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恋人との話し合い方を、もっと訓練しておくべきだった【トイアンナのしくじり恋愛】

  • 2018.2.10
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こんにちは、トイアンナです。恋愛コラムを書かせていただき早数年、一貫して申し上げてきたことのひとつに「もっと彼と話し合おうよ」というメッセージがあります。


期待して、失望して、別れようと決断する前に「私はこれが嫌だ」と話し合おうよ。話し合えば分かり合えるというほど楽天的ではないけれど、お互いにどこがすれ違っているかは見えてくるよ、と。


こんな言葉を発するのは、私自身、話し合いがへたくそだからです。

■彼に怒っていたところランキング20を作ってしまう女

みつぎ症、尽くし症。これが私の恋愛観を表した言葉です。端的に言って、終わってる。尽くす人間のダメなところは、男を甘やかす点ではありません。自分が嫌われたり振られたりするのが怖すぎて、相手への不満を溜めてしまうところです。


「もっと家事をしてほしい」「誕生日にプレゼントくらいちょうだいよ」といった欲望は、尽くし症の女にだってございます。けれどそれを言い出せない。言い出せずに尽くし続けているとどうなるか・・・・・・どこかでドカンと爆発します。


不満を溜めに溜めて爆発しているものだから、怒りの火力も大きい。ヒステリーどころではなく、大爆発になってしまう。そしてあふれ出るマグマのような「実は不満に思っていたことランキング20位」の恋愛カウントダウン。深夜ラジオのネタじゃないんだから、リスナーがいないんだよ、そんな怒り。波よ聞いてくれ。そんな急激なモード変化に付き合える男、なかなかおりません。

■尽くしてクズが生まれる仕組み、去る仕組み

だから、です。そうしてたくさんの人を怒らせ、私をダメな女たらしめた「話し合い不足」から卒業せよと、を人に激推しするのです。今話し合わないと、その彼は別の方法で復讐してくることを知っているからです。怒りを完全スルーする「飄々と女の甘い面だけを享受するクズ」になってしまうか、「彼女の怒り大爆発が怖くて浮気するクズ」になるか「逆切れDV野郎」になるかくらいの進路しか行き先はありません。


尽くした挙句振られた、ええそれは真実です。けれど普段から散々甘やかしておいて、唐突に大爆発の怒りをぶつけられるのは、ぬるま湯だと聞かされて思う存分グダっていたら、突然熱湯をぶっかけられるようなものです。こんな風呂、こりごりだと男は出ていってしまうのだ、出ていってしまった。

■話し合おう、という私のブーメランを、ともに受けようぞ

だから話し合いましょう。私が言える立場ではないってことは、分かっています。でも私と同じ苦しみを、あなたに受けてほしくない。


ブーメラン発言とおっしゃられても構いません。受けましょうぞその木片。自分の発言が頭に刺さって血ぃダクダクになりながら、それでも「話し合いましょう、何とか努力しましょう」と申し上げたいのです。だって次の彼とはうまくいきたいじゃん。尽くさなくても愛してくれる彼、やっぱりほしいじゃないですか。たとえ尽くすのが自分の業だとしても。(トイアンナ/ライター)


【トイアンナのしくじり恋愛】
(ハウコレ編集部)
(後藤真由子/モデル)
(gaku/カメラマン)

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