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尽くす派&尽くされる派の恋は成立しない?対等な関係を築く「無条件の愛」とは!?

  • 2018.3.3
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好きになると母性本能がこんこんと湧き出し、相手に対してなんでもやってあげたくなってしまう。そういう方って女性に多いのでは?

一方で、好きな人にいろいろしてもらいたいと願う人もいるでしょう。そんな気質の二人なら、恋愛は上手くいくように思えますよね。
でも実は違うんです。今回はカップルにおけるベストな「無条件の愛」について語りたいと思います。

■なんでもしてあげたい心理の裏側
なんでもやってあげたいと望む人の中には、元来の性格が世話好きで、本当にしたくてそうしている人もいますが、そういうケースだけじゃないんです。

それは、ずっと尽くし続けていないと捨てられるのではないかという「見捨てられ不安」が背後にあるパターン。
例えば幼少期の親子関係や成長過程における人間関係で、強く否定されたりバカにされたりといった経験によって自己評価が過度に低くなってしまうことがあります。

その結果、「自分は他者に大切にされたり愛されたりすることがない人間なんだ」と思い込み、対等な人間関係を築けず、とにかく相手にとって都合のいい存在に自らなろうとしてしまうのです。

■なんでもしてもらいたい心理の裏側
一方、なんでもしてもらいたいと望む人の中には、本当にカリスマ性があって他者の上位に君臨するタイプの人もいます。
が、そんな人は一握りでしかなく、大概は「特権的な扱いを受けて当然だ」と勘違いしているタイプばかりでしょう。

なぜこんな勘違いをするかというと、やはり幼少期の親子関係や成長過程において過剰に甘やかされてきたり、自分のわがままを一貫して押し通してきたり、といった経験によって自己評価が異常に高くなってしまっているからなんですね。

大概は社会に出て「自分の力などたいしたことない」という現実に直面し、謙虚になるものなんです。
しかし中には、そういった謙虚さを恋愛にも適用することができず、恋人に過度な「甘やかし」を要求してしまう人もいます。

そういった「精神的な幼さ」が背後にあって、対等な関係を築けないのです。

■「無条件の愛」とは
どちらのケースにも共通していえるのは、「対等な関係を築けていない」という点です。
なんでもしてあげたい女性となんでもしてほしい男性は、一見すると割れ鍋に綴じ蓋で、需要と供給のバランスがとれているように見えます。

でも実際には、お互いの意思疎通ができず、自己愛の押し付け合いばかりになってしまいがち。
結果、不満や憤り、空虚感、面白みのなさなどが蓄積しやすい関係になります。
ひどいときには、DVの温床になってしまうことも。

安定したカップルには、お互いが二人の幸福のためにある程度のところで妥協する、新たな方法を提案する、お互いを思いやる、といったコミュニケーションをとれる「対等な関係」が必要です。

そのような相互的理解を築くことに骨身を惜しまず、見返りも求めない。それが、本当の「無条件の愛」なんです。

■まとめ
カップルにとってベストな「無条件の愛」、ご理解いただけましたでしょうか。

好きならなんでもしてあげたくなる!という心意気は素晴らしいのですが、だからといって相手の「母親」になれるわけではありません。

甘やかしたり、教育したりが恋人の役割ではないので、単に尽くすだけの存在になるのは対等な恋愛関係を築く意味ではNGです。

また、ただ座っていたらなんでもしてもらえることを望むような「お姫さま気分」も、相互的な人間関係を築けません。能動的でいたい「甘え」を振り払えるよう、大人になる必要があるでしょう。

そういった努力をしていく、その歩調がぴったり合っていること。それこそが本当のベストカップルなんです。

※画像出典/shutterstockライタープロフィール
黒木 蜜
一般企業に勤めながら執筆した作品が日本文学館のオムニバス本に掲載され作家デビュー。古事記への造詣が深く、全国300ヶ所以上の神社紹介記事を執筆。現在、古事記の観点から紹介する神社コラム/恋愛コラムなども手がけている。
Webサイト:黒木 蜜~中今の詩~