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カウンセラーに聞いた!「夫婦のセックスレス」への意外な切り札とは

  • 2015.1.19
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少子化と並んで社会問題とも言える“日本のセックスレス事情” は、思っているよりも深刻な状態と言えそう。セックスとは、パートナーシップの親密度や、その状態を如実に表しているので、その行為すら無い……という事は、とても大きな問題。

深く悩んでいる主婦が多い中、筆者自ら、認知行動療法を基盤とした“オリジナル心理カウンセリング” が電話で気軽に受けられるというリクルート社の新サービス『RAPPORT(ラポール)』を利用し、セックスレスについてのカウンセリングを受けてみました。

■日本のセックスレス事情

まずは、日本のセックスレス事情について簡単にまとめてみました。相模ゴム工業株式会社が行った調査によると、「結婚相手・交際相手とは、一ヶ月にどの程度セックスをしていますか?」との問いに致して、全体の平均回数は“2.1回”だったそう。

属性別に見ると、「交際相手とは4.1回」「セックスフレンドとは2.9回」に対して、「結婚相手とは1.7回」となり、結婚後にセックスの回数が減少する傾向が明らかに。

■実録!カウンセラーにセックスレス問題を相談してみた

今現在悩んでいる方も、「私たち…危ういかな?」 と感じている方も必見! 正しい方向に努力して回避する方法を臨床心理士である渡部先生にお伺いしました。

——努力しているのに…何でセックスレスになっちゃうの?

セックスに対する考え方は男女差や個人差も大きく、夫婦であってもセックスに対する認識が異なっていて当然。セックスレスの理由も一つではありません。

“セックスをしてない”というその事象だけにフォーカスして、それ自体が問題であると決めつけてしまうより、“お互いにとって満足したセックス”とは何だろう?という視点を持つ方が大切だと思います。

単純にセックスの回数が増えたからと言って、セックスレス解消とは言いきれません。

セックスを、お互いの愛情表現やコミュニケーションの一つととらえると、日常生活の中でもお互いの間に信頼関係やそれを支えるコミュニケーションがあるだろうか?という視点も必要です。

そもそもセックスレスには、どちらか一方もしくは両方に何かしら「そんな気持ちになれない……」という理由があるはず。双方に不信感がある場合は、セックスだけの問題ととらえず、その背後にある不満や葛藤を二人で向き合い乗り越えようとする姿勢が大切になるでしょう。

——セックスレスの対処法とは?

愛情表現は人それぞれ異なります。男性はセックスやスキンシップを通してパートナーからの愛情を確認したい傾向がありますが、女性の場合は家事や育児、夫の世話をすることで夫への愛情を表現をしている場合もあります。

また、女性はセックスレスになることで「自分を女性として見てもらっていない」と感じて傷つくこともあります。お互い愛情を持っているのに、それぞれ愛情を表現するチャネルと求めるチャネルがすれ違っていることがあるということです。

お互いの間のズレがあるのであれば、自分が求めている表現方法ではなかったとしても、まずは相手の愛情表現に目を向けてみること。そこに感謝した上で、自分が「どうしてもらえると“もっと”嬉しいか」を伝える時間を持ってみましょう。

特に、セックスに関する話題は話しづらいテーマでもあるため、伝える努力をせずに諦めてしまう事が多いかと思います。ですので、いきなりセックスレスを話題にするのではなく、ファーストステップとして相手との日常のコミュニケーションの中で相手への感謝、“一緒にいられて嬉しい”という感情を伝えることがベースとして重要ではないでしょうか。

——それでも夫が向きあってくれない…

夫がその気になってくれない、という悩みを抱えた妻が、夫を“その気にさせる” ために“受け身”だったセックスから積極的なセックスに変える作戦を決行してセックスレスが解消された!という話を聞きました。

このカップルの場合は、“マンネリ化 の解消”が一つの鍵だったのかもしれません。セックスレスを深刻な問題と考えて暗くなってしまったり、お互いを責め合って攻撃し、不満をぶつけあってしまっては逆効果ですよね。

セックス含め、「2人で楽しい時間を過ごしたい!」という気持ちを明るく伝えてみては。相手を変えようとするよりも先に、自分が今できる事や変化を見いだせる事を見つけていく事が大切なことですね。

セックスレスはときとして男女ともに苦痛を伴うもの。危機的状態なのであれば、根本的な夫婦関係を見つめて行く必要があります。『RAPPORT(ラポール)』 のような気軽に相談ができるカウンセリングを受けて、問題解決のプロに身を委ねてみるのも一つかもしれませんよ!

(山本 朱美)

【取材協力】

※ 渡部るり子・・・臨床心理士・EMDRセラピスト。アディクション、家族療法のトレーニングのためNYに約1年間留学。カウンセリング歴8年。精神分析、認知行動療法、家族療法、EMDR(トラウマケア)など、主に企業で働く人とそのご家族を対象にしたカウンセリングを行う。

【参考】

RAPPORT(ラポール) – 株式会社リクルートホールディングス

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