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【いぬねこ うちのこ】たいくん(3歳)と猫のザクロ/もりもとりえ さん

  • 2018.1.22
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犬や猫と暮らしながら、子育てをしているママをご紹介する「いぬねこ うちのこ」。第2回目は、3歳の息子さんと13歳の猫と一緒に暮らす、インスタグラマー&ブロガーのもりもと りえさんです。

ねこのにーちゃんとにんげんのおとうとのあったかくてやさしくて、らぶらぶな毎日を綴った書籍『ザクロとたい』1,000円(税別)/ぴあ

息子のたいくんと、猫のザクロの仲睦まじい日々を写したインスタグラムが人気で、出版されたばかりの書籍『ザクロとたい』も好評なもりもとさん。“うちのこのベストショット”、猫と暮らしながらする子育てについて、お話を伺いました。
もりもと りえさん プロフィール
インスタグラマー&ブロガー。新潟県在住の“猫変態”な専業主婦。どんぐり頭の息子・たいくんと、シロクロ模様の猫・ザクロの母。インスタグラムとブログで、ザクロとたいくんの様子を日々綴り、インスタグラムのフォロワー数は6.6万人を超える。書籍『みんなの猫ぐらし 家族と猫の、いとおしい日々。』(翔泳社)にも参加。著書に『ザクロとたい』(ぴあ)。
Instagram:@rie_mrmt
Blog:https://ameblo.jp/rie-mrmt/

■愛すべき「うちのこ」たちをご紹介!

・たいくん 3歳
・ザクロ 13歳 シロクロ模様、雑種の猫

たいはどんぐり頭の幼稚園、年少さん。生後5日からザクロと眠り、遊んでもらい、今では立派な猫変態へと成長。鉄道、ウルトラマン、ポップコーンが好き。

ザクロは、白黒模様でときどきハート模様が出てくる、心優しい猫のお兄ちゃん。仔猫の時に保護され、7歳の時にもりもと家にやってきました。弟のたいが赤ちゃんの時からずっと寄り添い、広い心で接してくれてきました。ママである私には、とっても甘えん坊です。

【ママに質問!】
1:猫とは、いつから一緒に暮らしていますか?

いつの間にか、仲良しが当たり前に。
息子が産まれる前から、一緒に暮らしています。初対面のときは、寝ている息子にそっと近づいて、くんくんと匂いを嗅いで、少し離れたところからじっと見つめていましたが、その日の夜には寄り添って眠っていました。

それからというものの、息子が寝てれば必ずくっつきにきて、夜中の授乳の際も一緒に起きてきてくれたり、息子が泣いてれば私を探しにきたり、立派に息子のお世話をしてくれていました。

【ママに質問!】
2:猫に「寂しい思いをさせている」と感じたことはありますか?

13歳のお誕生日はおめかししてお祝い
息子が産まれる前はザクロ中心に暮らしていたので、その頃と比べると子どもが産まれてからは、触れ合う時間はだいぶ減ってしまったと思います。でもありがたいことに、ザクロは息子と過ごす時間も好きなようで、結果的にいつも一緒にいます。

でも、息子が眠っている夜中の3時ごろから、ママを独り占めする時間は作ってあげるようにしています。私もザクロと密接に触れ合う時間が必要なので、ザクロのためというか、私のためかもしれません。

【ママに質問!】
3:猫と一緒に暮らして、お子さんにどんな変化がありましたか?

楽しいことも一緒に。
ザクロと暮らしているからなのかはわかりませんが、息子は心根の優しい子だと思います。私に対しても、パパに対しても、もちろんザクロに対してもそうですが、何より自分より小さい存在に対してとても優しい。

猫のマイペースさを身近で感じながら暮らしているからか、相手との適切な距離感というのはよくわかる方なのかもしれないです。他所で出会った赤ちゃんや、公園にいた野良猫に対しても、相手の様子を見ながら、近づける子には近づいて、そうじゃない子には距離を保ちながらも「かわいいねーかわいいねー」と愛でることができるのは、この年齢の子どもとしては上出来だな、と思っています。(残念ながら、親とザクロに対しては、その適切な距離が近すぎるのでガンガンきてしまいますが(笑))

最近すごいなと思ったのは、どれだけ家の中を走り回っていても、ザクロのしっぽだけは踏まないこと。ザクロの近くでは、ちゃんと気をつけながらスピードを落として、華麗に避けていきます。この反射神経は、猫と暮らしていなければ身につかなかったことかもしれませんね(笑)。

息子にとって、ザクロはお世話をする相手というより、仲間、兄弟という意識の方が強いようです。おやつや猫草をあげたり、おもちゃで遊んだり、自分にとっても楽しいことはやりたがります。

【ママに質問!】
4:猫のためにお子さんと決めているルールや習慣はありますか?

昼寝はいつも一緒。家中どこの部屋にも、ザクロがくつろげるスペースを作っていて、猫ベッドの数はとても多いそう。
ルールとして決めているわけではありませんが、わが家では「ザクロが心地よいことが1番」という基準があります。

ザクロが寝ているそばで、息子が激しい遊びをしようとしたら、「ザクロが寝ているよ」とひと声かければ違う場所に移動するし、私がザクロのお世話をしている時、息子はちゃんと終わるのを待っていてくれます。わが家の優先順位一位はザクロです。

【ママに質問!】
5:猫と暮らしながら子育てをすることのメリットは、ズバリ何でしょうか?

抱きかかえられるくらい、大きくなりました。
ザクロがいる環境で子育てをしていて、ふと、これは「命の授業」だなと思うことがあります。ザクロより小さかった息子がザクロを抱きかかえられるほど大きくなったこと。息子は赤ちゃんの時の写真を見ながら、自分の成長に、赤ちゃんの生命力に驚く日がくるのでしょう。

すべての命が対等であること。息子が3歳の今の時点で自信を持って言えます。人間だからえらいとか猫だから犬だから、小さい命だから虐待してもいいだなんて、うちの息子は絶対そんなことを思う人間になりません。絶対に。

そして、いつか必ずくるザクロとの別れの時、また一つザクロに教わるのでしょう。命が永遠でないこと、いつか別れがくること、それがとても悲しいこと、怖いこと、でもだから一緒にいる時間を大切に、思いやって過ごすべきなんだということ。

きっと、すべて、ザクロの体温を肌で感じてきたからこそ学べることだと思います。

【ママに質問!】
猫と暮らしたい! と考えているママさんに伝えたいことは?

ぼくのおやつはあげられないよ。
子どもは親の姿をよく見ています。家族に迎えるのなら、責任をもって、ちゃんと愛している姿をお子さんに見せてあげてほしいなと思います。

▼愛すべき「うちのこ」たちに伝えたい! ママからのメッセージ

「ありがとう。ありがとう。ありがとう。

たくさん愛をくれてありがとう。

これからもずっと、美味しくて、 心地よい毎日を送ろうね」

もりもと りえ

もりもと りえさん、ありがとうございました!


(赤木真弓)

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