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「幸せ」を感じるハードルを低く。これが素敵な恋の秘訣かも

  • 2018.3.9
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「今の恋愛は幸せですか?」
こう聞かれると、一瞬の迷いもなく「うん!」と答えるのって結構難しかったりすると思うんです。


好きな人とデートには行けるのに、そこからなかなか先に進展しない。とか、彼氏と最近ちょっとマンネリかもしれない。とか、いつも何かしら悩みや不満があるせいで、不幸ではないけど、「幸せ」よりもちょっとだけ手前くらいの惜しいポジションに自分がいる気がしてしまいます。


でも今回は、その「幸せ」を感じるハードルをちょっとだけ、ほんのちょっとだけ下げてみるのはどうでしょうかっていうアイデアをご紹介します。

■人は「慣れる」生き物

人はつくづく、慣れることに長けた存在だと思います。


難しい言葉でいうなら「環境適応力」みたいなものなのかもしれません。


「この大学に入れたら毎日幸せになるはず!」なんて思っていた憧れの大学に入学できて、そのとおりになるはずだったのに、実際は高校生のときと何にも変わらない。毎日友達や恋のことで悩んでばっかりだし、「毎日が幸せ」なんて気持ちは一週間もするとなくなっちゃう。


だから例えば、好きな人とLINEを交換できたらどんなに幸せか、なんて思っていたのに、いざ交換して連絡を始めると、そんな喜びは忘れちゃって、「あんまり返信こないな。私とLINEしてて楽しくないんだろうな」とか考えちゃったり、好きな人と付き合えて、その瞬間には天にも昇る思いだったのに、もう一週間後には「本当に私愛されてる?」とか考え始めている。


こんな感じです。人は、慣れる。

■恋はそんなに速くない

このことをよくわかっていないと、いつまでもいつまでも、「一生、24時間365日幸せを感じられる恋」なんていうありもしないものを願ってしまって、肝心な「今の恋」を楽しむということが難しくなってしまう気がします。


恋というのは必ず、自分と相手との心の繋がりと、それぞれの成長度合いとに応じて少しずつ進化・深化していくもの。だから、私たちが「慣れる」よりも速く成長していくことはなかなかない。もっといえば、付き合った幸せが冷めやらぬ間に、同棲とか結婚とかいう次の幸せが訪れることって普通ないんです。


だからこそ、今の恋に不満を感じたら、振り返って、その当たり前が実はすごく幸せで、喉から出るほど自分が欲しがっていたものなんだよって、ちょっと昔の自分に教えてもらう。


そうすれば、自分が少しずつではあれ前進していることが実感できるはずですし、過去との比較で、「今の自分は幸せなんだな」って思えて元気になれるかもしれません。
慣れて、飽きてるようじゃもったいない。


「幸せ」のハードルを少し下げて恋愛してみるというのは、一見後ろ向きな考え方だけど、ドラマのようなめくるめくロマンチックな恋とはかけ離れた、私たちの「現実の恋」を楽しむためには大切なのかもしれません。(遣水あかり/ライター)


(ハウコレ編集部)



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