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BURBERRY、チェック&レインボーでダイバーシティに強いメッセージを込めて。

  • 2018.2.19
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クリストファー・ベイリーが手がける最後のショーは、バーバリーチェックとレインボーが融合したダイバーシティな世界観に。アジョワ・アボアーやエディ・キャンベル、カーラ・デルヴィーニュなど、ブリットガールたちも多数登場し、コレクションを盛り上げた。

フロントローに負けじとモデルも豪華な面々。ショーはアジョワ・アボアーでスタートし、ラストルックを務めたのはレインボーのファーコートを纏ったカーラ・デルヴィーニュだった。

クリストファー・ベイリーは今シーズン、彼がティーンだった80年代頃のファッションに遡り、自伝的なコレクションを披露した。ライトが左右に揺れるインタレーションの中、次々に登場したのは当時のクラブキッズや1980〜90年代のDIY精神溢れるイギリスのストリートスタイル。終始、エネルギッシュかつポジティブムードに満ちていた。

トレンチや刺繍を施したデリケートなワンピースからは、英国を誇るクラシックなハイブランドとしてのバーバリーの雰囲気が伝わってくる。さらに、チェックのバケットハットやベースボールキャップ、カラフルなロゴ入りスウェット、オーバーサイズのナイロンパーカーなどは、労働階級の若者たちが偽物のバーバリーを身につけていた時代をイメージしているよう。そんな歴史あるブランドのアーカイブ的なルックは実に興味深い。

そして何と言っても目に付くのはレインボーだ。スカートに描かれていたり、スニーカーやバッグ、ケープにまで。そしてカーラがラストルックで着用したバーバリーチェックを内側にあしらったコートのように、ブランドの代名詞的なディテールにレインボーカラーをミックスしたルックも多数登場した。フィナーレでは会場全体をレインボーのライトで彩る演出も。

今回のコレクションでは、LGBTQ+のサポートを掲げ、3つのLGBTQ+コミュニティへの寄付を行っている。ポジティブなカラーパレットの中にダイバーシティに対する強いメッセージを込めるだけでなく、実際に行動でも示したクリストファー・ベイリーの歴史に残るラストショーだった。

バーバリーチェックにレインボーカラーをプラスしたカプセルコレクションは早くも2月21日(水)から伊勢丹新宿店のポップアップで登場。最新ルックをいち早くチェックできるチャンスを逃さないで。
参照元:VOGUE JAPAN

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