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「察してちゃん」妻からの脱却。夫に「やってもらいたいこと」を伝える効果バツグンの方法とは

  • 2017.12.28
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ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事「帰りが遅い夫『フラリーマン』を変えるには? 妻の上手な伝え方」で実施したアンケート。「夫に効果のあったアプローチ方法があったら教えてください」というアンケートの結果からみえてきたのは、“察してちゃん”妻から脱却する方法のようです。

© Tom Wang - stock.adobe.com

仕事が早く終わっても、まっすぐ家に帰ろうとしない男性“フラリーマン”。じつはちゅいママさんの夫も昔は“帰らなかった人=フラリーマン”だったそう。「夫はATM…」と思いかけたちゅいママさんでしたが、「夫と結婚しよう」と思ったのは自分だった…、その自分の選択は正しかったと思いたい。そこから「どうアプローチすれば夫は変わってくれるのか?」を模索していきます。ちゅいママさんの場合は、ちょっとおもしろく、笑えるように訴えるのが効果があったそうなのですが…。

そして、アンケートを実施した結果は…?
Q. 夫に理解してもらいやすいように「伝え方」を工夫したことがありますか? また、効果がありましたか?
工夫して、効果があった 32%
工夫している途中で、効果はこれから期待 21%
工夫し続けても効果がなくあきらめ気味 21%
工夫したことはない 26%
「工夫して、効果があった」と「工夫している途中で、効果はこれから期待」を合わせると53%に。約半数の人が夫へのアプローチに工夫をしていることがわかりました。

ちゅいママさんの記事を読んだ方からは、「『やめてほしい』と何度言っても直してくれない。でもちゅいママさんの記事を読んで、自分が工夫するべきだったのかと、目からうろこが落ちました」というメッセージも。

それでは、アンケート結果から得られた、みなさんが実施している工夫をご紹介します。

■だれもができる! 夫への気持ちの伝え方

© blanche - stock.adobe.com

家事の協力や子育てなど、毎日ちょっとずつたまっていく不満。それを感情に任せて夫に伝えてしまったら、お互いイライラが募りますよね。そこでまずはだれもが取りかかりやすいSNSやメールを使ったアプローチ方法をご紹介します。

「面と向かって言い合うと、売り言葉買い言葉になりヒートアップしてしまうので、LINEで淡々と思っていることを述べました。すると、『ごめん、そこまで考えてなかった』『今後気をつける』という言葉が返ってきて、お互い冷静になることができました」「うまく話せないので、気になる子育て記事をメールで送ったら、(夫が)実戦してくれたので、わが家はこの方法がアリなんだと思いました」「口に出すと感情的になってしまうので翌日の仕事中にLINEで伝えたり、1番つらい思いをしたときは手紙を書きました。冷静に言葉を選べるので、夫を責める内容ではなく自分がどう感じたか、『とても悲しかった』というような伝え方ができて良かったと思います」
「やさしい心と聞く耳をもって帰ってきて」とメールしたら、ケンカにならずに明るく伝えられたという意見も。メールなどだけで自分の気持ちをすべてわかってもらうのは難しいかもしれませんが、ここでのポイントはまず自分が冷静になって、何を伝えたいのか整理すること。怒りに任せてメッセージを送ってしまっては、意味がありません。

■おだてに乗りやすい素直なパパにはこんなアプローチ

© milatas - stock.adobe.com

子どもに弱いパパ、子ども溺愛パパには使えそうなのが、「子どもを使って、気持ちを伝える」という方法。おだてにのってくれる素直な夫向きかもしれませんね。

「子どもに『パパはこんなところがすばらしいんだよ!』と、夫がいる前で話します。夫は満足げだし、子どもも夫を尊敬するしで、親子の関係は良好。そして夫のなかでの私の株も上がっているようなので、本当におすすめです」「夫の前では楽しそうに子育てする。子どもたちと笑いあって、学校のこと友だちのこと、話すのが上手になってきた次男のかみかみ日本語のことなどを楽しそうに話す。そうしてると、夫は『なになに?』って混ざろうとしてくる。そして、一緒に笑いあう。でも子どもが寝たあとに、『本当は大変だった』と話すと、機嫌が良くちゃんと聞いてくれて、(私が)大変なことが伝わる」「子どものことを何にもやってくれない夫でしたが、息子が『今日はパパと保育園に行きたい』と言い出したことがあったんです。それから、朝の子どもの準備を手伝ってくれるようになりました。子どものお世話関係なら、子どもの口からの『パパがいいー』が絶大に効くと思います(笑)」
「子どもを使う」というと、少しズルいやり方と思ってしまいがちですが、ここで重要なことは夫不在時でも子どもに「パパはすごいね」と夫をほめること。そして忙しくて子どもに会える時間が少ない夫にも「子どもは『パパが大好き』って言っているよ」と、フォローすることが大切みたいです。

■「フラリーマン」に妻が賛成する悲しいワケ

© milatas - stock.adobe.com

ウーマンエキサイトでは、同時に次のアンケートも実施しました。
Q. 自分の夫は「フラリーマン」だと思いますか?
思う 7%
たまに思う 23%
思わない 70%
意外なことに自分の夫が「フラリーマン」だと思っていない人が70%も! 仕事が終わると家にまっすぐに帰る夫が多いみたいです。

しかし「(フラリーマンだと)思う」と答えた人も7%。また先ほどの「夫に理解してもらいやすいように「伝え方」を工夫したことがありますか? また、効果がありましたか?」の質問に、「工夫し続けても効果がなくあきらめ気味」と答えた人が21%います。

© buri - stock.adobe.com

「ほんとに自分勝手な夫。ATMなだけでも羨ましいです。お金も稼いでこない、年々金遣いが荒くなる。もう涙が出ないくらい泣きました。疲れました。私らしさを封印してアレコレしましたが、わが道を行く。モラハラ万歳なひと。見抜けなかった私に責任がありますが、そーゆー旦那もいます、と伝えさせてください」「がんばっても、効果ない。自分が変われば変わると信じてがんばるが、なにも効果ないと、しんどい。つらい。私のアラばかり探してはイラつかれる。いっそのこと、フラリーマンになってほしい。ありがとうは常に言っている。ごめんも常に言っている。疲れた」「(夫が)いない方が楽なので、永遠にフラリーマンのままでいいとおもっています。私自身が、マイペース過ぎて他人の言うことを聞かないので、夫教育なんて面倒。一人でなんでもやった方が楽。ATMのフラリーマン、最高です」
なかには、夫に強くものが言えず、自分の考えをまげて従ってきたという方が、ある日「私と生後間もない娘の身体と命より自分のやりたいことがそんなに大事か!」とキレてしまったといいます。その後、だんだんと夫は改善していったそう。

このように、怒って夫に伝えることに効果があると答えた人もいました。グチグチ毎日言うより、一日だけ大噴火の方が、本気度が伝わったのかもしれませんね。

■「妻の気持ちを察してくれる夫」は希少生物?!

© Paylessimages - stock.adobe.com

夫への伝え方で、もっとも多く集まった効果アリのアプローチ法が「具体的指示」というもの。「妻の気持ちを察してくれる夫」というのは、どうやら「白馬の王子様」レベルで、希少生物なのかもしれません。

「必ず口に出して具体的にどうして欲しいのかを伝えてます。察してもらうなんて男に期待するだけムダだと思っているので、したい事・やって欲しい事があるときは、【○○までに××したいから何時にアレを済ませてコレまでやっておきたい】みたいに、ざっくりとでもいいので予定や見立てを伝えると、夫もかなりの確率で【それなら△△すれば××までスムーズに行けるんじゃないかな?】みたいに、みずから考えるようになり、それが習慣づくといちいち具体的に言わなくても動いてくれるようになりました」「お願いするときはとにかく具体的に頼み、してくれたら文句言わない。必ずお礼を言い、大げさに喜ぶ。『食器洗って』というのではなく『汚れが少ない順に赤いスポンジで食器を洗って、その後青いスポンジで調理器具を洗って』とお願いします。結果的にシンクのゴミが回収されてなくてもお礼を言う。見えるところでやり直さない。そして次はシンクのゴミの回収まで口に出して頼む。うちはこれでお互いにストレス減少しました」「感情は抜きに、やってもらいたいことを指示。時間の目安を一緒に言うと効果的。たとえば、『何分までに片付け、そのあとトイレ、食事、食後30分たったら歯磨きさせるから、協力よろしくー!』とタイムテーブルを伝達。そのときに必ずダメ出ししない。先回りしならが、かるーーーく指示。これが成功の秘訣(ひけつ)です」
大切なことは感情的にならずに、要点を整理し、具体的にお願いする。そしてやってくれたら感謝。そのあとで改善点を伝える。

ドライに思える方法ですが、仕事現場ではあたり前のこと。家庭生活にまでこんな仕事モードはしんどいと思うかもしれませんが、多くの人が「効果あり」とする方法ということは、試してみる価値は大いにありますよね。

■「男脳」を効果的に使ったアプローチ

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よく心理テストなどで「男脳」「女脳」なんて言い方をすることがあります。よく言われるのが「女性は感情的、男性は理論的」など。先ほどの「具体的に指示する」も「男性は察することが苦手」と言われていることも、この「男脳」にあてはまる事例なのかもしれません。

そんな特性をうまく利用している意見をご紹介します。
「男性は、結果的にどうしてほしかったのかを求めていることが多いと思います。だから、感情的に怒りまくるのではなく、怒りがある程度収まってから、
(1)あなたにこういうことをされて(言われて)私はこう思った
(2)そうならないために、次回からはこうしてほしい と話すようにしています。怒りをひととおり静めるのが大変ですが…(苦笑)」「何かやって欲しいことは、『やってよ!』じゃなくて、『やってくれたら助かるんだけどな』。やってくれたら、『ありがとう』と褒めちぎる。やると言っておきながらやらないことが増えてくると、責めるのではなく、リストを作る。夫も仕事が忙しくて時間は限られているので、整理されたリストを見てやっていく方がいいみたい。これは男脳なんでしょうかね」「男の人は女の人とは違い正確に物事を伝えることで理解できることが多いように思います。だから、わが家は やんわりと物事を伝えるのではなく、正直な気持ちを的確に伝えるようにしています。仕事の一環のような感じですかね」「プレゼン作戦。どっちがいいのか悩んでいるとき、それぞれのメリットとデメリットを書き出して、『この点で悩んでるんだけど、どっちがいいと思う?』と尋ねることにしたら、向き合って論理的に回答してくれるようになりました。それまでは、ダラダラ話しても『興味ない』、『それだけじゃわからない』と、言われて話にならないこともあったので、よかったと思います」
男性心理をうまーく利用した妻がとった「あなたがいないと生きていけない」作戦なんてものも。「夫は頼りにされたい生き物なので、『私できない』とか『あなたなしでは無理』と言って弱い女になりました」。ほかにも「『ホントは頼りにしてるんだからね…』とポツリと言う」というアプローチ法をご紹介してくれた方もいます。

これらは、かなり女優力も必要そうですが、結構効くのかもしれませんね。

また夫が家事を担当したときは、多少変なところがあっても「感謝するのみ」という意見も多くありました。「多少、変な形になってても、死にません。夫がやってくれずに自分でやることになれば私は寝不足で死にます。夫に感謝の気持ちで接すれば、夫はどんどん喜んでやってくれると私は思います」という意見には大きくうなずいてしまいます。

「夫が何もしてくれない」「ちっともわかてくれない」と、とかく女性は言いがち。でもちゅいママさんも「どう動けば自分の望んでいるものを手に入れられるのか、結果を得るためにはどう動けばいいのか」を考えたといいます。自分の夫が「どうすれば動いてくれるのか」は、普段の生活からかなり読み取れるのではないでしょうか。

集まったアンケートからみえてくることは、夫婦ともに、お互いの事情や状況を理解してあげることが一番大事のようです。そしてそのために、自分の状況を上手に伝えること、相手の状況も理解しようとすることがポイントになるようです。

気持ちを伝えるのは、疲れている状況だとさらに面倒かもしれません。でも、「自分の伝え方にも問題があったかな?」とちょっと思うだけでも違うと思います。人それぞれ効果アリの方法が違うと思いますが、ぜひ見つけたいものですね。でも、本当に本当にダメだったら…その時は距離を取る覚悟で!
Q1. 自分の夫は「フラリーマン」だと思いますか?
Q2. 夫に理解してもらいやすいように「伝え方」を工夫したことがありますか? また、効果がありましたか?
アンケート回答数:646
(アンケート集計期間:2017/12/21~2017/12/25)
(ウーマンエキサイト編集部)

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