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家で出来る!「ウールコート&ダウンコート」の洗いかた

  • 2015.1.15
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冬の間お世話になるコートやダウンジャケット、毎日使っていると、徐々に薄汚れてきますよね。春先にクリーニングに出すものの、それまで1回も洗わないというのは、ちょっと汚い気もする……。

かといって、毎回クリーニングに出すのは大変! 自分で洗えたらいいのにと思いませんか?

そこで今回は、寒い英国で長〜い冬を越す筆者(ファッション業界出身)がウールコート、ダウンのおうち洗いについてご紹介します。

■ウールコートの洗い方

まずは、洗濯表示タグを確認しましょう。

ほとんどの場合がドライマーク表示のはず。通常なら、即クリーニング……。しかし、水温や洗い方を気をつけることで、収縮や生地の傷みを最小限に抑えて、自宅で洗濯できるんですよ。

(1)お湯ではなく、水で洗う

汗など水溶性の汚れは、ドライより水洗いのほうが効果的ですが、お湯は厳禁。必ず水で洗いましょう。直接洗濯機に放り込むのではなく、必ず洗濯ネットに畳んで入れて。ドライマーク対応の洗剤で、水流は弱めの「手洗いコース」を選択しましょう。手洗いコースがない場合は、水流の「弱」か、手洗いで。

(2)アイロンがけは低温のスチームを当てる

型崩れの恐れもあり、洗濯後のアイロン掛けは必須です。コツは服に直接アイロンを当てずに、スチームの湯気だけ当てるようにすること。ウールは高温に弱いのでスチームの温度調整ができるなら、低から中くらいで充分。

モノによっては表面が毛羽立ったり、表地が縮んで裏地が余り、着用時に裏地が裾や袖口からはみ出たりします。特に裏地に使用されることの多いアクリルは、洗濯で逆に伸びる性質があるので、いずれも覚悟は必要です。

■ダウンコートの洗い方

ダウンコートは、機械任せではなく、手洗いで行いましょう。

(1)襟や袖口は部分洗いを

まず、襟や袖口の汚れから部分洗いします。おしゃれ着用などの中性洗剤を使ってくださいね。

表示より濃いめの希釈にした洗濯液をスポンジに含ませ、汚れているところにトントンと叩きます。洗濯ブラシを使う場合、摩擦も強く生地に負担がかかるので強くこすらないように。表地がコーティング素材の場合は、ブラシ使用は避けたほうがいいでしょう。

(2)全体は優しく「押し洗い」、脱水は30秒

洗濯機の洗濯槽に水をため、中性洗剤を表示通り量って入れます。ダウンコートは水に浮くので、手で押して沈めながら数十回押し洗いを。

すすぎも同様に、水の中で押し洗いしながら、洗濯液を流します。脱水は30秒くらいで止めて、タオルで挟んで水気が出なくなるまで押して水気を切って。

(3)日光には当てず、羽毛をほぐして

干すときは風通しの良い場所で陰干ししましょう。強い日光に当てると中の羽毛が硬くなってしまいます。何度かやさしくたたいて、中身が一か所に偏ってまとまらないよう定期的に中の羽毛のかたまりをほぐして。

乾ききるまで2~3日かかりますが、乾いたと思ったら念のため、もう1日干しておきましょう。

もちろん、クリーニングでプロにお任せするのが、安心という意味では1番。

しかし、クリーニングに出すほどでは……という時はぜひ参考にしてみてくださいね。

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