睡眠診断士が教える!朝寝坊しないための睡眠法

日が短く寒い冬は、朝起きるのが辛くなりますよね。朝寝坊しないように目覚ましを何個もつけたりして、つい「朝いかに起きるか」という点に目がいきがちですが、実はもっと大切なことは、それ以前の「眠り方」そのものなようです。
そこで今回は、『ビジネスマンのための、いつも「ぐっすり」眠れる本』著者で睡眠診断士の岡本八大さんに、翌朝寝坊しないための良質な眠りかたについてお話を伺いました。

眠りのキーワードは、「ホルモン」と「潜在意識」

倉島:寒い季節は特に朝寝坊になりがちだと思いますが、早起きするためにはどんな眠り方が効果的でしょうか。
岡本:睡眠は「ホルモン」と「潜在意識」が深く関わっていますので、その仕組みを知って活用すると、とても効果的だと思います。
まず、眠りを司るのは、睡眠誘発ホルモンである「メラトニン」。周りの環境が暗い時に多く分泌され、明るくなると減少する性質があります。
ですので、目覚めやすくするのに効果的なのは、朝に部屋が明るくなる工夫をする事。就寝時にあらかじめカーテンは開けておいたり、レースカーテンだけにしておいたり。タイマーで点灯するライトを使うのも良いでしょう。
遮光カーテンは朝日をしっかりと遮ってしまうので、朝寝坊しがちな方にはオススメできません。

ワクワクを見つけて、「自然に起きられるスイッチ」をオン!

もうひとつの方法は、体を目覚めさせる働きをするホルモンである「コルチゾール」の分泌を、潜在意識からコントロールする方法です。
……なんていうと、難しく感じられるかもしれませんが私たちは本来、「目覚めたい時間に起きられる機能」を持っていて、知らないうちに実践してきていたのです。
例えば、普段仕事の日はなかなか起きられないのに、休日に楽しみにしていたレジャーに出かける時は、自然と目覚ましより早く起きられる……といった事がありませんか?
これは、前日から「こうしよう」と楽しみに思い描いていたことが潜在意識にインプットされていたので、きちんと起きられるわけです。
この例のように、私たちは普段、「意識」の中で思考・行動しているように思いがちですが、実は感じない意識……潜在意識の方が、ずっと影響が大きいといわれています。

普段の仕事の日にも、何か楽しい事やワクワクする事を見つける工夫……これがとても大切です。
仕事の中での小さな目標や達成感を見つけるのでもいいし、朝支度の時いつも見る鏡に、好きなものや人、場所の写真やそのイメージを書いた紙などを貼っておくのもいいでしょう。

主体的な姿勢が、昼も夜も充実したものにする

そもそも、つい「やらされている」感覚になりがちな仕事ですが、本来は誰からも強制されたわけではなく、「自分がこれをする」と選択・決断した結果のはずです。
受け身な気持ちのままではなくて、自分の事として主体的に取り組む視点を持つと、積極的にワクワクを見つけられて、日々も楽しいものになる。
結果として仕事も、そして眠る事にもメリハリがつけられるようになるのではないでしょうか。
倉島:はい、単なるノウハウだけではなく、気持ちにも踏み込んだ深いお話ですね。
岡本:仕事など、起きている時の活動に主体性を持って取り組むと、物事を前向きに捉えられ、活動的になれますから、夜は心地よく疲れて、深く良く眠れるようになる。だから翌日また元気いっぱい活動できる。そんなプラスの循環を作っていただける事を願っています。

良質な睡眠をとるための前向きなライフスタイルはぜひ参考にしたいもの。明日から「ワクワクする事」をちょっとずつでも考えて日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ライタープロフィール
スピーチコンサルタント・倉島 麻帆
スピーチコンサルタント、フリーアナウンサー。NHK、日経新聞など多数メディアに出演。脳科学・心理学メソッドも使い、好かれる「話し方・コミュニケーション」研修を、上場企業をはじめ全国で行っている。著書「引きつける話し方が身につく本」など多数。

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