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オテル・トゥミューが始めた美味健康朝食で、1日を開始。

  • 2018.1.6
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7区のオテル・トゥミュー。1階はブラッスリーで、2階にはミシュランで2つ星を得ているシルヴェストル・ワイッドによるガストロノミー・レストランがある。2017年12月から、シェフはクオリティの高い朝食を始めた。食事として、きちんと時間をかけて味わう価値がある朝食である。ホテルの宿泊者以外も利用できる美味なる朝食なので、いつの日かパリ滞在を考えるのならぜひ知っておくといいだろう。

オテル・トゥミューは15室のプチ・ブティック・ホテル。客室は250ユーロ〜。シルヴェストル・ワイッドのガストロノミー・レストランへは、1階のエントランス・ホールから脇の小さな階段をあがっていく。photos:Mariko OMURA

2つ星シェフ、シルヴェストル・ワイッドによるグルメな朝食。その目玉は「ル・ビアン・エートル」(48ユーロ)。

セットメニューは3種。そのうち、ここに来たからには試しておきたいのが“ウェル・ビーイング”を意味する朝食「ル・ビアン・エートル」だろう。デトックス、グルテンフリーといったキーワードを抑えつつも、ワイッドは味わい深く、時間をかけて楽しみたいグルメなメニューを構成した。抹茶のスコーンとレ・リボ、いちじくやくるみ入りのグルテンフリーのパンとアーモンドバター、特製グラノラとムッシュ・ファーブルのヤギの凝乳のはちみつ添え、アボカドとサーモンのマリネ、ほのかに牡蠣のような塩味を感じるツルナをあしらったホワイトオムレツ、ココナッツバターでローストしたマンゴー。これに3種のデトックス・ジュースと好みの温かい飲み物……晩餐ならぬ朝餐である。これは健康や身体のラインに気を配る女性だけでなく、“口福”な朝食で1日を気持ちよく過ごしたいすべての人のためのものだ。それに、ちょっと早めのブランチ的にこの「ル・ビアン・エートル」朝食をとれば、夕方まで空腹知らずでパリ歩きに励めるというのも悪くない。

クランベリー入りの抹茶のスコーンにはレ・リボが添えられる。グラノラと凝乳の味と量のバランスはパーフェクト。

ツルナと麻の実をのせたホワイトオムレツ。ココナッツバターでローストしたマンゴー。photos:Mariko OMURA

このほかのセットメニューは卵料理、冷菜、パンケーキあるいはゴーフルなどの「ル・トゥミュー」(38ユーロ)、コンチネンタルブレックファーストに季節のフルーツサラダがプラスされたシンプルな「ル・パリジャン」(28ユーロ)がある。そして、アラカルトの朝食も可能だ。

ル・トゥミュー(1名/38ユーロ)。本日のスムージー、好みのホットドリンク、冷菜(チーズ、シャルキュトリー、スモークサーモンかスモークのマリネ)、卵料理(スクランブルエッグ、ウフ・ア・ラ・コック、フライドエッグ、ホワイトオムレツからのチョイス)、ワッフルかパンケーキかパン・ペルデュ。

ル・パリジャン(1名/28ユーロ)。フレッシュ・フルーツ・ジュース、好みのホットドリンク、ヴィエノワズリー盛り合わせ、グリルしたパン(ボルディエのバターとジャムがセット)、季節のフルーツサラダ。

レストランの内装を手がけたのは、世界中から声がかかる人気の女性室内装飾家インディア・マーダヴィ。ブルジョワ・ボヘミアンのアパルトマンといった小洒落た雰囲気の中、朝、のんびりと美味しい時間を過ごすことを、パリ滞在のある日の最初のイベントに予定してみては?

レストラン・シルヴェストル・ワイッドの内装はホテルの客室と同じく、インディア・マーダヴィが手がけた。photo:Mariko OMURA

Restaurant Sylvestre Wahid
Hotel Thoumieux
79, rue Saint –Dominique
75007 Paris
tel:01 47 05 79 00(予約が望ましい)
朝食 7:30〜10:30(L.O.)
www.thoumieux.fr

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