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つきあった途端冷たくなる彼のホンネとは?

  • 2018.2.2
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つきあった途端、やさしくなくなる彼に対して、「彼はわたしのことが嫌いになったの?」とか、昔の言葉を持ち出してきて「釣った魚に餌をあげない男ってどうなのよ」と思う彼女もいると思います。
もちろん、いわゆる「ハントするまで」が楽しくて、彼女が自分のものになった途端に飽きる男もいるわけですが、もちろん、そうではない男子だっています。

■■いわゆる自己肯定感が低い男子

いわゆる自己肯定感が低い男子は、つきあった途端、彼女に対して冷たい態度をとることがあります。
自己肯定感というのは、簡単に言えば、自分で自分のことが好きか嫌いか、ということ。自分のことが好きではない人って、情緒不安定です。淋しさを抱えています。
そういう人は、「自分で自分の情緒不安定なところや、淋しさを、どうにかしなくてはならない」とわかっています。
だから、つきあうまでは、彼女に対してやさしいのです。自己肯定感が低いところや、淋しさを抱えていることを女子に悟られたら、おれはモテないだろうなと、彼は知っているからです。
いろんなネガティブなものを隠して、彼女のほうもそれに気づくことなく、晴れてカップルになったら、彼は安心します。「これで、たまには淋しさを癒してくれる相手ができたな」と。

■■これを第三者が見たら、「態度が冷たくなった」ように見えます

でも彼は、彼女に上手に甘えることができません。彼の低い自己肯定感が、彼から素直さを奪っているからです。
自己肯定感の高い人は、甘え上手です。自分を知っているので、相手の気持ちもよくわかります。だから、どのタイミングで、どの程度甘えても許されるのかがわかっています。
自分のことが好きではない人は、甘え方が下手です。ふつうに甘えたらいいところを、「鬱陶しく思われるかも」と不安を感じたり、ヘンに男らしさを装って、甘えません。反対に、甘えるときはトコトン、相手が迷惑するくらい甘えたくなります。このへんの葛藤を素直に彼女に言えばいいものを、これも言わないから(言えないから)、彼は混乱します。
自分のことが好きではない人が混乱したらどうなるかと言えば、態度が冷たくなります。素直に自分の気持ちを表現したいのにそれができない、となれば、さらなる自己嫌悪に陥って、どうすることもできなくなります。これを第三者が見たら、「態度が冷たくなった」ように見えます。

■■「男の子って、見ているだけで切なくなる」

男子って、男であるというだけで、女子よりもたくさん孤独を背負っている生き物ではないかと思います。ときどき、男の子をお持ちのお母さんが、「男の子って、見ているだけで切なくなる」と言います。男の子はこれから、受験戦争にさらされ、就活をくぐりぬけ、就職したら出世のために命を削るように仕事を「せざるをえない」。母親として、こういう予測が立つからでしょう。また、実際にそうだからでしょう。
女子だって、真剣に勉強したり仕事をしている人は大勢いるはずですが、たとえば結婚を機に転職するなど、いわゆる人生の選択肢を世間がいくつか認めてくれている分、まだ救いようがあると、世間は見ているのかもしれませんね。
男は男であるというだけで孤独。この孤独と、うまく折り合いをつけることができない、とくに若いうちは、彼は情緒不安定になることがあります。
あなたのことが嫌いになったとか、釣った魚になんとかとか、ということだけではないのです。だから態度が冷たくなった彼を、黙って抱きしめてあげると、それだけでふたりの仲はうまくいくこともあるのです。(ひとみしょう/文筆家)
【今夜はちょっと、恋の話をしよう】(ハウコレ編集部)(後藤真由子/モデル)(gaku/カメラマン)

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