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男子の恋のライバルは「彼女のお父さん」かもしれない

  • 2018.3.5
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世の中の多くの男子は、マザコンだということになっています。男子本人がそう自己申告しているというより、たとえばこのようなネットの恋愛コラムの中に、そう書いてあるものが多いです。あるいはむかしからある、作家が書いたエッセー集に、「世の男はマザコンである」と、頻繁に書かれてあります。

■世の多くの女子はファザコンである

世の多くの男子がマザコンだとすれば、世の多くの女子はファザコンである――こう言い方があってもいいように思いますが、こういう意見はあまり見聞きしません。「言ってはいけないことになっている」のかもしれないと思うくらい、「世の多くの女子はファザコンである」とはあまり聞かないです。


がしかし、実態は、ファザコンの女子って多い。
たとえば彼氏とケンカしたとき「お父さんだってわたしのことをたたかなかったのに、なぜあなたはたたくの?」と言う彼女とか、「結婚するならお父さんみたいに優しい男性と結婚したい」これは誰もがどこかで一度は聞いたことのあるセリフではないでしょうか。


つきあうならイケメンがいいとか、多少お金持ちの男子がいいとか、とかく、女子の「理想の彼氏像」って、具体的な条件がありますが、いざ結婚した相手を見たら、なんのことはない、父親のような寛容な男性と・・・・・・というケースって、よくあることです。


「イケメンという条件はどこに行った?」「お金持ちという条件はどこに消えた?」彼女と結婚しそこなった男子たちは、内心こう思っているんだから。

■男子たちは、世の女子はファザコンである、ということを知っています

男子たちは、世の女子はファザコンである、ということを知っています。彼女に言って聞かされなくとも知っています。彼女が「わたしのパパは、あなたとちがってもっと優しい人なだから」と、ケンカのときに言うものだから、知っています。


だから彼らは「恋のライバルは彼女の父親である」と思っています。
あまりに若いと、こう、具体的には思えないものです。「もっと優しくしてほしいって・・・・・・優しいって、なにを基準にして彼女は言っているのだろう」と悩むくらいです。


あるいはこう悩むことすらできず、「彼女にエッチしたいとしきりに言ったら、彼女の機嫌が悪くなったけど、なぜ?」と、「?」で頭がいっぱいになるのがせいぜいでしょう。
でも25歳も過ぎると、男子たちは理解します。「おれの恋のライバルは、彼女の父親だ」と。

■経験を積まないと、そうはなれないから

お父さん・・・・・・いつもあなたのことを優しく見守ってくれて、いけないことをしても諭すことはあっても感情的に怒ることはなく、生活に不自由しないだけのお金を与えてくれて・・・・・・。
若い男子は、そういう器の大きな男になりたいと思っています。が、すぐにそうはなれない。やっぱり「したい」という気持ちが先走ってみたり、感情的になったり・・・・・・ということで、年上の彼氏を探している女子もきっと多いのでしょう。


でもね、若い男子を自分のお父さんを基準に判断するのも、かわいそうと言えばかわいそうな話です。経験を積まないと、そうはなれないことのほうが多いから。


なので、ときには「わたしのお父さんのような人」という基準を捨てて、真っ白な気持ちで、彼を眺めてあげてください。


そしたら、彼の意外な一面を見ることができて、彼が意外とお父さんに近いものを持っていることに気づくから。真っ白な気持ちで判断するって、そういうことだから。(ひとみしょう/文筆家)


(ハウコレ編集部)

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