OFF-WHITE、新世代のビジネススタイルを提案。

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パリメンズの初日を飾ったオフホワイトは、意外にも「ビジネス カジュアル」を打ち出した。80〜90年代にヴァージル・アブローが抱いた“大人のイメージ”や、当時の音楽シーンなど、懐かしさも満載。

パリメンズがスタートし、メンズコレクションもいよいよ終盤へ。今シーズン、オフホワイト（OFF-WHITE）が掲げたテーマは「Business Casual」。建築家、アーティスト、デザイナーなどの肩書きを持つヴァージル・アブローは、意外にもビジネススタイルを打ち出した。といっても、もちろんオーソドックスなものではなく、新世代のワークスタイルを意識したフレッシュな仕上がりに。グレーのストライプジャケットや、ノームコアを連想させるチノパンがオープニングを飾り、これまでのストリート色は若干和らいだ。

ヴァージルは、「夢に見ていた未来と現実との違い」にも着目したという。カジュアルなビジネススタイルやインダストリアルなデザインに加え、80年代後半から90年代前半の時代背景も参考にした模様。当時高校生だった彼が想像していた大人の姿が反映されているようだ。ビースティ・ボーイズのフライヤーをプリントしたり、1985年に登場したナイキ（NIKE）のエア ジョーダン1とのコラボ、ウィーザーの『Only in Dreams』のサウンドトラックなど、どこか懐かしさも漂う。

斜めボタンのポロシャツやペイントを施したパンツ、肘にジッパーが付いたアレンジのきくダウンコートなど、ディテールも冴えている。ヴァージルらしい遊び心でアップデートされた最旬ルックをビジネスシーンに取り入れてみてはどうだろう。

参照元：VOGUE JAPAN