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納得! 日米メイクの差…顔を「生かす」or「作る」日本人女性はどっち?ニコラス・エドワーズさんのビューティーレッスン#3

  • 2018.2.15
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納得! 日米メイクの差…顔を「生かす」or「作る」日本人女性はどっち?ニコラス・エドワーズさんのビューティーレッスン#3

最近はナチュラルメイクがトレンドですよね。男性ウケもいいし、雑誌での特集もナチュラル一色。そんな日本の文化ってどう見られているんだろう……ということで、身長186cmで超小顔、絵本のなかから出てきた王子様のような「世界一日本の歌がうまい外国人」ニコラス・エドワーズさんに聞いてみました。高校卒業までをアメリカで過ごし、現在日本に住んでいる彼だからこそわかる、日本人のとアメリカ人の「メイクに対する感覚の違い」に納得です。
写真・小笠原真紀 文・三谷真美 動画制作・ViViA

ニック王子に聞く! 日本人女性のメイクについて

「世界一日本の歌がうまい “美しすぎる声とルックス” の外国人」として話題となった、王子様のようなイケメン、ニコラス・エドワーズさん(通称ニック)に「日本人とアメリカ人のメイクの違い」を聞いてみました。

日本人とアメリカ人のメイクの違いとは?

日本人はメイクで自分の顔を生かす、アメリカ人はメイクで自分の顔を作る

ニコラス自己表現や、メイクをすることで気合いが入ってパワーアップしたり、ドレスアップのためなど、日本人もアメリカ人も大まかな目的は一緒。違うところは日本人はデフォルトの顔としてメイクをする人が多い。自分がもともと持っているモノを生かす傾向だと思うんです。でもアメリカ人は趣味としてメイクをする人が多い。「すごいグラデーションシャドウをやりたい」とか「虹色にしたい」「まつ毛をパサっとさせたい」など個性的に作り込んで、自分の技術の高さを楽しんでいるんです。

アメリカ人のベースは「自然が一番」

ニコラスアメリカ人ってメイクが濃いイメージがあると思うけど、実は日本人が思っている以上にアメリカのメイク事情はバラついていて「ちょっとメイクをしている人」が少ないだけなんです。日本はメイクに限らず「平均を保つ文化」だと思う。物事がスムーズに進んでいくように、みんなが歩み寄ってるイメージです。でもアメリカは「思いっきりしている」か「まったくしていない」か、両極端。日頃からスッピンで生活している人は日本人より多いと思います。日本と違って、学校の制限がないのに、大学くらいまではメイクをしない人も多いんです。

アメリカのおじいちゃん、おばあちゃん世代は「メイクなんてするもんじゃない」という人が多くて、アメリカはメイクをしていい文化じゃないんですよ。でもアメリカ人は「やっていい」って言われなくてもする人が多い(笑)。国民性として、誰かの許可を求めてないんです。アメリカ人のベースの考えとして「自然が一番」っていうのがあるんだけど、メイクをするアメリカ人は、メイクをする日本人よりもグッとやり込むから、濃いイメージなんだと思います。
僕がホームステイしていた日本の家では、お母さんが娘に「少しくらいメイクしたほうがいい」と言っていました。でも度が過ぎると「やめて」ってなるので、うまいところをいくのが日本人メイクの傾向ですね。

ニック王子は「メイク女子」と「ノーメイク女子」どっちが好き?

ニコラス僕自信はメイクに対する理解もあるし楽しさも知っているので、自己表現として楽しんでやっている子が好きです。まったくメイクに興味を持っていなくてもいいんですけど、メイクやアート、芸術性のあるものについて話せたら嬉しいな。アメリカでは母親の姉妹とも一緒に暮らしていて、メイクのことや女性ならではの視点の話をしていたから女子トークは得意なんです(笑)。
実は2〜3年前くらいに友だちと制服でディズニーに行ったんですよ(照)。みんなで、持っているカーディガンを合わせて制服っぽくコーデして。僕は日本人じゃないので、アメリカの80年代のおじさんのスタイルと制服の違いがわからなかったんですけど(笑)、ハイライトやチークで若づくりをして出かけたんです。そういうバカなことを一緒にしてくれる女の子がいたらいいですね。何事も全力でやりたいタイプなので一緒に楽しみたい。ハロウィンなら生のカボチャを買ってくり抜いたり、季節のイベントは全力投球です。

もし彼女がいたら、メイクにダメだしする?

ニコラスそんな、ダメだしなんて……でもメイク崩れを「まったく気にならない」と言ったら嘘になりますね(笑)。気になっている女の子には絶対言わないけど、お付き合いしたらめっちゃ言うかも。「え、見えてるよね? あえてメイク崩れさせてるの?」って(笑)。やり方や濃さは個性なので、その子の自信になるならどんなメイクでもいいと思うし、好みは特にないんです。きっと見た目以外のきっかけで好きになるので、メイクがすごく濃くても、例えばスポーツに打ち込んでいてメイクを一切しない子でもかまわない。

僕がもし、女の子からメイクや髪型のことについて意見を言われたら聞きますよ。けっこうちゃんと人の言うこと聞くよね?(マネージャーさんに同意を求めるもスルーされる)。僕なりの意見はあるんですけど「こっちのほうがいい」と言われたらそんなに頑固じゃないですよー。バカにしているような、絶対嘘って感じだったら反発するかもしれないけど、そうじゃなければ……成長しなきゃいけないので。成長が終わったらダメでしょ?(笑)
つまり、あまりにも極端すぎるメイクの人は最初のきっかけをつかみにくいかもしれないけど、自分の夢に向かって、何かを成し遂げようと一生懸命頑張っている人なら尊敬できるし、素敵だと思います。ってことかな。

ニック王子の動画もあるよ

ニコラスインタビューを受けてたらだんだん居酒屋で話してる気分になってきて、ついいろいろな話をしてしまいました。「制服ディズニー」といっても「制服っぽい」ですからね! あと本当に、言われたことは素直に受け入れるタイプですよ、僕は。この動画で伝わるといいんですけど……(笑)。

Information

ニコラス・エドワーズさん(通称ニック)・25歳
オランダ系アメリカ人で、14歳のときにコブクロの名曲「蕾」を聞きJ-POPに魅了される。高校卒業後、日本で歌手として活動。186㎝という高身長と甘いルックスでananwebでは王子として崇めている(笑)。アーティスティックで、ビューティ関連も大得意。研究に余念がありません。
ニコラス・エドワーズ オフィシャルサイト

そんなニコラスさんのニューアルバム「トビラウタ」が4月25日発売!
ツアー「ニコラス・エドワーズ Acoustic Tour 2018 トビラウタ」も始まります

「トビラウタ」には、ニコラスさんが出会った日本の大好きな曲、大切にしている曲を収録。
ニコラス「ひとりよりふたり」っていう新曲を作りました。遠距離恋愛の曲で、サビに「ひとりよりもふたりのほうが頑張れるでしょ。って言ってくれた」って歌詞があるんです。主人公の男の子が遠くに行かなきゃいけなくなったとき「君を待たせるのは申し訳ないから……」と伝えたら、女の子が「ひとりよりもふたりのほうが頑張れるでしょ」って。そんな切ない、でもかわいらしい歌になっています。クスッと笑えてホロッと泣けちゃうような新曲なので、楽しみにしていてくださいね。
ananweb連載の中で、アルバムに収録される曲のこともご紹介していきます!

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