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恋愛には「ない」視点と、「ある」視点がある

  • 2018.2.26
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恋人同士、付き合う時間が長くなればなるほど、お互いに不満の一つや二つ出てくるものです。
連絡が少ないとか、愛情表現が足りないとか、優柔不断だとか、数えだしたらキリがありませんね。ただその不満って、実際に相手にぶつけてみて「根本的な解決」になったこと今まででありましたか?
一度素直に改めてくれたとしても、また別の部分で不満が出てきたり、少し時間を開けるとまた同じ不満が生じたりしませんでしたか?
これはあくまで私個人の見解なのですが、相手に対する不満は「抱えるだけムダ」です。むしろ百害あって一利なし。なんのプラスにもなりません。

■なぜ彼氏に不満を抱いてはいけないのか?

そう思う理由は3つあります。「”ない”視点で恋人を見るようになる」、「彼に感謝できなくなる」、「関係性が改善しないどころか悪化する」の3つです。
不満を見つけることが上手になると、「”ない”視点で恋人を見るようになり」ます。”ない”視点とは、相手の”ない”ところばかりに目がいってしまう癖のようなもの。冒頭でも挙げた、「連絡が少”ない”」「愛情表現が足り”ない”」「優柔不断=判断力が”ない”」といったような見方です。
”ない”要素が溜まってくると、あなたは彼氏にその不満をぶつけます。当然彼氏は嫌な気持ちになり、あなたのことが信用できなくなります。
このように、”ない”視点でしか彼氏を見られなくなると、当たり前ですが相手を嫌いになりますし、”ない”ところ探しが癖になっているため相手からも嫌われて、お付き合いが始まってもすぐに別れるようになってしまいます。
また、”ない”視点は、あなたの「感謝する心」を奪います。なぜならありとあらゆる感謝は”ある”視点からしか生まれないからです。
これが私が「不満は百害あって一利なし」と説く理由です。
もう一度聞きましょうか。あなたは過去に恋人に素直に不満をぶつけてみて「根本的な解決」に至ったことがありますか?

■「ある」視点が二人にもたらす愛のスパイラル

では、不満を抱かないようになるためにはどうしたらいいか。簡単です。”ない”視点でみていたありとあらゆる事象を、”ある”視点で見るように変えればいいのです。
連絡が少”ない”のではなく、久しぶりに連絡が”あった”とする。愛情表現が足り”ない”のではなく、表現できていない愛情が”ある”とする。判断力が”ない”のではなく、慎重な判断が”できる”のだとする。これが”ある”視点です。
このある”視点”で彼氏の言動を受け取ると、「忙しいのに連絡して来てくれて嬉しい」、「素直に愛情表現できないのが可愛い」、「一生懸命考えて判断しようとしてくれている」という見方に変わります。
こう反応してくれる彼女に、彼氏はどう思うでしょうか?きっと、
「この子は俺の忙しさを理解してくれている。でも寂しい思いをさせているかな。今度からはもう少し連絡する頻度に気を遣おう」と思うでしょうし、
「彼女は俺の気持ちを汲んでくれている。愛情表現するのはまだ苦手だけど、今度プレゼントでも買っていこうか」と考えるでしょうし、
「あんまり彼女を困らせないように、もっとテキパキ判断できるようになりたいな」と努力するでしょう。
どちらの視点であっても、目の前に起こっていた事象は同じです。ただ、あなたが”ない”視点で彼を見るのか、”ある”視点で見るのか、その見方だけで彼の受け取る印象が180度変わってしまうのです。

■ない視点で恋愛するか、ある視点で恋愛するか

え?そんなにうまいこといくのかって?全ての恋愛が自分の思い通りにことが運んだら、そんなの恋愛つまらないではないですか。思い通りにならないからこそ、恋愛は面白いのです。
ただ、どうせ思い通りにならないのであれば、100回の不満を抱くよりも、1回の感謝をした方が、あなたはHAPPYにはなれるのではないでしょうか。それで彼氏が変わるかどうかはその彼氏次第ですので、私にはなんとも言えません。
大事なことは、「あなたが」どう感じているのか、ということなのです。この記事の内容を「全然参考になら”ない”」と見るのか、「自分の中での気づきが”あった”」と見るのか、それもまた視点の違いですね。(川口美樹/ライター)
(ハウコレ編集部)

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