマルトル観光の後、いったんホテルに戻ったりして時間を潰す必要なくディナーがとれる。これって旅の身にはとてもありがたいことではないだろうか。

ビオの野菜を使用している。

シェフの子ども時代の味、桑の実。甘みと酸っぱさが料理の味を引き立てる。

オンブル・シュヴァリエという珍しい魚の蒸し焼きは、上にキャビア、下には大麦のリゾット。アラカルトで39ユーロ。

料理だけでなくデザートにも食用花をあしらい、ビジュアルの演出も忘れていない。

10区のボボたちのレストランでよく見かけるデザイン系内装とは一線を画す、個性的なインテリアの店内。

Les Tantes Jeanne(レ・タント・ジャンヌ)
42, rue Véron
75018 Paris
tel:01 42 51 14 21
営)12:00〜14:30(水〜日)、18:00〜23:30
休)月ランチ、火ランチ
www.lestantesjeanne.fr