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GIVENCHY クレア・ワイト・ケラーが誘うフィルムノワールの世界。

  • 2018.3.6
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創業者のユベール・ド・ジバンシィが数々の映画衣装を手がけたことでも知られるジバンシィ。2シーズン目となるクリエイティブ・ディレクターのクレア・ワイト・ケラーは「Night Noir」というタイトルで、フィルムノワールと1980年代初頭のベルリンをイメージソースにしたコレクションを見せた。

会場はパレ・ド・ジュスティス(パリ司法宮)。インクブルーやグレー、ローズレッドなどのベルベットのカーテンで迷路のように仕切ってランウェイに仕立て、サーチライトとサスペンス感満載のサウンドトラックで気分を盛り上げる。
リッチなファーのコートはレザーベルトでウエストをマーク。80年代的な肩パッド入りのシルエットやビッグシルエットのレザーコートなど、前半はマスキュリンなアイテムが多い。アーカイブからピックアップしたチェックは現代的なシルエットにして、コートやジャケットのボタンもユーモアたっぷりに大きさや位置を変えている。

逆V字の切り替えでプリーツを入れたイレギュラーヘムのドレスのようなシンプルなドレスもあれば、大胆な斜めのカッティングとレースをあわせたセンシュアルなドレスなど後半はフェミニンなドレスも登場。ディテールで目立ったのはフリンジとリボン。シャツドレスの裾をフリンジにしたり、シャイニードレスのトップ部分をすべてフリンジにしたり、ブラック&ホワイトのドレス部分ををすべてフリンジにしたりした。またリボンは首もと、胸もと、ウエストと、素材と大きさ、場所を変えて何度も登場。マスキュリンとフェミニンを融合したコレクションの象徴のようだった。

フロントロウには秋元梢 英国人俳優のイドリス・エルバ、サブリナ・ドゥーレ、カレン・エルソンなどセレブリティも多数来場して、ワイト・ケラーが創り出したフィルムノワールの世界を堪能していた。

参照元:VOGUE JAPAN

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