全身真っ白な理想の兄・新田真剣佑の真っ黒な過去が明らかに!? 『トドメの接吻』が描く愛の歪み

主人公・堂島旺太郎(山崎賢人)が“タイムリープ”を利用すべく、“キス女”・佐藤宰子(門脇麦)に自らキスをせがみ、新展開を迎えた『トドメの接吻』(日本テレビ系)。1月28日放送の第4話では、ターゲットである並木美尊(新木優子)に旺太郎が迫るも、うまくはいかない。その背後で、美尊の兄・尊氏(新田真剣佑)が大きく動き出す姿が描かれた。

参考:『トドメの接吻』第4話 場面写真

この第4話は、尊氏の回想モノローグで幕を開けた。「家族と愛で繋がっている。それだけで僕は幸せだった……あの日までは」という彼の声とともに映し出されるのは、12年前のクルーズ船内での光景。旺太郎たちが忍び込んで覗いていた、あのクリスマスパーティーである。彼はあの日を境に、並木家に対して複雑な想いを抱えたまま、これまで生きてきた。

いまいちキャラクターが掴めない尊氏であったが、前回の宰子視点と同様に、旺太郎以外の尊氏視点が導入されたことにより、彼の内面が垣間見える回であった。「全身真っ白、腹んなか真っ黒」と旺太郎に評される彼が、どうやらあの海難事故を引き起こす直接の原因を生んでいたようだ。しかしその発端は、彼を傷つけてしまった父親・尊(山田明郷)にある。「美尊が生まれると分かっていたら、尊氏なんて引き取ったりしなかった」。父のこの言葉を聞いてしまった尊氏は、自棄を起こす。といっても幼少期の尊氏である。ちょっとものに当たったのが、思いもよらぬ大惨事に繋がってしまったのだ。歪んだ愛への渇きが、旺太郎たちの運命をも巻き込んだのである。

「陰で支える人生なんてまっぴらだ。これからは好きにさせてもらう」。そう口にする彼は、苦しむ父に冷たいまなざしを向けていた。彼も旺太郎と同じく、愛を捨てなければ生きていけない人間なのかもしれない。

“タイムリープ”を利用するも、なかなかうまくいかない旺太郎。「もうもとには戻れない。戻るつもりもない」と、ついに動き出した尊氏を前に、旺太郎は宰子の“死のキス”という“神の力”でどのように闘いを挑んでいくのか。加速する展開に注目だ。

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記

(折田侑駿)

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