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コリコリおいしいユニーク野菜「コールラビ」の調理法

  • 2017.12.31
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歯ごたえと甘みがある野菜「コールラビ」

面白い姿をしている「コールラビ」は、カブに似ているようにも見えます。しかし、実はアブラナ科の野菜で、キャベツと同じ部類です。食用とするのは、丸い形をした根元の部分。シャキシャキと噛みごたえのある食感が特徴で、ほんのりと甘みも感じられます。

コールラビには種類があります。緑色のものと赤紫色のものがありますが、皮をむいてみると中身は同じです。種類によって大きさが違うものもあります。

おいしいコールラビの選び方

コールラビは大きく育ちすぎると肉質が硬くなり、スが入りやすくなります。あまり大きすぎないサイズのものを選びましょう。目安としては、6~10cm程度のものが適当です。

サイズの見極めができたら次にポイントとなるのが重さ。大きいものだけでなく、軽いものにもスが入っていることがあります。手に取った時、ずっしりと重たいものを選びましょう。

さらに、食用となる丸く肥大した根元の部分がみずみずしく、茎葉がシャキッとしていて元気なものがおすすめです。

コールラビの下ごしらえ

生のままサラダや和え物にしても良し、煮ても炒めても良しのコールラビは、使い勝手の良い野菜です。漬物にしてもおいしく食べられます。

まずは茎とヘタの部分を切っていきます。次に皮剥きですが、剥き方が足りないとしっかり煮込んでも筋が残ってしまうため注意が必要です。カブの皮を剥く要領で、厚めに剥いておきましょう。皮剥きが済んだら、食べやすい大きさに切ります。

コールラビを使ったポトフの作り方

炒め物にする場合は、簡単に下茹でしておきましょう。いきなり炒めるよりも全体に火が通り、仕上がりがきれいです。

煮物は和洋中とあらゆる味付けにマッチします。ポトフを作る場合は、コールラビ、キャベツ、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、ソーセージ、パセリなどの野菜を用意し、食べやすい大きさにカット。野菜を鍋に入れ、ひたひたになるくらいのコンソメスープに、ローリエ、好みの香辛料を少し加えて強火にかけます。

あくを取ったら、弱めの中火で柔らかくなるまで煮込みます。最後に塩胡椒で味を調え、パセリをかけて完成です。

生のままでも、炒めても煮てもおいしく食べられるコールラビは、料理の幅を広げてくれる万能な野菜です。レシピに迷った時は、カブと同じようなものだと捉え、同様に調理するといいでしょう。

日本ではあまり量産されていない珍しい種類の野菜ですが、ビタミンCが豊富に含まれており、シャキシャキとした食感とほのかな甘みが魅力的です。寒い冬には温まる、煮込み料理にもぴったりなコールラビを使ってみてはいかがでしょうか。

監修:Niki.B.Shun

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