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【いぬねこ うちのこ。】あーちゃん(11ヶ月)、パンチョとガバチョ/あゆみさん

  • 2018.2.22
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犬や猫と暮らしながら、子育てをしているママをご紹介する「いぬねこ うちのこ。」。第6回目は、雑誌『anan』でも何度も表紙を飾っている、人気猫のパンチョとガバチョ(愛称:パンガバ)、11ヶ月の娘さんと暮らすあゆみさんです。

「愛くるしい方がパンチョ(右)で、隣のうるさいのがガバチョ(左)ですー。どうぞよろしく」(パンチョ)

インスタグラムには愛らしい娘さんとパンガバの日々が綴られています。おかっぱ頭のパンチョ、八の字眉毛のガバチョの表情豊かな写真と、まだまだ小さい娘さんとの位置関係、あゆみさんが添えたコメントに、思わずくすりと笑ってしまいます。

そんなあゆみさんに“うちのこのベストショット”と、猫たちと暮らしながらする子育てについてお話を伺いました。

あゆみさん プロフィール
ライフスタイルを軸としたスタイリスト。すくすく大きめ女児の母。ねこのパンチョとガバチョの食事係。B型右脳、眼鏡フォトグラファーの妻。幼少の頃より犬と猫と暮らす。「anan web」で「猫写真4コママンガ」を夫婦で連載中。猫の日(2月22日)が結婚記念日!
Instagram:@awayukimusica(食事係)、@pancho0002(トイレット係)
猫写真4コママンガ:http://ananweb.jp/column/neko/

■愛すべき「うちのこ」たちをご紹介!

・あーちゃん 11ヶ月
・パンチョくん 8歳 白黒模様の猫(体重8.5kg)
・ガバチョくん 2歳 白黒模様の猫(体重4.4kg)

はじめて川の字でお昼寝した日。かわいすぎて写真を撮りまくる母。
あーちゃんは、生後2週間でうなぎのぼりの成長率を記録した、たくましい女の子。猫たちに子守を任せ気味のせいか、おもちゃをくわえて、高速ハイハイで2匹の後をついていきます。泣き声が猫っぽいと言われたことも。ぐずっていても、パンガバと目があうと笑います。

パンチョは個人宅の保護猫出身。思慮深い、悟りを開いたようなマスカット色の眼差しと、意志のある髪型が特徴。ぎっしりとした肉体美により、優美な曲線を描きます。雑誌『anan』の表紙を2回飾り、即完売に。雑誌『ねこ』の100号記念の付録カレンダーから、ちょい役までいろいろ出演しています。

まさかのanan初猫特集の表紙に! 大ビックリ! SNSではうちのこananが大流行りしていました。パンチョが素人っぽいからですかね(笑)
ガバチョは保護猫シェルター出身。パンチョの彼女を求めて飼い始めました(のちにオスとわかる)。決め手はパンチョの隣にいてほしい見た目という、シンプルな発想でした。とにかくよく喋り、「ニャーー」がとても長い。癖が強めの猫です。

かつおくれくれの唄を歌っているガバチョ。とにかくよく喋るし、しつこいめ(笑)
アンニュイな八の字眉と、劇画タッチの笑い顔が特徴。パンチョのことが大好きで、パンチョの側で、ガバチョも2回目の『anan』の表紙を飾りました。

うちに来てすぐの頃、どさくさ紛れに猫特集の2号目表紙にパンチョと共に表紙を飾ったガバチョ。わたしも表紙になって、客観的に初めて見て、なかなか良いデコボココンビだと実感しました!

【ママに質問!】
1:猫とは、いつから一緒に暮らしていますか?

娘が寝るときは、パンチョが必ずついてきて、ど真ん中に寝るのが習慣。お布団はビクとも動かなくなります。
パンガバも里帰り出産に同行していたのですが、生後間もない赤ちゃんに対して、パンチョは半径3mからはじめ、ガバチョはすぐにピッタリひっついてきました。パンチョはすごく観察している様子で、9ヶ月ほどかけて、触れられることを許した感じです。でもお昼寝も、夜眠るときもちゃんと付き合っているのは、実はパンチョの方なんです。

いつも一緒に遊んでいる、娘とガバチョ。何をされても離れないのが不思議です。
妊娠前から猫と暮らしていたので、アレルギーについてはあまり心配していませんでしたが、猫特有の夜中の運動会や、興奮して爪でひっかいたりしないかは心配でした。

結果的には、猫たちの方は赤ちゃんに優しくて、赤ちゃんの方が手加減できない感じなので、娘に毎回言い聞かせています。特にガバチョがせつない声を出していて。それでもずっと娘の側にいるので、延々繰り返しになります。

【ママに質問!】
2:愛猫に「寂しい思いをさせている」と感じたことはありますか?

生後10日くらいの頃。深夜の頻回授乳と睡眠不足で、身体が辛かったのですが、猫たちが毎夜励ましてくれました。猫が夜行性で、本当に良かった!
陣痛が長く、それも側で見ていたのですが、出産して退院してからパンチョに再会したとき、目が合わなくなった気がしました。それはしばらく続いたのですが、私自身が体力的にも精神的にも余裕がなく、とても悲しくなりました。特にパンチョは長い間私を支えてくれていたので、その絆が消えてしまう気がして不安でした。よく考え、「パンチョを待つんじゃなく、1日1回は私から抱きしめに行く」ことを決め、実行していました。

今は9キロ超えた娘の授乳中に、パンチョも乗っかってきて、合計18キロを小一時間抱っこする羽目になり、身体がバキバキです(笑)。

【ママに質問!】
3:猫と一緒に暮らしながら子育てをしていて、幸せを感じるのはどんなときですか?

どの猫も「アン」(私がパンチョのことをパンと呼んでいるので)と呼ぶように。
猫と赤ちゃんと中年という、言語がかみ合わないトライアングルがなんだかとても面白いです。それぞれの習性が違うことを否定せず、思いっきり楽しんでみると、私自身も新しい自分を見つけられたり、猫はかつおのことしか考えていなかったり、結局みんな自分大好き。そんなバランスが心地よいです。

寝返りが打てるようになった頃。子守をしてくれるガバチョ兄ちゃん。
車で帰省したとき、車内は娘とガバチョの泣き声が響き渡っていました。すると突然ガバチョが、チャイルドシートの娘の上に乗り、2人はピタリと泣きやんだのです。2人が心通わせ、強くなった瞬間を見た気がしました。

哀愁漂うパンチョ。人間のような、菩薩のような表情。私たち夫婦はパンチョとの時間が圧倒的に長く、苦楽を共にしてきたので、すべて見透かされているような気がします。
また、娘がソファから落ちたときは、普段は一定の距離を保っているパンチョが、隣の部屋から猛ダッシュで駆けつけてくれて、「カッコイイな」と惚れ直しました(私が)。

【ママに質問!】
4:猫と子どもと暮らすなかで、導入したアイテムは?

娘のためのかごも、スペースが空くと猫たちのくつろぎスペースになるので、要注意。でも頭の片隅で「猫も使えるし」と思って、ものを選んでいる節があります。
最近ガバチョのおもちゃ熱が急上昇。夫がおもちゃを大人買いしたところ、四六時中おもちゃのふもとでニャーニャー言って困っていたのですが、娘が自ら名乗り出てくれて助かっています。ときどき、おもちゃの棚にパンチョが登って落とし、娘が拾い、ガバチョが遊ぶという連携プレーを発揮し、母は目が離せません。

好きな家具などを選ぶ際は、「猫がいるから」と消極的にならないようにはしています。爪を研がれたら、それ自体を受け止めるというか、テクスチャーだと捉える(笑)。仕方がないです。誰も悪くない。みんなが好きな毛布類には力を入れています。

生後3ヶ月頃の夫からの突然のプレゼント。パンガバ兄ちゃん見守りロンパース。すごい勢いでサイズアウトしましたが。

【ママに質問!】
5:猫と暮らしながら子育てをすることのメリットは、ズバリ何でしょうか?

すごい勢いで娘が大きくなり、ゆりかごのサイズアウトが目に見えた頃、それを待たずに陣取ったパンチョ。猫用のものはだいたいパンチョには小さいので、妙に納得しました。
私自身がそうだったように、子どもにとっても、やはり一番は温もりや優しさを肌身で感じられ、かけがえのない存在として愛し方を日々学ぶことができると思うし、慰めてくれる。そしていずれ訪れる死を通して、命の尊さを実感することになると思います。

生後1ヶ月の頃。まだ目は見えていないけど、もふもふを感じ出していたと思う。一点触れ合って眠るのがガバチョと娘のカタチに。
もふもふに埋もれて眠ると、ダメージやストレスが吹っ飛びます。一番大切なことを動物たちは教えてくれます。

【ママに質問!】
猫と暮らしたい! と考えているママさんに伝えたいこと

ベロンチョ妖怪。うちのねこたちはなかなか表情豊かで、普段から二度見してしまうことも多いです。イライラしたり焦っているときも、クスッとふんわりした笑いが舞い降りてきてリラックスできます。
一生を添い遂げる覚悟はかならず必要です。習性や特徴も、よく理解してあげないといけません。

ですが、お互いを尊重し愛し合えば、自然と良い方向に進んでいくと思います。よく動物たちと話し合ってくださいね。楽しいです。愛おしいです。癒されます。できれば、保護猫(犬)が、1匹でも幸せな生涯が送れるように願っているので、保護サイトや地域のシェルターから覗いてみていただきたいです。

▼愛すべき「うちのこ」たちに伝えたい! ママからのメッセージ

ソファに登れるようになった娘。次はキャットタワーにも登りたいのを、パンチョに諭されているところ。

「 『この出会いは運命かも~~♡』

をこころの中で連発しています

本当にありがとう

不器用な私ですが今後ともどうぞご贔屓に!」

あゆみ

あゆみさん、ありがとうございました!

(赤木真弓)

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