“クールで仕事ができる女性”の代表格、ケイト・ウォルシュの素顔に迫る！

こんにちは。

海外ドラマコラムニストの伊藤ハルカです。

このコラムでは、海外ドラマの裏情報や、海外ドラマに登場する注目のセレブを紹介します。

今回は、大人気メディカルドラマ『グレイズ・アナトミー』のスピンオフとして、人気キャラ、アディソンを主役に描かれたハートフルメディカルドラマ『プライベート・プラクティス』で、そのアディソンを演じたケイト・ウォルシュにフォーカス！ ドラマの影響ですっかり「クールで仕事ができる女性」のイメージが定着したケイトだけど、実際はどんな女性なの？

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■『プライベート・プラクティス』のストーリーを簡単にご紹介！

シアトルにある大病院で働く医師たちの恋愛、苦悩と成長を描いた『グレイズ・アナトミー』のスピンオフドラマとして、人気を呼んだ『プライベート・プラクティス』。抜群の腕を持つ新生児外科医アディソンを中心に、大人で一流の6人の医師たちが、正解を出せない難病を前に、患者のために本気で悩みながらベストな医療を施していくハートフルメディカルドラマ。見どころは、バタバタなER、または大病院ドラマと違って、患者と医師の距離が近く、ゆっくりでもしっかりとストーリーが展開していくところ。また、真剣に仕事をする中で生まれる恋愛だって見逃せない。切ない恋愛もあれば、ピュアな恋愛もあって、医者の数だけ恋がある。見どころ満載なドラマです。

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■日本でインスピレーションを感じて役者の道へ！

1967年10月13日、カルフォルニア州サンンゼで生まれたケイト。アイルランド系の父親とイタリア系の母親をもち、幼少時代をサンノゼとアリゾナ州ツーソンで過ごします。アリゾナ大学を卒業後、一時日本に住んでいたことがあり、英語講師を務めるかたわらアルバイトでモデルをしていたそう。この経験でエンターテイメントの楽しさに目覚めた彼女は、その後シカゴに移り住み、有名なシアターワークショップで演劇を学びはじめます。その後、シカゴのラジオ番組でデビュー後、活動の拠点をニューヨークへ。そこではオフ・ブロードウェイのコメディ『Burn Manhattan』などに出演します。

■スリムなケイトがファットなボディに？

TVドラマに初めて出演したのは『The Drew Carey Show』というコメディドラマ。ここでは、主人公Drewの巨漢なガールフレンド役を演じています。『プライベート・プラクティス』に出演するケイトといえば、長身で鍛え上げた筋肉とスリムなボディがチャームポイント。彼女から"巨漢"な身体なんて一切想像できないのだけど、ケイトは演じるにあたり、fat suits（ファット・スーツ）という、身体にふくらみを出す超ヘビーなスーツを身にまとっていたらしい。本作で強烈なキャラクターを面白おかしく演じた彼女は、以降、様々なTVドラマに出演するようになります。

■当初は5話程度のゲスト出演だった！

多くのTVドラマにゲスト出演していたケイトの役者人生を変えることになったのが、救急医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』へのレギュラー出演。当初、5話程度のゲスト出演の予定だったものの、視聴者からの反響があまりにも大きく、急遽レギュラーキャストに昇格とすることになります。気が強くて、恋愛至上主義で、医師としての技術がピカイチなアディソンは視聴者から大人気で、やがて、『グレイズ・アナトミー』のアディソンを主役としたスピンオフ作品が登場することになります。それが、ケイトの役者人生に革命をもたらしたといっても過言ではない『プライベート・プラクティス』です。

■アディソンと共に成長し、卒業を決めたケイト

2作あわせると、ケイトがアディソンを演じた期間は約8年。この長き時間の中で、作中のアディソンが成長し、変化していくのは当然のこと。ケイトはそのアディソンの心境の変化や成長を非常に自然に表現しています。仕事の腕はピカイチなのに、不器用で人生をうまく生きられないアディソンが視聴者に愛されるのは、ケイトの演技力によるものも大きいかもしれませんね。

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アディソンの成長とともにケイト自身が成長するのもまた当然のこと。2012年6月にケイトは「アディソン」を卒業することを発表します。アディソン不在でシリーズを続行できないという判断のもと、本作は、ケイトのアディソン卒業にあわせ、シーズン6で終了することになります。

アディソン役を演じていた期間も、オフシーズンにはオフ・ブロードウェイや舞台などで活躍していたケイト。最近では、『Bad Judge』という新作コメディドラマで主演の敏腕弁護士を演じていました。アディソン卒業後も様々な顔を見せてくれるケイトの今後の活躍が見逃せないですね！

Text Haruka Ito