【男のホンネ】なんで冷たくなるの？賢者タイムの男心とは

「エッチが終わったあとの、いわゆる賢者タイムのとき、彼はわたしに背を向けてなにも喋りません。わたしはエッチの余韻を楽しみたくて、ハグしたりキスしたりしたいです。でも彼に抱きつくと『っぜ～な』と怒ります。彼はわたしのことが本当は嫌いなのでしょうか？」(29歳・看護師)

賢者タイムって、男が子供に戻っている時間のことです。

子供って、たとえば、3歳くらいの駄々っ子で、ミニカーを与えたらずっとミニカーで遊んでて…という、こういう子供のことです。

つまり「オトナじみたヘンな欲望がない状態」なわけです。

男を日々悩ませ続けている最大の煩悩である「セックスしたい！」が、一時的であるにせよスッキリクリアになったから。

性欲以外にも、誰もが知っているとおり、人はふつう食欲とか睡眠欲とかを持っていますが、そういうのは、彼はあなたとのデートの前に、ひとりで満たそうと思えば満たすことができますよね。

でも性欲だけは、ひとりで満たすことができない。

だからセックス終わりの賢者タイムのときの男は、いわば「100％煩悩に支配されていない状態」であり、それはたとえて言うなら3歳の子供のようなものです。

子供がミニカーで遊んでいるときに、「ねえねえ、ママと一緒にママゴトしようよ」と言っても、ふつう子供は聞かないですよね？

ずっとミニカーで遊んでいるはずです。

子供が近所の子たちと野球しているときに「ほら、もう3時よ、お勉強の時間よ」と言ったところで、嫌われる母親になることはあっても、好かれることはないでしょう。

オトナの理屈は、無邪気な子供には通用しないから。

賢者タイムをひとりたゆたっている彼は、たとえばこんな感じです。

だからあなたがハグしようとキスしようと「おれは今ひとりの時間を楽しみたい」と思うのみです。

しつこくすると、ご相談の文章にあるように「っぜ～な」と言われる、ということでしょう。

ところで、すごくエロい女子には、賢者タイムってないのでしょうか？

日々、男並みかそれ以上に「したい」と思っていて、ようやっとデートの日が来てセックスできました、となれば、女子だって、エッチ終わりに賢者になってもいいと思うのですが…でもしかし、女子の賢者タイムの相談といえば、彼の態度が冷たい、というものだけ…というのは、なにゆえ？

エロに熱心な女子の中で、この質問に答えてもいいという方は、ぜひ答えを教えてください。(ひとみしょう／文筆家)