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キレイに使い続けるために!プロが教えるムートンブーツのお手入れ方法

  • 2018.2.10
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ヌバック素材のような起毛レザーの靴は、マメなお手入れが必要不可欠。そこで、東急ハンズ新宿店で活躍するシューケアのプロ・藤田康雄さんに、自宅で簡単にできるケア方法を伺いました。ぜひ実践して、ヌバック独特のほっこり柔らかな履き心地をキープしてみて。

ホコリや汚れを落とすために、ブラシを使ってブラッシング

ヌバック素材の靴のお手入れに欠かせないのは、馬毛のやわらかいブラシでのブラッシング。まずは毛並みに逆らって、ブラシを当てていきます。「ヌバック素材の靴は、ブラッシングに始まり、ブラッシングに終わると言っても過言ではありません。毛の間に詰まったホコリをかき出すように、丁寧にブラッシングしていってください」と藤田さん(以下同)。

全体をチェックし、汚れは汚れ落としでしっかり除去

ブラッシングした靴を細かくチェックし、汚れがないかどうかを確認していきます。もしも、目立つ汚れを発見した場合は、固形やムースタイプの汚れ落としを使ってケアしていくといいのだとか。「淡い色のブーツは、特に汚れが目立ちがち。アッパーやカカト部分をしっかりチェックしてください。固形タイプの汚れ落としを使用する際は、なでるように軽くこするだけでOKです」。

再度ブラッシングを行い、毛並みを整える

ホコリや汚れを落とすためのブラッシングと異なり、最後は毛並みを整えるためのブラッシング。「今度は毛並みに逆らうのではなく、毛並みに沿うようにしてブラシを動かしていきましょう。これでお手入れは完了ですが、最後の仕上げにヌバック用の防水スプレーをかけておくとなお効果的。防水スプレーのコーティングが、汚れや色あせから大切な靴を守ってくれます」。

靴を長持ちさせる秘訣は、マメなブラッシング

大切なヌバック素材の靴を長持ちさせたいなら、マメなブラッシングが必要不可欠なのだとか。「3回ほど履いたら、ブラッシングする習慣をつけるようにしてください。また、汚れを発見した場合は、固形やムースタイプの汚れ落としを使ってケアするようにしましょう」。雨などで靴が濡れてしまったときは、古いタオルや新聞紙を靴に詰めて、風通しのいい場所に日陰干しをすると安心です。「靴のなかにタオルや新聞紙を詰めることで水分を素早く吸収でき、型崩れの防止にもなります」。

【今回使用したお手入れグッズ】
「コロンブス×東急ハンズ クリーニングブラシ(馬毛)」(2862円/税込)
「コロンブス スペシャルガム(革の汚れオトシ)」(324円/税込)
writer / 佐野勝大 photo / 前田洋一

取材協力

<取材協力>
東急ハンズ新宿店/藤田康雄さん
1983年、東急ハンズに入社。
30年以上前に靴磨きに開眼、現在はシューケアのプロとして新宿店で活躍している。

東急ハンズ新宿店
http://shinjuku.tokyu-hands.co.jp/

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