結婚しない男に結婚を決めさせる方法【夏目かをるの最強女になる！vol.4】

付き合ってから３年。そろそろ結婚の話題が出てもいいのに、一向にその気配なし。彼は一体私と結婚する気があるの？

こんな悩みはあなただけではありません。幅広い年代層で広がりをみせています。

「恋は盲目」と言いますが、３年、５年と付き合いが長くなると「将来どうなるの」という不安が広がるのは当たり前。彼が結婚する気があるのか、それとも恋だけを楽しむだけかどうかを確かめることも、結婚したい女性にとって重要なことです。男性心理を読み解いたり、本音を知ることをぜひお勧めします。

では男性からプロポーズがない理由とは何でしょう。

大きく分けると次の３つを挙げることができます。

① 結婚そのものにリアルを感じない

② 結婚したいが仕事や経済力に自信がない

③ 非結婚主義者

①の結婚にリアルを感じない男性は、結婚よりも自分の夢の実現を優先するタイプ。夢に邁進している自分を応援したり、支えてくれる女性を好みます。

わかりやすい例でいえば、ブレイクを狙う芸人やひたすら自分の世界を追求しているアーティスト。彼を好きになったら、彼の夢の実現が二人の共通の目標であると覚悟を決めたら、あなたからアピールすることです。

結婚が当分ないことを覚悟しても、人は変わります。その時の自分の気持ちを大切にしてください。

また単に「リアルを感じない」という男性は、友達の結婚式に出席するだけで「結婚したくなる」こともあります。そのためチャペルや結婚式場に連れて行って、「結婚のリアル」を感じさせることも効果的です。あなたの結婚願望を知ってもらうというダブル効果もありますからね。

さらに「結婚はいいもの」という結婚性善説の友達や先輩に会わせて、結婚に前向きになったら、「あのカップルのように幸せになりたいわね」と促しましょう。そして彼の両親に挨拶に行く段取りを立てるのです。優柔不断な彼には、こちらから押すことも効果的。多少図々しい方が成功しますよ！

②は結婚に消極的な男性の傾向です。私にはかつて消極的男性の理由を知る機会がありました。

３年前ある媒体のコラム連載中に「男の本音を探る」というテーマで、20代から40代初めの男性10人の座談会を行った時のことです。20代、30代の独身の男性全員が「彼女はいるけど、結婚は、ちょっと」と結婚に対してあまりアクティブではなかったのです。

「貯金が少ないから」「仕事で結果を出していない」という彼らの根底にあるのは、結婚に対する重圧。妻となる女性の一生を背負うのなら、仕事で自信を持ち、経済的に余裕をもって結婚したいというのが本音でした。でも結婚の具体的な時期はといえば、「よくわからない」という不甲斐ない答え。

そこで結婚を躊躇している男性たちに「彼女がもし妊娠したらどうするの」と尋ねると、全員「父親になります」でした。つまり自分からプロポーズするより、“でき婚”という究極の選択を取る方が、結婚の時期に迷うよりも、楽なのです。これも自信のなさの表れかもしれません。

“でき婚”をしなくても、結婚に躊躇している男性を説き伏せた女性がいます。

その女性は学生時代に知り合った彼と、自然に結婚を前提に付き合う様になりますが、最初の就職先で体調を壊した女性は、２４歳で退職。その後１年間は実家で休養しながら、マクロビなど健康食を勉強するうちに環境問題に目覚め、２５歳でNPOに転職します。

その時に「いま結婚したい」と彼に結婚を持ちかけたのです。

「結婚するなら、彼女しかいないと思っていましたが、でも27歳でまだキャリアがない自分に結婚はリアルではなかった」と、男性は当時を振り返ります。

ところが女性が「結婚しなければ別れる」と本気で「結婚か、別離か」と二者択一を迫ったので、とうとう男性は結婚を決意したのです。

「ラッキーなことに、チームプロジェクトの成果も出て周囲に認められたので、胸を張ってプロポーズできました」

時には「結婚か、別離か」という選択を男性に与えたほうが良いこともありますね。でもこれを使う場合には、「勝負に出る！」という勇気が必要です。

③の非結婚主義者は、もはや論外。わかった時点で別れたほうが賢明です。

男性という生き物は、好きな女性を自分のそばに置いておきたいもの。でも結婚という責任を放棄して、一人の女性を独占したいのは、はっきりいえばダメンズです。

例え高学歴で医者や弁護士など社会的に尊敬される職業の人でも、ダメな男。結婚相手ではありません。それに、このような男性は他に好きな女性ができたら、すぐにあなたを放ったらかしにするでしょう。

もし迷ったら、自分の幸せを優先しましょう。男性選びも、自ずと見えてきますからね！

（夏目かをる）