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職場で涙が止まらなくなってしまいます【心屋仁之助 塾】

  • 2018.1.9
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メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「職場で涙が止まらなくなってしまうことが悩みです」という、みーさん(25歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。

© stock.adobe. kieferpix

■みーさんのお悩み
社会人3年目になりますが、毎日怒られてばかりで辛いです。そして、職場で涙が溢れてきて止まらなくなってしまうことが悩みです。私のミスだけではなく、理不尽な理由で怒られることもあります。

ミスをしたときは悔し涙、理不尽に怒られたときは「言い返したいけど先輩にそんなこと言えない」という、もどかしい涙です。目つきや態度が怖い女性上司への怯えからも、涙が出ることがあります。

私はもともと人前で泣くタイプではなく、厳しかった前の部署でも泣いたことはありませんでした。しかし今は心が弱っているのか、すぐに泣いてしまいます。色々と泣かない工夫もしていますが、今はもう効果なしです。

「怒りたくて怒ってる人はいない」「あなたのことを思って怒ってる」「成長を期待してるから怒ってる」といった言葉は聞き飽きました。仕事を頑張りたい気持ちはあるんです。こんな私が前に進める方法はないでしょうか。

※一部、質問内容を編集しています。

■心屋塾上級認定講師の小林威之さんより

みーさんこんにちは、心屋流カウンセラーの小林威之です。どうやら最近、お仕事であまりうまくいかないことが多いのですね。

本当につらいのであれば、その職場を辞めてもいいのです。辞めるのは、逃げることではありません。しんどくなりすぎて自分を見失い、「辞める」という選択肢すら浮かばなくなるのは、もっと危険です。みーさんが「やってみたい」「好きだな」と思える仕事に出会えるまで探し続けてもいいのです。

その選択肢も考えた上で、みーさんが「もうちょっと今の職場で頑張ってみたい」と思うならば、2つ、覚えておいてほしいことがあります。

1つ目は「理不尽な目に遭っているみーさんには、何も問題がない」ということです。

物事がうまくいっていないと、つい「自分に何か原因があるのではないか」と問題の原因探しを始めてしまいますが、それは全くの無駄です。仕事に対する能力が足りないならば、身に付ければいいだけ。知らないことがあるならば、学べばいいだけ。そこは問題ではないのです。

もし、知らないことを馬鹿にされたり、できないことをやって失敗し、責められたりするのであれば、それはみーさんの責任ではありません。馬鹿にした相手にも、仕事を任せた上司の側に問題がある。

仕事でうまくいかないこと、失敗して落ち込むようなことがあっても、上司や配属した人事の問題と考えて、みーさんは淡々と仕事をすればいいのです。みーさんは、何も悪くないのです。

2つ目は、みーさんはもう既にとても素晴らしい人だ、ということです。

みーさんは自分のことを「足りない」「まだまだ」と思っていませんか? 今よりももっともっと努力して、会社に貢献できるようになろうと頑張っていませんか?

もう、そんな必要はないのです。既にみーさんは、貢献できる人になっています。努力したり、頑張ったりするのは悪いことではありませんが、それを誰かに認めてもらう必要はないのです。

それよりも、まずはみーさん自身が自分のことを認めてあげてください。みーさんが、心の中で「まだ足りない」「もっとがんばれ」「もっとできるようになれ」「もっとちゃんと仕事しろ」と自分に言えば言うほど、上司や先輩の言葉がどんどん心に突き刺さってきます。

では、この状況を乗り越えるためにどうすればいいのか。実はとっておきの方法があります。知りたいですか?

それは「何もしなくてもいい」です。

みーさんはこれ以上、何もしなくてもいいのです。その時々の状況下で、「みーさんができること」だけをやっていればいいのです。

また理不尽に怒られることもあるかもしれません。それでも頑張りすぎることなく、時には定時に帰り、ちゃんと有給も使いましょう。

どうやら、自分らしく人生を生きている人や、好きなこと・やりたいことをして生きている人は、そうした理不尽な目に遭ってしまうことも多いようです。しかし、そうした「なぜだかわからないけど、理不尽な目に遭ってしまう人」たちも今回のような気づきを得ると、その後の人生をめちゃくちゃ楽しんで生きています。

みーさんも、今後の自分にぜひ期待してみてください。間違いなく素敵な未来が待っています。そう思ったらら、みーさんは明日から何をしてみたいですか? その「したいこと」に、ぜひ取り組んでみましょう。

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(小林威之)

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