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無香料の意味、知ってる…? 化粧品の成分表示「よくある勘違い」3つ|ちょこっと美容マメ知識 #21

  • 2018.2.21
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無香料の意味、知ってる…? 化粧品の成分表示「よくある勘違い」3つ|ちょこっと美容マメ知識 #21

美容・健康に関する資格を8個保有するライター&コラムニストharakoが、日々の生活で気軽に取り入れることができる美容情報をご紹介する連載です。第22回目は、美容商品や健康食品の表示についてです。

どうやって選んだら良いのか、ぶっちゃけわからない……。

【ちょこっと美容マメ知識】vol. 22
ドラックストアやデパートのコスメ売り場、通販など美容商品の数はさまざま。そして、ネットの普及から口コミなども簡単にチェックできる反面、情報の混乱が多いのも事実です。“なんとなくコレ” と、曖昧な基準で選んでいませんか?「評判がいいらしい」「友だちが愛用しているから」などの理由ではなく、自分自身の状態に合わせて選択することができれば、買ってイメージと違った! という事態を未然に防げることでしょう。
そこで今回は、メイク用品・基礎化粧品・サプリメントなどのパッケージに記載されている情報で、勘違いしやすい読み方についてご紹介します。

勘違い① 「表記されている成分は、全部均等に入っているんでしょ?」

美容商品や健康食品の裏側に書いてある、成分表示一覧。もともと、アレルギーを引き起こす可能性がある成分のみを記載していた「旧表示指定成分」から「全成分表示」に変わり、消費者の方々も目視で確認しながら商品を選びやすくなったと思います。しかし、成分が表示されているからといって「あ、これはきっと美容成分がたくさん入っているから良さそう!」と手に取ったにも関わらず、実はごく少量しか商品に含まれていないなんてことも、しばしば……。
表記されている成分は、決して「すべてが同量」ではなく、配合量の多い順番に書かれています。また、着色剤などの1%以下の成分は、最後にまとめて順不同記載OKというルールがあるため、最後のほうに書いてある成分ではなく、なるべく前のほうに書いてある成分を目安に選んでみてくださいね。
Point☆ちょこっと美容マメ知識
成分表示は、量の多い順に記載。最初に書いてあるものが肝心です。

勘違い② 「無香料は匂いが無い商品ってこと?」

次は、基礎化粧品や消臭剤などによく書かれている「無香料」の表示。人工で作られた独特の香りが苦手な人にとって、匂いがない商品を選びたい気持ちは、私自身も良く理解できます。
しかし、「無香料」の表示があっても、匂いや香りが全くしないわけではありません。商品に匂いをつける成分(香料)が含まれていないという意味なので注意が必要ですよ。もし、匂いのない商品が良い場合は「無香性・ノンバフューム」を選んでみてくださいね。
Point☆ちょこっと美容マメ知識
“漢字のまま” 意味合いを受け取るのは、誤解につながる。

勘違い③ 「フリーって、なんか安全そうだよね」

「パラベンフリー」「アルコールフリー」など何かしら “フリー” とついていると、安全な商品のように感じてしまいそうですが、残念ながら「フリー=安全」という基準ではありません。例えば、防腐剤は時間が経つにつれて細菌が繁殖し、商品の品質を保ち肌トラブルの原因になるのを防ぐためにも、必要な成分です。
しかし、防腐剤の代表例である「パラベン」が注目された時に、「パラベンフリー」という触れ込みが流行りました。パラベンは防腐剤の一種ですが、決して悪者ではなく、パラベンが個人的に肌に合わない人のみ、「パラベンフリー」を選び違う防腐剤が入っている商品を選ぶことが正解だと思います。
また、「アルコールフリー」に関しても同じことで、美容商品に含まれるアルコールは、爽快感をもたらすようなスッキリとした感覚を与える成分です。つまり、そのような感覚が苦手だという人は「アルコールフリー」を選ぶことをオススメしますが、安全性を気にして “フリー” を選択するのは意味合いが違っているというわけです。
Point☆ちょこっと美容マメ知識
成分の特徴を理解して、“フリー” を選ぼう!
よくありがちな勘違い表記についてご紹介しましたが、いかがでしたか? キャッチフレーズやパッケージの触れ込み “だけ” に惑わされることなく、商品選びに役立ててみてくださいね。

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