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「申し訳ない」態度は出さない!子どもの発熱時に職場でママが気をつけていること

  • 2018.2.15
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こんにちは、佐原チハルです。

“子どもの突然の発熱で、保育園からの連絡”……この文字列を見ただけで、胸が苦しくなってしまうママさんたちも少なくないのではないでしょうか。

お子さんの突然の発熱での早退のために日頃から心がけていることについて、ママたちの声を聞いてみました。

●「申し訳ないと思わない、態度にも示さないようにする」という声

「突然の早退って、フォローしてもらう周囲の人に本当に申し訳ないなって、すごく感じちゃうんです。でもそれじゃいけないって思うようになって、申し訳ないって思ったり態度にしたりするのをやめることにしました」(30代・4歳と1歳の子のママ)

お子さんの発熱での早退となると、しっかり頭をさげる、復帰時には手土産を渡す、日頃からお子さんの写真を見せて親近感を持ってもらっておく……など、“周囲にいかに気を配っておくか”がポイントになるような話を聞くことが多いです。

そんな中「申し訳ないという態度を示さない」という声は珍しいように感じられます。

「子どもがいて仕事をしているのって、私だけじゃないんです。今はいなくても、いつかは子どもを持つメンバーも出てくるかもしれない。自分だけじゃないそういう人たちのためにも、子どもの体調不良での早退を『申し訳ないこと』『悪いこと』みたいにしたくない なって思うんです」

確かに、そもそもお子さんの体調不良で保護者が早退すること自体、何ら悪いことではありません。

悪くもないことで頭を下げなければいけないのって、理不尽だし、ものすごいストレスですよね。

子育てのシーンから一つ一つ、そうした理不尽を無くしていく のは、とても重要なことですね。

●「あらかじめ仕事の共有をガッツリしておく」という声

「子どもが熱、って連絡が来てからできることって、ほとんどないんだよね。急いで帰る、必要なら翌日以降も休む、ってしなきゃいけないことには変わりがないから、いざという時の前、“いつも”の時にどれだけ準備をしておけるかにかかっていると思う」(30代・4歳の子のママ)

こちらのママさんは、職場では日頃から“自分がどのような仕事をしているか”の概要を、世間話などの中で共有しているそう。

また指示は受けていないそうですが、ご自身の仕事についてのマニュアルも作成しておくことで、すぐに引き継ぎができる ように準備しているそうです。

「早退するときは、周囲のメンバーに『絶対にやってほしいこと』『これは遅れても大丈夫なこと』とか、優先度がわかりやすいように共有して帰るようにしてる。私のチームはメンバーが少ないし、私自身の仕事量も少ないから、メモ用紙にペラッと書いて上長に渡すだけで大丈夫だけど、夫はメールの雛形作っておいてメンバーに一斉送信できるように……って準備してるみたい」

フォローをスムーズにしてもらうためにも、フォローする側がスムーズに仕事できるように下準備をしておくのが大切、とのことです。

チーム全体でこのような体制を作っておけると、突然の早退以外でも有給が取りやすくなったり、他のメンバーも休みが取りやすくなったり と、職場の雰囲気自体が快適なるとのこと。これはお子さんがいる人以外も見習いたいですね。

●「他の人の休みの時に、率先してフォローする」という声

「『情けは人のためならず』ってやつです。他の人が休むときは、自分が率先してフォローするようにしています」(20代・5歳と0歳の子のママ)

自分がかけた“情け”がまわりまわって自分自身のためになるように、他者に対して行ったフォローはいつか自分がしてもらえるフォローにつながる、ということのようです。

「でも一番大きいのは、気持ちの問題です。自分が日頃フォローする側に回っていると、フォローしてもらう時にも遠慮なく周りに頼れるんですよね。だから他のメンバーが休む時には『よし、フォローの“貯め”を作るチャンス! 』くらいに思ってます」

ただし、本当は「日頃フォローしてようがしていまいが、誰でも気持ちよく休めるのがいい」と思っている、とのことです。

確かに、21時までやっている保育園に子どもを預けられている家庭と17時までの幼稚園の延長保育を利用している家庭とでは、日頃からできるフォローに大きな差があります。

認可園と、もともと高額な上延長保育料も高額な無認可園とでも違いがあるでしょう。

実家に頼れる家庭とそうではない家庭との間にも違いがあります。

土台の状況がどうであっても、快適にフォローしあえる環境になるといいですね。

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以上、いかがでしたでしょうか。

子育て中だと、そうでない場合に比べて早退や休みにする機会が増えます。

そのため心苦しくなってしまうことも少なくないですが、根本的な解消のためには、子育て世帯以外の努力や、そもそもの働き方の変革が必要なのだと思います。

たとえば子育てをしていないメンバーももっと早退や休暇を取得するようになれば、早退も仕事を休むことも特別ではなくなり、気兼ねする必要がなくなりますよね。

“子どもの突然の発熱での早退”によるプレッシャーを軽くするため、ママにできることもたくさんありますが、ママの努力だけでなく、もっと根本的な部分でみんなが快適に過ごせるようになるといいですね。

●ライター/佐原チハル

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