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登園するのに一苦労! 子どもの“朝の支度”をスムーズにする方法3つ

  • 2015.1.16
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【ママからのご相談】

5歳の息子を持つママです。息子が幼稚園に行く際、朝の幼児番組に夢中で家から出ようとせず、また園に着いてもなかなか私から離れなくて困っています。周りの子は自分できちんと朝の支度ができているので焦ります。

●A. テレビ番組に表示される時間、指で数字を表して切り替えがうまくいくように話してみましょう。

ご相談ありがとうございます。ママライターの馬場じむこです。

5歳になると子どもが自分でやる部分が増え、行動の切り替えについてスムーズにいかせたいと思いますよね。私も毎日、次男と保育園に登園で、家から出るとき、園に着いて靴の履き替えをさせるときの声掛けをいろいろ試しています。

先日、幼児の発達について相談を受けている東京都の臨床心理士さんに、このような場合に子どもにどう話せばいいか、お話を伺ってきました。

●子どもの気持ちを切り替える方法3つ

●(1)テレビ番組の表示時刻を合図にする

『まず、家を出る際ですが、朝のテレビ番組は画面上に時間が表示されることが多いです。あらかじめ、「○分になったら支度をするからテレビ消すね」「○分になったら家を出るからね」というように、予告をしておくとスムーズにいきます。回数を重ねると子どもの方から、「○分だよ」と言ってきて、自ら準備態勢に入るようになってきます』(東京都/臨床心理士)

●(2)徒歩通園のときは歩きながら指さしで練習

『子どもは90%が視覚から情報が入るそうです。徒歩通園の場合であれば、指で1番、2番と出しながら、「園に着いたら1番目は靴を脱ごうね」「2番目は上履きを出そう」というように、数字と関連付けて短い言葉で予習しながら通園しましょう。

園に着いたときは、ママが指で1番と出して、「1番は靴を脱ぐよね」と話し、子どもに支度を思い出させましょう。この際、番号だけでなく、「靴を脱ぐよね」と行動部分まで言葉にするのがポイントです』(前出臨床心理士)

●(3)自転車通園のときは自転車を降りたときから練習

『自転車通園の場合は、徒歩のときより話せる時間が短くなってしまうので、自転車を降りたときから下駄箱までの間に、ママが指で1番と出して、「1番は靴を脱ぐよね」と、最初の1つ目の行動だけを練習しておくのがよいでしょう』(前出臨床心理士)

●なかなか離れないのは甘えたい気持ちもたくさんだから

なかなか離れられないのは、自分で支度をしたくない、できないというよりも、どうしてもお母さんが大好きで甘えたいという気持ちも大きいです。先生も子どものそういう気持ちはわかっているので大丈夫です。お母さんが帰ると、すぐに自分で支度をして部屋に入っていくことも多いそうです。

もしあまりにも手間取るようであれば、先生に相談して、子どもが用意をしやすいように声掛けをしてもらうのもいいでしょう。

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周りの友達がスムーズに支度をしている様子を見ると、つい焦ってしまいがちですが、数字と関連付けて切り替えを促すとうまくいくとのことです。ぜひ活用してみてくださいね。

(ライタープロフィール)

馬場じむこ(書評ブロガー)/東京都在住36歳。短大卒業後、一般事務・専業主婦を経て、長男が1歳の時に建材メーカーに再就職し、総務・労務も担当する経理主任として8年勤務。現在は税理士事務所にて経理事務業務のほか、Webや雑誌にてライティングを行う。夫、小学5年生の男子、保育園児の5歳男子と暮らす。著書『仕事も子育ても自分もうまくいく!「働くママ」の時間術』日本実業出版社より出版、台湾版も発売中。

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