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見切るが勝ち、イタリア流・ダメ男の見分け方【前編】

  • 2015.1.23
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ローマっ子の女友達と一緒に、街をぶらぶら散歩していた時何気なく、日本の友人が、半年の交際を経てお見合いの相手と結婚した話をすると「えっ!? たった半年だけつきあってすぐ結婚?? どういうこと??」と目を丸くしていました。

お見合いというシステムがあることや、婚活という言葉を説明すると「結婚前提ならなおさら、3~5年つきあってからじゃないとお互いによく分かりあえないように思える」と彼女の疑問がつきなかったのを覚えています。

ここイタリアでは、早い人だと小学校からつきあっていた彼氏(!)と10年以上の交際を経て結婚、と言う話をざらに聞きます。とは言え、自分にぴったりの人を見つけるまでは、時にばっさりと相手を見切るのがイタリア人女性の潔いところ。その代わり、誰かとステディになってからはじっくりと時間をかけて、相手に向き合うというパターンが多いようです。

恋のテンションが上がりまくっている状態でも、頭はクールダウンし相手をよく観察することを忘れないのがイタリア人女性。そんな、アモーレの国の人たちから学んだ、イタリア流・ダメ男の見分け方についてご紹介します。

■ロマンチスト=自分大好き男

以前、彼女にふられた知人男性のグチを聞きながらバーで飲んだ次の日に、「もしSHIRUBEがここにいたなら」というタイトルのラブポエムを送られたことがあります。バーでは完全に友達ノリで、恋愛のれの字もなかったはず…と、目が点になってしまいました。

「そういうのは他の女性に贈った方がいいよ、友達としてあなたのことは好きだけど、このポエムは無いわ…」と断ったにも関わらず、ポエム攻撃はノンストップ。止めさせるのが大変でした。

ロミオメールという言葉を最近よく聞きますが、イタリアのカップルの間では甘い言葉が日常茶飯事。とは言え、それは相手に受け入れられた時にこそ効果を発揮するものです。「大好きだよ」「いつも一緒にいるよ」、こんな甘い言葉をささやかれるとついボルテージが上がってしまいますが、そこでいったん引いてみて、どういう意図で出た言葉なのかを観察してみて下さい。

女性が満足した以上に、甘い言葉や甘いトークを繰り出してくる男性は、単に「甘い言葉を女性にちゃんと言えるオレって、すげぇイケてる」のが本音だったりすることも。ロマンチスト=ナルシストの裏返しでは、付き合った後も振り回される可能性があります。「甘い言葉は大事なシーンのために、とっておいてほしい」と伝えても直らないようであれば、早めに見切ることをオススメします。

■少年の心を持っている=お子様

友人から、以前知り合った男性の話を聞いた時です。さわやかなスポーツマンタイプで、知り合った時からウマが合い、2~3ヵ月くらいの間よく一緒に出かけていたそうなのです。そこまでは普通ですが、たまたま通りかかった車のディーラーで見つけた車に、彼がひと目惚れ。その場で契約書にサインする勢いを、彼女がなんとか引きとめたそうです。

「ゼロの数見落としてない!? あんな高い新車、ホントに買えるの!?」と問いただすと、彼はしばらくダンマリ。しかしその後「ちょっとお金貸してくれる?」と、彼の口から驚愕のセリフが!「幻滅なんてもんじゃないわよ。すぐさま家に帰ってやった」と、思い出すのもいまいましげにつぶやく彼女の姿が印象に残っています。

自分の気持ちや心のままにふるまう男性は、エネルギッシュで輝いて見えるものです。ただし、それが「少年の心を失わない」というホメ言葉で通用するのはせいぜい30代前半まで。どんなシーンでもかまわないので、「大人の振る舞いをその場にふさわしい形でこなせるか」をチェックしてみてください。

きちんとできていなければ、単なるお子様である可能性が高いと言えるでしょう。ヘタをすると「いろいろ後始末してくれる女性=ママ代わり」を要求されることも否定できません。見切った後は少しずつ距離をとり、フェードアウトするのが良いでしょう。

ひき続き【中編】でも、イタリア流・ダメ男の見分け方についてご紹介します。ぜひチェックしてみてください。

(金丸 標)

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