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愛的にはしれっとしたバレンタイン「告白する勇気について考える」

  • 2018.2.6
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結婚相手紹介サービス会社、オーネットが、20歳~39歳の未婚の男女計313名を対象に「バレンタインに関する意識調査」を実施した結果、スイートな答えとビターな答えが得られたとのことです。

■愛的にはしれっとしたバレンタイン

調査結果によると、4人に1人がバレンタインの日に告白しているとのことですが、告白した人は、その後交際に発展したのか?
<気になる告白結果を見てみると、全体でなんと半数の54.5%もの割合で告白に成功し、交際に発展していることが明らかになりました>とのことだそうです。なんともスイートな答えです。
バレンタインに告白すればうまくいく確率が50%以上ということは、告白する人は、バレンタインの日に照準を合わせて逆算的に告白しているのかといえば、案外そうでもないようで、<好きな異性に最も告白をしたい日を聞いてみると、全体の回答では約半数(49.5%)が「いつでもいい」と回答>とのことだそうです。具体的には「いつ告白してもいい(49.5%)」「バレンタインデー(9.9%)」「クリスマス(7.7%)「誕生日(7.3%)」などの結果になっています。
なんとしてもバレンタインの日に告白したいと思っている人が、全体の1割もいないということは、愛的にはしれっとしたバレンタイン、ということが言えるのかもしれませんね。バレンタインに過度に熱をあげない人が多いという、お菓子メーカー的にはなんともビターな答えです(義理チョコを売りまくって売り上げを伸ばすしかない)。

■どさくさに紛れる能力がほしいところです

告白に関する恋愛相談ですごく多いのが、「勇気がないから告白できません」というものです。勇気って「あるかないか」というよりも、火事場の馬鹿力的に「出るか出ないか」だから……ということをことあるごとに説いてもなお、「勇気がないから告れません」という相談が後を絶たない。これが、毎月毎月性懲りもなく恋愛相談に答えているぼくから見た告白の実情です。
でも思うんですが、恋愛上手な人を見ていたら、あるいはそういう人にお話を聞かせていただいていたら、そういう人たちはイベントごとをうまく活用しているように見受けられます。
どさくさに紛れてといえば、言葉が悪いかもしれませんが、たとえばハロウィンのどさくさに紛れて告白するとか、バースデーパーティーのどさくさに紛れて告白するとか、それこそバレンタインのどさくさに紛れて告白するとか、そういうことがうまいのが恋愛上手さん。

■しれっとするのは告白したあとです

「告白する勇気がないです」と言っている人たちって、どさくさに紛れるのが苦手なのか、マジメすぎるのか……なんなのかよくわかりませんが、一般的にいって、どさくさに紛れてなんとなくうまくやれちゃう能力って、ないよりあったほうが人生が楽しくなるように思います。
1つ1つのこととマジメに向き合ってきちんとやるというのも、人生において非常に大切なことかもしれませんが、こと恋愛って、タイミングがすべてみたいなところもあるので(偶然彼に彼女がいなかったからつきあえたとか)、どさくさに紛れてしれっと告白して、そのあと恥ずかしければ、一定期間しれっとしておくといいのではないでしょうか。
せっかくお菓子メーカーがくれた(聖バレンタイン氏がくれた)どさくさに紛れやすいチャンスを活かしたほうが、楽しいし幸せになりやすいです、と書いても、今年もきっと義理チョコを買うのに忙しく、告白しそびれた人から「勇気がないので告白できません」という相談が来るんだろうな。
でも、たとえば、どさくさに紛れて大学の単位をとって卒業できた人は、もしかしたらわかっていただけるかもしれませんが、勇気なんかなくても、どさくさに紛れる能力があれば、人生どうにかなると思いませんか?(ひとみしょう/文筆家)
(愛カツ編集部)
 
※参考・引用 独身男女のバレンタインに関する意識調査(PRTIMES)

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