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今年のバレンタインは少し変わったチョコを!個性派から王道まで揃う専門店

  • 2018.2.10
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チョコレート好きなら聞き逃せない、ビーン・トゥ・バーのチョコレート。ビーン・トゥ・バー好きから、それって何?という人まで、とっておきの一枚を選びに代々木八幡駅近くの「CACAOSTORE」に行ってみませんか?

ビーン・トゥ・バー選びができる店

「CACAOSTORE」は、日本のチョコレート界の第一人者ともいえる、ミュゼ・ドゥ・ショコラ・テオブロマの土屋公二さんが、ビーン・トゥ・バーの楽しさ、美味しさをたくさんの人に味わって欲しいとオープンしたお店です。

ビーン・トゥ・バーのビーンはカカオ豆、バーはタブレット=板チョコのこと。つまり、チョコレートの原材料であるカカオ豆の選別からロースト、成形までの全行程を1人、あるいは一つのブランドで行うチョコレートのことを指します。
一般的なチョコレートは各地のカカオ豆をブレンドして香料や植物性油脂などを加えることが多く、味や品質が安定する一方、カカオ豆そのものの風味を保ちにくいというデメリットがありました。

カカオ豆は世界各地で生産されていますが、産地によって味わいや香りが異なります。ビーン・トゥ・バーは主に単一産地のカカオ豆を用いて作るので、産地の特性を生かしたチョコレート作りができるというわけ。この点ではスペシャルティ・コーヒーと似ています。

好みの産地&ブランドを見つけたい!

「CACAOSTORE」ではオリジナル商品のほか、世界のさまざまなブランドのビーン・トゥ・バーを取り扱っています。
数々の世界の人気チョコレートブランドの商品を揃えている「CACAOSTORE」ですが、1月に仲間入りしたのがアイスランドの「Omnom Chocolate」。2013年に誕生したビーン・トゥ・バーのチョコレートブランドです。口溶けの良さや余韻を楽しめる品質の高さのほか、かっこいいパッケージデザインでも人気なのだとか。

オリジナルのビーン・トゥ・バーは、ブラジルはバク、ペルーはアルパカなど、産地ごとに動物を描いたパッケージが目印。メキシコとペルーのビーン・トゥ・バーは希少なホワイトカカオから作られています。
ちなみにホワイトカカオはその名の通り、白いカカオ豆で、苦味が少ないのだとか。ローストすると茶色になるので、このカカオからホワイトチョコレートを作るわけではないそうです。

同じ産地でも収穫する場所によって風味が異なり、ローストの仕方などによっても味わいが変わります。作り手がどんな味わいを目指して作っているのか、複数のブランドで産地ごとに食べ比べをするのも楽しそうですね。

「CACAOSTORE」には、近年人気が高まっている台湾のチョコレートもラインナップされています。こちらは台南のフーワンチョコレート。2017年の国際的なチョコレートの品評会のアジア太平洋地域予選で金メダルに輝いたのが、こちらの「台湾1号62%」です。フーワンチョコレートオーナーショコラティエは、福湾荘園というリゾートホテル&レストランのオーナーでもある許華仁さん。オーソドックスなビーン・トゥ・バーを作る一方、地元の特産品と組み合わせたオリジナル性の高いチョコレートも作っています。桜えびチョコやタイカレーシュリンプチョコと聞くと、いったいどんな味なの!?と思いませんか? それは食べてのお楽しみです!

カフェスペースも充実

じつは「CACAOSTORE」はカフェメニューも充実。コーヒーやホットチョコレート、ケーキなどのほか、軽食メニューやアルコールもあります。でも、やっぱり「CACAOSTORE」といえば、トーストショコラ。トーストしたバゲットの上に、タブレットが一枚のっています。お皿の周りにカカオの甘くて香ばしいかおりがただよい、チョコレートの新しい楽しみが広がります。

大切な人に想いを伝えるチョコ選び、今年はビーン・トゥ・バーにしませんか。もちろん、自分へのご褒美にしてもいいですよね。
writer / 佐藤 紀子 photo / 佐藤紀子

取材協力

CACAOSTORE
03-3460-1726
10:00〜22:00
年中無休(年末年始除く)

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